「東京シューレ葛飾中学校」は、2007年に開講した、不登校支援のための私立中学校です。
本日は、「大葛祭」という文化祭が行われました。
在校生によるシンポジウムでは、「前の学校は基本毎日だから、なんで来なかったの?って言われるけど、ここは言われないから安心」「週に1日は来ようって決めてる」など4人の生徒が話してくれました。
奥地圭子学園長は、私が教員を目指して学んでいた時から、全国の学習会にもおいでいただいていた方です。
不登校の子たちに関わって、40年になるそうです。
2016年に、学校へ戻そう、でなくていい。いろんな学びがあるのだ、ということを国が認めてから、おとなは、子どもの「行きたくない」を受け止めていい。
子ども自身も、安心できるように、こころ安らかに、楽しいって思うこと、やりたいと思うことをして、生きてるっていう自分を受け入れていいのだ、ということを、話してくださいました。
そうはいっても、不登校になった時、お家に閉じこもるようになった時、子ども自身も、親ごさんも、どんなに不安でいっぱいになるでしょう。
東京シューレには、「親の会」があります。
第3土曜日午前中。ここの学校でなくてもいい。どこの地域に暮らしていてもいい。何歳の子であってもいい。
心配は、親ごさんだけで悩まないで。ひとりじゃない、ということ、そして、こんな時にはこうしたら、ということを話し合える場であるということです。
11月30日には、グリーンパレスで、「不登校と多様な学びを考える」という講演会も開かれます!
講演会のお問い合わせは、「東京シューレ江戸川小学校」03-5879-3157へ。
後援は、江戸川区教育委員会。お申し込みは、11/26迄です。
10/31には、文部科学省が2023年度の不登校生徒数を公表。
小学生は13万370人(47人に1人が不登校)、
中学生は21万6112人(15人に1人が不登校)、
高校生は6万8770人(43人に1人が不登校)、
過去最多を更新とのこと。
ここから考えなければならないこと、たくさんあるのだと思います。