【長野県松本市*松本少年刑務所】
■ここには、日本でただ一つの「刑務所内の中学校」があります。
■昭和28年頃、受刑者の80%が中学校未卒業であり、再犯者が多い中、基礎的学力を持ち合わせていないことで、再犯につながっていると考えた当時の関係者達が要望をして設立された中学校だそうです。これまでの卒業生は776名。
■中学3年生として、一日7単元の授業を行いながら、1年間、学び直しをし、卒業証書を授与されます。
70年の節となる今年4月、初めての女性受刑者が入学。松本少年刑務所から、全国に募集をかけ、今年は、女性5名が入学しました。
■中学の学び直しをする1年を終え、また、刑務所を出てからの後追いは、元の施設に戻ることが基本になるので把握しかねるとのこと。
しかし、学び直しをすることで、再犯につながっていないということがわかったとしたら、それは、再犯防止の大きな力になると考えられるため、ぜひとも後追いをしていただきたいと考え、要望いたしました。
■また、今年初めて女性の入学が認められたということは大変喜ばしいことなのですが、そのために、男性受刑者の入学はできなくなっています。
そもそも、学び直しをしたいと思うことに、性別は関係ありません。枠を広げていただきたいと願うものです。
設立時の崇高な考えを今こそ広げていく時ではないだろうかと考えます。
◆今年8月5〜7日に、福祉健康委員会で視察に行きました。順次ご報告いたしますね。
◆写真は、刑務所内は撮れません。職員の出入り口にある姿見は撮って良いと言われました。「容姿端正」これを見て、きちっとして仕事に向かう、刑務官の皆さんのお仕事ぶりが伺えます。
◆なんと、忘れたことのないコンタクトを忘れました。中学生の時からお世話になっている眼鏡屋さんにお電話したら、すぐに泊まるホテルに送ってくださいました。町の眼鏡屋さんの心意気に感激です✨