❶100年後の安心のためのTOKYO強靭化世界会議ー5月8日にイタリア文化会館で開かれた会議に参加をさせていただきました。
江戸川区で土木部長をされていた土屋信行先生(現在、市民防災まちづくり塾の塾長として勉強会や見学会を開催されています)が、世界会議の事務局長を務め、各界の研究者の方々からのご提言がありました。
「世界中の名だたる保険会社が東京・横浜の自然災害リスク評価を世界1ハイリスクだと公表し、そのリスク指数は第2位のサンフランシスコの約4倍」!
そこで「これからの100年も首都東京が発展していくためには、危機への新たな防護策への展開が必要」だとして、「国内はもとより世界中の知見を集め、この困難に立ち向かうために」ということをこの会議の目的として、開催されました。
研究者の方々の提言は、儲けとか、名誉とか、そういうものではなく、純粋に、命を守るためにどうしたら良いのか、ということを考え続けておられるのだと、私は実感して帰ってきました。
600ページにも及ぶ冊子が、右上のものです。その下が、シンポジウムの様子です。
❷6月1日には、「NPO法人首都圏防災市連絡会」さん主催の、水害時における「マイ・タイムライン」作成の指導者研修会が行われ、河川情報センターの先生の研修を受けてきました。
洪水ハザードマップで「浸水深」「浸水継続時間」「家屋倒壊等氾濫想定区域」など、のチェックをしながら、逃げ方を考えるというものです。
「逃げキッド」これが、とてもわかりやすい教材ですので、一緒に勉強しましょう。呼んでいただければ、私、お伝えしに参ります!数人からでOKです!
その日は、その後、SUG(災害対応運営ゲーム)も教えていただきました。
急いで学んで、急いで進めないとならない。防災士会の開催してくださる勉強会の水準はとても高いもので、参加させていただけて大変ありがたいことです。
❸そして、昨晩は、マンションと町会の合同震災訓練についての取材を、新聞社の方から受けました。
私の住む町会では、災害時に誰一人も死者を出さない。関連死も出さない。そのための地区防災計画「TASCAL(たすかる)」を作ろうとしています。そして、来週には五回目の取り組みとして、マンション震災訓練への参加をします。
そのことについての取材だったのですが、改めて、マンションの方々のこれまでのご努力、そして、地域との連携のあり方をどうしていくかについて、記者さんに聞いていただいたことで、これからさらに深く考えることができるとても良い時間になりました。
◼️研究者の皆さんから学び、防災士の皆さんから研修を受け、そして、地域での実践を重ねていく。