会議 | 令和5年12月 健康推進・熟年者支援特別委員会-12月20日-07号 |
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日付 | 令和5年12月20日(水) |
開会 | 午後1時30分 |
閉会 | 午後2時49分 |
場所 | 第4委員会室 |
案件 | 1 案件 みんなのえどがわ健康いきいきプラン(江戸川区健康増進計画)について 2 執行部報告 健康増進に関する連携協定締結について |
【みんなのえどがわ健康いきいきプラン(江戸川区健康増進計画)について】
◆間宮由美 委員 先ほど、小林委員から健康に対する無関心層ということでご質問がありました。先ほどは課長から若い世代ということでのお話があったわけなんですけれども、私そこにもう一つ忙しい母ということがあるのではないかなと思っています。その忙しいというのは、子育ての中で忙しい。例えば子どものことでいっぱいで特に障害を持ったお子さんのお母さんなんかは子どものことでいっぱいで自分の体のことはもう後回しとよくおっしゃる方がいます。例えばそういうこと。あるいはまた貧困、お金の工面でいっぱいになってしまっていて、体のことはもう顧みることもできない、余裕がない、そういったことの中で負の連鎖が起きてきているのではないかなと思うところなんです。いただいた資料の中の3ページ、5ページ、6ページ、ここを見ますと、特にそこら辺も裏付けられるかなと思ったんですが、3ページのところでは、区ではがんなどの生活習慣病による死亡が多くて、全国と比較しても平均寿命が短いとありました。それを隣のページの5ページを見ますと確かに糖尿病ですとかがんですとか、全国平均より上回って死亡率が出ています。さらに見てみますと、その自殺というところでも女性の率が大変多くなっている、男性が全国平均より低いという、ここのところもこれはよいこととして、ここもなぜかということも解き明かしていく必要があるのかなと思うんですけれども、特にその女性の自殺の率が多くなっている。その下を見ますと、女性の喫煙というのが、これがまた飛び抜けて多くなっています。毎日飲酒するという人、飲酒量の2合3合という方も多い。先日1日の飲酒量について、がんなどにならないための飲酒量というのが出されたばかりですけれども、それからしても相当多いんだろうなと思うのです。さらにこれは健診の質問票に書かれているものですから、健診を受けていない人をプラスすると、もっとこの喫煙とか飲酒というのが多くなるのではないかなと思うのです。そうしたときに、私は江戸川区の女性ということを考えたときに、1人で悩んでいる人が多いと見ることができるのではないかなということを、一つ思いました。そういった方々にどうアプローチしていくのかということが、この健康格差の縮小という目標が掲げられていますが、そこにアプローチしていく一つかなと思います。もう一つは小さいときからの環境だと思います。喫煙について言うと、やはり近くで喫煙している環境があるかどうかということはすごく大きいと思うのです。また、喫煙とそれから先ほど歯のお話もありましたけれども、健康なご長寿は、大体ご自分の歯を持っていらっしゃる方が多いと思います。しかし、そこに気を遣うことができなかった環境の方々、刑務所での健康調査という公表があったんですけれども、その中でやはり一番ひどかったのが歯がない、歯が痛んでいるという方の調査結果も出ています。そこがまた犯罪にも結びついていっているということで、いろいろなところからやっぱり小さいときからの環境の中での、健康を考えられる環境であったのかそうでないのかということ、こういったことも今後考えていく必要があるのではないかなというふうに思ったところです。健康格差の縮小というところでは、今後、私は今いただいて本当にさっとでしかないんですけれども、ずっとこれを考えてこられた区として縮小というところではどのようにお考えになっているかというのを1点お聞きしたいと思います。
また、もう1点は、38ページのところで、企業との協働のところがございました。日本の労働者の半数を超える人たちが仕事に関して強い不安やストレスを感じている。労働者の健康確保対策においては、特にメンタル不調や過重労働による健康障害が課題となっているということで、企業との協働なんかが大切ではないかということが書かれているわけなんですけれども、私はこれらを推進していく区役所の職員というのも、もう先頭になってここのところを考える必要があるだろうと思っています。区役所からここの面についても変えていく、そこを見せていく、伝えていくという必要があるのではないかな。必要のないストレスというのは、なければいいというものでもなくて、必要のあるストレスというのもあると思います。でも、必要のない不安やストレスは必要ないものだと思います。ですので、区役所としては、ここはどのように推進していかれるお考えか、その2点をお聞かせください。はい。
◎菊池佳子 健康サービス課長 お子さんの件、忙しい家庭、その無関心層のところの前段のところの若い世代が先ほど吉澤課長のほうから話があったのですけれども、その他にも、子育て世代、本当に忙しくてとか、今、間宮委員がおっしゃったようにいろいろな背景がある方たちへのアプローチどうしているかというところなんですけれども、なかなか改善に向かうには難しいことではあるのですけれども、健康サービス課のほうでご承知のとおり、妊娠したところから全数面談するんですけれども、必ずそこで全て細かくではないんですけれども、たばこは吸っているかとかお酒はどうかとか、それが一緒に同居しているご家族、ご主人も含めてなんですけれども、そういう方がいるかいないか、いた場合はどうしたらやめられるかやめられないかというところもなかなか難しいんですけれども、やめられたらいいですよね、減らせたらいいですよねという話をしながら、あとはスタートがそこから入ることが多いんですけれども、乳幼児健診、三、四か月児健診ですとか、1歳半、3歳児健診、あと1歳と2歳と2歳半で今歯科のアプローチがあるんですけれども、そのところでも、もうしつこいほどにたばこの話とかは聞いていて、前も聞いたんですけれども、どうですか変わりましたかみたいなところでこつこつと1本でも少なくやめる方向にいかないかどうかというようなアプローチは、これまでもしてはきているのですけれども、それでもあの結果だったということで、先ほど健診を受診した方の結果でということなんですけれども、赤ちゃんの健診を受けに来ている方は、そういった形で喫煙しているかどうかも確認はしていて、そこの値が今すみません、手元にないので、何割かというのが言えないんですけれども、やはり状況としては、少しずつは改善の方向にはきているというのは聞いてはいるんですけれども、そこはこれからも引き続き強化していきたいなというふうに考えております。その際に、必ず子どもの健診で来ていますけれども、お父さんお母さん含めてご家族も健診受けてねというところは、お話はしてはいるところなんですけれども、それが行動に行ったかどうかまではちょっと追い切れていないというところで、繰り返しそれをメッセージを送っているというような状況でございます。
◎吉澤太良 健康推進課長 2点目もなんですけれども、1点目については今サービス課長からお話しいただいたとおりでありますが、今日の説明の中で言えば資料に、国の表現でいいますライフコースアプローチ、ライフステージに沿った、やはり健康づくり政策というところにやはりなってくるのかなというふうに思います。区としては誰もがといいますか、どなたもそういったサービス支援を受けられるようにというふうにはやってはいるんですけれども、今、間宮委員にご指摘あったようなその事情、家庭の状況だとかで必ずしもそうはならないという人がいるのが一つ課題なのではないかというご指摘かと思いますので、改めてそういった方たちにどうやって手を差し伸べると言ったらあれですが、アプローチできるかということは引き続き考えていかなければならないかなと思っております。
職員の関係は、先ほど田中委員からのご意見の中でもありましたけれども、職員課がメインにはなるでしょうが、会社としての区としての働きやすさというものは、当然常に考えて進めてきているわけでありますけれども、先ほど、田中委員もお話いただいたとおり、今回の協定を締結する企業はまさにその健康経営のメニューを持っているので、協定を機にまた改めて職員課とも健康についての取組みに関しては話もしておりますので、その隗より始めよというような部分も我々も十分認識しておりますので、引き続きそういった視点で区役所という企業体としても取り組んでまいりたいと思っております。
◆間宮由美 委員 区役所から始まっていくということを、やっぱり役所の職員の方が、本当に生き生きと言ってくださることというのは、区民にとって何より大事なことだと思いますので、そこについては、ぜひよろしくお願いしたいと思います。
また、先ほど妊婦さんへの面接のところからずっと子どもたちの健診のところ、ずっとずっとその小さいときに追いかけてくださるということで、そのときに本当に丁寧に接してくださろうとしているというのは、大変よく分かるところです。ここのところでつながるということがまずとても大事なことだと思います。全員のぜひ妊婦さんとつながってほしいということとともに、そこからつながった、そこのときにはお母さんになった人たちがちょっとは一緒に、区の保健師さんの指導なんかも聞く耳があったりしても、少し子どもが大きくなってくると、そこのところから離れてしまって、また自分のことはもう自分の体のこともどうでもいいというふうになってしまっている親御さんも多いなというふうにも感じます。ついさっきの電話もそうだったんですけれども、3人の子の発達障害の子のお母さんからだったんですけれども、初めての方なんですけれども、もう自分も子どもから離れたい、自分は弱い母親ですと来ましたが、ずっとずっとやっぱりずっと苦しんでいたということをお話しくださいました。だから、妊婦さんのときにせっかくつながっていただいたそこのところを、今度さらに一歩進めてもう少し長くつながれる、そういった仕組みづくりというのも今後考えていっていただくことができるといいなというふうに思っています。
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