会議 | 令和5年12月 文教委員会-12月19日-10号 |
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日付 | 令和5年12月19日(火) |
開会 | 午前10時00分 |
閉会 | 午前10時53分 |
場所 | 第4委員会室 |
案件 | 1 陳情審査 第5号、第6号…継続 第5号:船堀駅前地区まちづくりに関する陳情 第6号:中学校英語スピーキングテスト結果の令和6年度都立高校入試への活用中止に関する陳情 2 所管事務調査…継続 3 執行部報告 (1) 令和6年 江戸川区二十歳を祝う会について (2) 学校給食で提供した食材について (3) 令和5年度版「学校適正配置の考え方」の更新について 4 その他 |
【第6号:中学校英語スピーキングテスト結果の令和6年度都立高校入試への活用中止に関する陳情について】
◆間宮由美 委員 まず、前回の委員会で関わった子どもたちや教員へのアンケートのことをお聞きしましたところ、教育委員会としては東京都からの人数調査の回答の際に、同時に書けるように江戸川区として自由意見の欄を設けたとご報告がありました。これは、江戸川区として独自に意見を聞く姿勢を持ってくださったということであり、大変ありがたいことだと感じています。
ところが、記述があったのは32校中4校ということでした。これは英語科の先生方が問題点、あるいは評価できる点を考えていないからではなくて、まずは提出までの日にちの関係があると考えます。26日にテストの実施、教育委員会の締切りは28日ということです。その中で、さらに英語科として会議を持って意見をまとめるというのはとても難しいことではなかったかと思います。
ですから、自由意見を書けた方も、個人的な意見でしか書けなかった、あるいは個人的な意見では書かないほうがよいと考え、書かなかったかもしれません。さらには、そのような自由意見を書くことができる調査が来ていることも知らなかったという声もお聞きしました。せっかく江戸川区は独自に自由意見を聞こうとしてくださったものの、時間の制限があり、それがかなわなかったと見ることはできないでしょうか。
そこから考えると、やはり次に向かうためには、改めて各学校の英語の先生方にご意見を聞いていただきたい。それは先生方のご負担を増やすということではなくて、逆に教育委員会が現場の先生方の声をしっかりと聞こうとしてくださっているということとして、先生方を励ますことにつながると考えます。
英語の話す力を伸ばすこと、そのために何をしたらよいのかということ、これを改めて英語科の先生方と膝を突き合わせてお話いただくこと、そのことが子どもたちの力を本当に伸ばしていくことにつながるのではないかと考えるものです。
前回の試験と同様に今回のESAT-Jでも、周りの声が聞こえた、15分のテストに対して4時間の待機時間と長かったこと、また、未受験者の扱いなど入試としての公平性の欠如、そのほかにも受験勉強と並行してスピーキングテストをやらせる意義はあるのかと疑問に感じる、働き方改革の意味を含めて自分は廃止にしていただきたいと感じた、受験報告書のシステムが分かりにくい、申込み・前日指導など受験と同等の負担が英語科や3学年教員にかかっている、全体を通して仕事量が多くなっているという先生方のご苦労も多く出されていたということは、教育委員会としてもおつかみくださっているところでございました。
ESAT-Jにつきましては、問題点を残したまま次の業者に引き継いでいくことになるわけですが、数々の問題点を残したままであるということは変わりなく、入学試験としてそのまま利用するということについてはやめてほしいというこの陳情の趣旨は妥当と考え、私たちの会派としては賛成をいたします。
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【第5号:船堀駅前地区まちづくりに関する陳情について】
◆間宮由美 委員 前回の委員会の中で図書館の在り方、特に人口に応じた図書館の配置の数等を考えたときに、半径1キロ圏内、徒歩圏内に必要であるということが前回も示されたところだと思います。あとは、そこに置くものがサテライトなのか、あるいは図書館なのかということを考えていく必要があるかと思っています。
ただ、この間、委員会のやり取りの中でも明らかになってきましたように、サテライトが図書館の機能を持つものかということを問うたときに、サテライトは図書館補完するものではあるけれども、図書館そのものではないということも明らかになってきたかと思います。
ですから、今、課長のほうからお話がありましたが、サテライト自体の中身も今後検討に値するということでありました。もちろん、サテライト自体を充実させていくということは今後必要になってくると思います。
ただ、先ほどのお話の中でもありましたが、現在のサテライトが返却が主になっているということでした。返却が主になっているということで、もちろん内容を充実させていくという今後のことはあるにせよ、しかし、サテライトとはやはり図書館そのものではなく、補完するものでしかならないのだと思うところです。
現在、各図書館では様々な行事が行われています。改めて、どのような行事が行われているか、また、なぜ図書館において様々な行事を行おうとされているのかということをお聞きしたいと思います。
◎安田健二 文化課長 各図書館で行われている行事というものについては、毎月図書館イベント情報というものを出させていただいて、それで皆さんに周知をさせていただいているところでございます。一例をお話しさせていただきますと、例えば中央図書館では映画の上映会とか、あとは、クリスマスコンサート、そういったものもありますし、それからあと、おはなし会とか、それは様々な図書館でもおはなし会とか人形劇、それからあとはバルーンアートとかそういったものも含めて様々なイベントを提供させていただいております。
こういったイベントを開催する背景には、今回の図書館基本計画の検討委員会の話の中でもありましたように、今後の図書館の在り方というものは、今までは貸す、借りるだけのものであったのが、集いの場であるとかコミュニケーションの場所であるという、そういう図書館の在り方についてもしっかり考えていくということで、これは私自身もこの部署に来て初めて知ったのですけれども、いわゆる騒げる図書館というようなものが実際に国内にも設置されている場所があるということで、あと、極端なこと言うと、お茶が飲める、コーヒーが飲めるとかそういった場所もあったりとか、要は図書館の在り方というのが単純に貸し借りだけではなく、人とのつながる場所、知的なものはもちろん集約する場所ではあるんですが、そのほかにおいて、人と人との関わりというものも今後しっかり考えていこうというようなコンセプトで、これからも考えていければというふうに思っているところです。
◆間宮由美 委員 知ということとともに、人と人との関わりということで、図書館が今後またさらに充実していく方向に向かっていくのだと思います。
そのことから考えたときに、やはり図書館が近くにあるということ、このことというのは非常に大切なことだと思います。
江戸川区の学校の小中学校には、図書館から職員の方が来て、巡回指導をしてくださることになっているわけです。これは生涯学習にもつながっていくということを、区長もこの間の本会議でもお話しされていました。ということは、やはり図書館自体があるということが必要なのだと私は考えます。
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【学校給食で提供した食材について】
◆間宮由美 委員 まずは、重大な健康被害が今のところないということで、それは本当によかったことだと思います。
原材料の小麦から出てきたということ、カビ毒の一種が検出されたということで、それについてはなぜかということについては今調査中であるということでしたので、ぜひこれについては原因が分かり次第お知らせをいただきたいと思います。
それで、子どもたちの、児童・生徒の健康状況を確認したということなのですが、これは各学校にこのようなカビ毒の一種が検出されたものを給食に提供したのですということをお知らせして、食べた子どもたちもそれを知っているということになりますか。そこまでお聞きをしての健康状況の把握なのでしょうか。
◎大關一彦 学務課長 まず一義的に、こちらの給食を出した学校で嘔吐とか腹痛を起こした子がいるかどうかということを確認しました。その後、12日に報告があって13日以降に学校から保護者に宛てて通知を、こういったカビ毒が入っていたということを通知を送っております。
◆間宮由美 委員 承知しました。
では、当該の学校では皆さん、保護者の方も子どもたちも分かっているということですね。承知いたしました。
隠すことではないと思うというか、きちんとそのことによって自分の健康状態も確認していくということが、子どもたち自身ができることも必要だと思いますので、お知らせいただいたことはよかったことと思います。
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