会議 | 令和5年 7月 文教委員会-07月12日-04号 |
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日付 | 令和5年7月12日(水) |
開会 | 午前10時00分 |
閉会 | 午前11時01分 |
場所 | 第4委員会室 |
案件 | 1 請願・陳情審査 第3号、第5号、第6号、第12号…継続 第3号:小中学校の給食費の無償化を求める陳情 第5号:船堀駅前地区まちづくりに関する陳情 第6号:中学校英語スピーキングテスト結果の令和6年度都立高校入試への活用中止に関する陳情 第12号:子どもたちの心身の健康を守る、給食への有機食材導入の請願 2 所管事務調査…継続 3 執行部報告 (1)「(仮称)江戸川区立図書館基本計画」の策定について (2)文化施設及びスポーツ施設における大規模改修について (3)第2回江戸川区羽根田卓也杯カヌー大会の開催について 4 その他 |
【第12号:子どもたちの心身の健康を守る、給食への有機食材導入の請願について】
◆間宮由美 委員 私は2点の資料要求と2点お願いがございます。
まず資料の1点目ですが、記書きの1、2に関してです。この記書きの1を実現するためには、今の食材をほとんど全てなしにするということであり、今の業者さんもほとんど全てなしにするということになるかと思います。現在、一つの学校で給食には幾つの業者が関わっているかということ、おおよその数で結構ですのでお示しください。
2点目の資料は、これは今ほどのお話の中にもございましたが、お弁当を持ってきてよいという場合はどのような場合に認められているかということでございます。
二つのお願いというのは、記書きの2を見ますと陳情者の意図をきちんと理解をしたいと思っております。もしできるなら陳情者にお聞きをいただきたいと思うことなんですけれども、まず1点目がその牛乳を排除する理由です。敗戦後の名残としかここには書かれておりません。名残だから排除するのか、それともほかの理由があるのかということ。
もう一つは煮出したお茶で代用とあるんですけれども、お茶も農薬を使用しているものはたくさんございます。ここには有機のお茶とは書かれていませんが、この代替は有機でなくてよいのかということ、これを陳情者の方の意図を知りたいと思うのですが、お聞きいただくことはできますでしょうか。
◎区議会事務局 今の点なんですけれども、一度確認させていただきます。
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【第5号:船堀駅前地区まちづくりに関する陳情について】
◆間宮由美 委員 まず、署名がどんどん増えているということは、望んでおられる方が多くおられるんだということを感じております。
まず、提出いただいた地図を見ますと、区内には満遍なく配置がされていると思われます。あとは図書館の数がどうかということを考えなければならないのだと思います。そこで学校図書館にサテライトというお考えになられたんだと思うんです。この資料の中に書かれているようにサテライトを作るということは、区民世論調査の中で「近くにないから」という理由で図書館を利用できてない区民の割合が令和4年度には3割あった。それを今年度は2割にして、そして令和12年度にはゼロにしましょうという目標を立ててくださっています。
そしてサテライトを作る目標に、「誰もがより身近な場所での図書館の資料を借りたり返したりできる」とあります。そうしますと、サテライトでは借りたり返したりするということが基本であるということだと思いますが、借りるに当たりまして、本を探すという作業はどこで行えるかということをお聞かせください。
◎白木雅博 文化課長 こちらのホームページ、インターネット経由して、そこで検索、それから予約をしていただくという現状でございます。
◆間宮由美 委員 サテライトという考えは非常によい方向だと思っています。これからもぜひ広げていっていただきたい事業だと思います。
しかしながら、借りることと返すということが基本のサテライトでは補えないこともあるということが明確になっているんではないかと思うのです。たくさんの蔵書の中に身を置くことによって知らない本との出会いができる。これも図書館の魅力だと思います。ピンポイントだけでホームページ等で探すということではない魅力、これが図書館だと思います。
もう一点お聞きをします。
いただいた資料には、図書館の設置及び運営上の望ましい基準ということで、文科省の資料をいただきました。ここでは設置にあたっては「対象地域の人口分布と人口構成、面積、地形、交通網などを勘案して適切な位置を確保するよう努めるものとする」とあります。そうしますと、図書館の数については特に定められていないという解釈でよろしいでしょうか。
さらに、江戸川区としては適切な位置、また数についてはどのようにお考えでしょうか。
◎白木雅博 文化課長 まず、数という人口なり何なりでこの人口であれば幾つつくらなきゃいけないといった明確な基準はございません。
それから、江戸川区の目指すところでございますけれども、まさに今回ご提出いただいて委員さんからもお話いただいた学校図書館サテライトの設置に記載させていただいてございますとおり、身近なところ、要は徒歩でも行けるような範囲で図書館が設置できる。サテライトも含めてということでございますが、そこを区としては、今目指していきたいということで進めさせていただいているという現状でございます。
◆間宮由美 委員 明確な数としての基準はないということが分かりました。
今後、江戸川区立図書館の基本計画をつくろうということで、検討委員会も設置される予定だと思います。委員会での審議内容も大いに連動していただけるようにお願いをしたいと思います。
本日はここまでとします。
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【第6号:中学校英語スピーキングテスト結果の令和6年度都立高校入試への活用中止に関する陳情について】
◆間宮由美 委員 委員の名前もおっしゃっておられたので申し上げますと、資料11のところ採点ミスの結果、8人の合否の影響、この影響につきましては中野委員からの資料要求でございましたので、お伝えをいたします。
それから、資料要求5番のところです。1、2年生用の実施要項については今後提示される予定ということですので、これについては出されましたらば、ぜひ速やかにお示しいただければと思います。
質問は3点ございます。
まず、10番目のところで学習指導要領を逸脱した問題の具体的な内容ということで、都の教育委員会はこれは逸脱しているとの指摘は当たらないという説明であるということですが、区としても同様のお考えであるかどうかというのが1点です。
2点目は、ESAT-Jの実施目的の中で、3番目にはスピーキングテストの結果を踏まえて高等学校入学後、生徒一人ひとりの個に応じた4技能の総合的な指導の充実に生かすと書かれています。これは令和5年度の実施要項になりますけれども、4年度も同じ扱いであったかどうか、このような目的が書かれていたのかどうか。そうだとしたら、現在それはどのように生かされているかということが2点目です。
3点目は区の教育委員会としての今後の課題認識においては、「学校を通して、生徒、保護者及び教員からの課題を整理し、都に伝えていく」とございます。令和4年度の受験生は既に卒業していますが、具体的にはどのように整理をされるのかということです。
また整理をされたことについては、ぜひ委員会でも共有願いたいと思います。
以上3点、お願いいたします。
◎佐藤嘉弘 教育指導課長 まず、1点目の学習指導要領を逸脱しているということについての区の見解でございますけれども、東京都はこのようにコメントしております。「今回のスピーキングテストの音読の問題は中学校で学ぶ単語を用い、場面に応じて英語として自然となるよう作成し出題したものであり、学習指導要領を逸脱しているとの指摘は当たらない。」というふうにコメントがございまして、区教委としても東京都のコメントどおりだというふうに感じてございます。
2点目に高校進学後に個に応じた活用というところですけれども、こちら4年度の実施要項につきましては持ち帰って確認させていただきます。
そして、昨年度の中学3年生が今高校1年生ですけれども、その高校1年生に対してどのような活動を行っているか、どのような活用をしているかというところはちょっと東京都教育委員会に確認したいというふうに考えております。
4点目でございます。
区の今後の認識のところでございますけれども、自由意見を各学校から出していただきました。その中でこちらの3番のところに書いてございますけれども、このまとめでございまして実施後に区教育委員会に対して例えば学習指導要領から逸脱しているとか、音声が漏れているというような苦情は直接届いておりません。しかしながら、学校から上がってくる自由意見の中にはこのような意見があるということで、こちらは教育委員会には既にはお伝えしているところでございますけれども、また今後、区教育委員会に寄せられた声に関しましては引き続き東京都教育委員会に伝えていきたいというふうに考えてございます。
◆間宮由美 委員 今後の課題の中で学校を通して整理して区に伝えていくとありましたので、今のようにお聞きをしたところでございます。今後、また出てきたらということと認識してよいということが今分かりました。
本日はお聞きをするにとどめたいと思います。
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【(1)「(仮称)江戸川区立図書館基本計画」の策定について】
◆間宮由美 委員 (仮称)江戸川区立図書館基本計画の策定ということで、いよいよこれが始まっていくと思います。
21日からということなので、もう住民基本台帳から無作為抽出された江戸川区民も決まっているかと思いますが、何名で、そしてお住まいの地域はどこかということが分かればお聞きをしたいと思います。
◎白木雅博 文化課長 区民委員の人数は4名ということになってございます。すみません、各委員さんの住所要件、ちょっとこの場で今すぐ分からないものですから、もし後ほどよろしければ個別にお伝えさせていただきたいと思います。
具体的というより事務所管内という形でよろしければ一応葛西管内で3名、それから小岩管内で1名という割り振りになってございます。
◆間宮由美 委員 この間のいろいろなものを決めるときに無作為抽出ということで、これが非常にいい内容になっているということで、今回もそうされたのだと思います。
ただ、今のことを聞きますと、葛西管内で3名、小岩管内で1人というと、非常にちょっと偏りが出てしまったのかなと思うんですけれども、そこら辺はどうお考えでしょうか。
◎白木雅博 文化課長 今回、一番我々が重要おいたところは実は4名のうちで、図書館をよく利用される方と逆にほとんど利用されない方というのをあえて入れさせていただきたいということでやって、そのバランスを2、2で分けさせていただいたということがありまして、住所要件についてはその選考の過程であまり重きを置いていなかったという実態がございます。
◆間宮由美 委員 そうしますと、無作為抽出とは言っても、一応仕分けをすることができるということであったとしたらば、住所要件もこれは非常に大事なことなのかなと。今回、陳情書もこのように出ていますので、住所要件なども今後は加味していただいたほうがいいのかなと思いました。期待しております。
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