文教委員会の視察報告遅くなりました💦
2日目は、札幌市教育委員会中央図書館より「さっぽろ読書・図書館プラン2022について」お聞きしました。
考慮すべき環境の変化として、「社会環境の変化」、「読書環境の変化」、「札幌市の図書館の状況」があり、読書環境の変化の中では、学齢の上昇につれて読書冊数が減少しているというご報告がありました。
しかし、札幌の小学校6年生と中学校3年生、そして、全国の小6中3を比べてみると、読書の好きな子どもの割合は、どちらも、札幌の子どもたちが上回っていることがわかりました。
札幌市では「子ども読書プラン」として3期15年、子どもが自主的に読書を楽しめる環境づくりに取り組んできたとのこと。その中で、読書が好きな子どもの割合が、全国平均を上回る状況が生まれてきました。読書に着目すること、その目的に向かうための筋道を決めることが、このような成果につながっていると言えるのではないでしょうか。
さらに、子どもだけではなく、すべての市民の学びと情報の拠点として環境整備を行うということで「本を借りる返すだけではない図書館」へ向かうことも大事にされていました。
その後、場所を変えて「札幌市図書・情報館」へ。
札幌市民交流プラザという複合施設の中の1階2階部分につくられた「情報館」は、その隣にある「MORIHICO.」に、「図書・情報館」の本を持ち込むこともできます。
「働くまでも、働いてからも」
「はたらくをらくにする」
「支えになりたいと私たちは考えています。(札幌市図書・情報館)」
と書かれた「情報館」では、借りることはできず、そこでの閲覧だけとなりますが、そのために、最新情報をいつでも手に取れるようになっています。
情報館の図書の種類も豊富ですが、驚いたのは、新聞です。小さな新聞社や業界新聞などもすべてそこにいけば手にとってみることができます。
ほぼすべての業種の、働くことに関する「寄り添う本」を置いている図書館。それが札幌情報館でした。