会議 | 令和5年 6月 災害対策・街づくり推進特別委員会-06月12日-02号 |
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日付 | 令和5年6月12日(月) |
開会 | 午後1時30分 |
閉会 | 午後 2時37分 |
場所 | 第4委員会室 |
案件 | 1 座席の指定 2 執行部職員紹介 3 今年度の年間活動予定について 4 執行部報告 (1)コミュニティ交通 実証運行の終了について (2)環七高速鉄道(メトロセブン)促進協議会 令和5年度総会の開催について (3)南小岩小学校 新校舎の竣工について (4)江戸川区私道防犯灯LED化事業について 5 その他 |
【今年度の年間活動予定について】
◆間宮由美 委員 よろしくお願いいたします。特に大規模災害に関して、日本中でいろいろな教訓ができていると思います。その中でも名前にやはり災害に関する文字がかけられているところというのは長年の間、災害を被ってきたところというところで、特に大洲市、ここのところは3年に一度被害を受けているということを聞いています。ですからこそ、たくさんの教訓を持っているということで、3年ごとにバージョンアップしているようなんです。
そこのお話や、またその近くに西予市といって、ここは逆に何もしなかった、できなかったということでの教訓を持っているということで、これがそういったところに直接行ってお話を聞く、あるいはまた来ていただいてお話を聞くなど、そういったことができると良いなと思います。
また、区内交通体系で、本日の執行部報告の中にも出ているようですけれども、コミュニティ交通が実証運行、残念ながら終了ということになるようですが、これがしかしこのままで良いのかというと、そうではないんだと思うんです。現在のAIによって、交通不便地域には、ゴミ置き場ごとにバス停を作ろうという、そういった自治体も出てきているようなんです。これがAIによって、小さなバス、小さなもので対応できるようにするということなんですが、江戸川区でどういうふうにしたら交通不便地域の足となれるのかということで、やはり勉強になるかと思うので、そういったところの視察、あるいはまた来ていただいての勉強などができると良いなと思います。
よろしくお願いいたします。
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【(4)江戸川区私道防犯灯LED化事業について】
◆間宮由美 委員 私もこの台風2号についてお聞きをしたいと思います。ご報告が本日あるかと思っていたのですけれども、ございませんでしたのでこちらでお聞きをしたいと思いますが、ぜひ災害対策・街づくりという特別委員会ですので、情報についてはお出しいただければと思っているところでございます。
今回の台風2号につきましては、佐々木委員からもありましたように、私もこの情報の出し方という点で、今後の教訓となる点があると思っております。特に3点申し上げたいと思います。
1点目は国からの発信と区の発信の在り方です。国からの発信につきましては先ほど課長からもありましたけれども、3時4分の段階で中川の氾濫のおそれ、吉川付近で河川の水位が上昇、氾濫が発生する危険があります。と出ました。その後、区から出された発信は1時間後です。4時になって、先ほど国土交通省より上流の自治体で中川・綾瀬川で氾濫のおそれがあるとの緊急速報が出されました。しかし、下流部にある江戸川区には直接浸水の影響はありませんというふうに出していただいています。これは課長から先ほどありましたように、国からの発信というのが自動で行くことになってしまっていたというのが今回分かったようですけれども、そうしますと、この自動発信の内容についての精選、それから国が出したと言っても区から1時間後では大変遅いかと思うんです。ですから、国から自動配信された後に、区がどのように対応するかということが、これが一つ大切かと思いますが、その点について、国との関係ではどのように考えるでしょうか。その後、考えておられるかということが1点です。
2点目は、議員や幹部職員には発信していただいた、大事な情報がありました。しかし、これは区民には発信されてはいなかった情報です。土曜日の夜の7時25分の段階で出されたものが、中川河川水位が警戒レベル3に達しました。新中川より東側に避難所を開設する可能性があります。開設職員は今後の情報に注意してください。これは非常に大事な中身だったかと思います。しかし、その後、8時8分の段階で、現在のところ避難所を開設する状況にはなっておりません。また進捗があり次第ご連絡いたします。というご連絡が来ています。避難所を開設する可能性があるということは、これは大変な状態だったかと思うんですけれども、これについてはもちろん避難所を開設するに至らなかったので大変良かったとは思いますが、元々その3日前に発信するという、何か危険なことがあれば3日前に発信するということが、区としては言われていると思います。もしその上で発信して区外に逃げたとしても、区にたくさんの水が来なかったとしたとしても、それでもそれは良かったねということになるから、まず発信はきちんとしようということだったんではないかなと思っているんです。この今回のことも避難所も開設する状況にはなってはいなかったけれども、もしかしたら開設する可能性があるかもしれないから情報に注意してねという、そのことも含めて、私は区民に発信して良いのではないかと思いました。区民の発信については、しかしこのことは、開設するしない、両方とも区民に対しての情報にはそこが出てはいなかったと思います。ですから、区民が分かっている情報というのは先ほどの国の情報などによってどうしたら良いんだろう、レベル2、レベル3って分からないどうしようという、そういった不安だったかと思います。ここの整理の仕方、さらに細かくその区民に発信していくということ、それが大切なのではないかと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。
そして、3点目はそもそもその3日前にやっぱり危険なことがあれば発信をしますというふうに区は謳っているわけです。ところが今回は3日前の連絡はなかった。なかったから大丈夫と私も思っていました。ところが先ほど申したように、土曜日の段階で7時25分の段階では避難所を開設する可能性があるということが出されました。ということは、一体どういうことなのだろうか。ここの考え方について、どのように整理をされているかをお聞きしたいと思います。そもそも区のほうは、しかしそうは言っても、3日前の段階で溢れることはないだろうと判断されていたということも聞いております。ですからそこの時点から今の段階では、こういうことだから大丈夫だと。だけど、今後は変わるかもしれないということも含めて発信も必要かなとは思うんですけれども、3日前の段階でのことからの発信の仕方についても今整理されていることがあればお聞きしたいと思います。
以上3点です。
◎藤川則和 防災危機管理課長 国とその区の情報の発信の仕方ですけれども、これは今回2日と3日にありました、この台風2号の実際起こったことを検証した上で、教訓として、これから中身は詰めていきたいと考えております。
それから、避難所開設するおそれがあるというメールが届いたというところですけれども、こちら、これ実は、職員用に発信するメールでございました。上流ではこういうおそれがあるということで、場合によってはという準備体制が入るので、先ほども言ったように、うちの体制、この後ですね、全員体制となっております。そのための、集めるための一報だったということです。なんですけれども、職員用に伝えるメールを、議員さんにも全て発信してしまったというような状況でございます、今回。それが2点目です。
それと3日前についてなんですけれども、こちらは言われるように事前に、3日前、江東5区で協議をしまして、今回については勢力的にも水量的にも心配はないということで、江東5区としては一応大丈夫というような判断に至っております。その中で19号のときもあったように、徐々に徐々にその上流で水位の危険がということは、気象庁なり河川管理者から届く情報によって、どんどんまた変わってきているということで、これは3日前の段階では、おそれなしということで回答してございます。
◆間宮由美 委員 自然との関係ですから本当に大変なことだと思います。ただ、本当に被害がないわけではなくて、少しはあったようではありますけれども、人的な被害などなく、これで済んだ中だからこそ教訓をきちんと残しておくことだなと思っております。国とのことについては煮詰めていくということでしたが、2点目の職員用のメールが誤って発信されたというのは今、初めてお聞きしたところですが、しかしそうは言っても、これは大切な情報だったと思います。先ほど佐々木委員からもありましたように、私たちのところにはどうなっていますかという、問いかけはたくさんございますので、きちんとした情報が私たちのところに入るということでも区民の方に安心もしていただけると思いますので、煽るとかそういったことで決してなく、きちんとした情報、事実を知るということは大切かと思いますので、ぜひ議員に対しての発信の仕方も含めてまた精査いただければと思います。
今回その3日前には江東5区では心配ないということがはっきり分かっていたということであったとしたらば、それも含めて区民に対して出していただくことが大切なのかなと思っています。出し方の中でも警戒レベル2とか3とか言われても何だろう。自助ということが大事ですから基本は自助で自分たちが考えていなくちゃいけないことだけれども、しかしそのときには混乱もしますから、どういうふうに出したらば、短い言葉でどういうふうに出したらば分かりやすいかということを、またそこについても精査して、今後の発信にしていただければと思います。
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