会議 | 令和5年 3月 文教委員会-03月14日-12号 |
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日付 | 令和5年3月14日(火) |
開会 | 午前10時00分 |
閉会 | 午前11時08分 |
場所 | 第4委員会室 |
案件 | 1 陳情審査 第120号、第133号…不採択に賛成ではかり3:4、採択に賛成ではかり1:6で結論に至らず審査未了 第136号…不採択に賛成ではかり4:3で不採択 第120号:小中学校の給食の充実と保護者の負担軽減を求める陳情 第133号:江戸川区立全小学校・中学校の給食費完全無償化に関する陳情 第136号:江戸川河川敷サッカーグラウンド2面に関する陳情 2 所管事務調査…終了 3 執行部報告 (1) 令和3年度事務事業点検・評価報告書 (2) 令和5年度 学校閉庁日について (3) 令和4年度 小・中学校全国大会等成績(冬季)について (4) 令和7年度 改築予定校について 4 その他 |
【第120号小中学校の給食の充実と保護者の負担軽減を求める陳情について】
◆間宮由美 委員 陳情の文章の中に、学校給食の果たす役割はコロナ禍で再認識され、かつてなく重要になっていますと書かれています。確かにそのとおりであると実感をしましたのは、コロナ禍の始まりで学校が一斉休校となったときでした。
休校になってすぐに、お昼を食べていない子たちがいると連絡が入りましたので、それはいけないと思い、おにぎりを10円でお渡しすることを始めたところ、1か月で来た子どもたちは延べ800人となりました。学校給食があるということは子どもたちを社会が育てているのだと改めて実感をいたしました。記書きに書かれていますのは、学校給食の充実と、保護者負担の軽減、そして安心して子育てできる支援策を広げてほしいという要望です。これらはどれも賛同できるものですので、採択でと考えます。
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【第133号:江戸川区立全小学校・中学校の給食費完全無償化に関する陳情について】
◆間宮由美 委員 意見開陳の前に2点だけ質問をさせていただいてよろしいでしょうか。
○藤澤進一 委員長 この第136号陳情についてですか。
◆間宮由美 委員 はい。
○藤澤進一 委員長 それでは、どうぞ。
◆間宮由美 委員 ありがとうございます。
意見開陳の前に2点だけ質問をさせていただきます。
1点は、予約の取り方の変更についてです。
区のほうから変更してくださるというお話がございました。具体的にお聞かせください。
また2点目は、不正な予約の取り方が今もってなお行われているということについて、どのような不正な取り方であるか。そして、区としてはどのように対応されているかということになります。
以上、2点お聞かせください。
◎高橋博幸 スポーツ振興課長 今、委員のおっしゃられた質問について、今回のサッカー場ではないんですけれども、4月1日から改定をさせていただいてることについてご説明させていただきます。
総合体育館とスポーツセンターについては、区内区外一緒に予約が取れましたけれども、昨今の状況を鑑み、区内を利用月の3か月前、区外を1か月後の利用月の2か月前というような形で4月1日から改定をさせていただきたいということで、3月1日に条例の施行規則の一部を改正させていただいて、ホームページ等で、今、周知をしているところでございます。
また、臨海球技場につきましては、少年団体の区内が3か月前の10日、区外が3か月前の11日で、一般団体がその後の2か月前ということだったんですけれども、区内の少年団体は同じで、区外の少年団体の前に区内の一般団体、その後に区外の少年団体というような形でこれについても3月1日に江戸川区臨海球技場条例施行規則の一部を改正させていただいて、4月1日からの受付から変更させていただきたいというような形で改定をさせていただいております。が一点でございます。
今、委員の言っている不正の予約についてというような形で、実際100%しっかり守っていただけなくて、えどねっと等でいろいろ登録団体の中でも一部不正が見られるというのは確認しております。それについては通報があったり、うちのほうが調べた中であります。現実としてありますけれども、それについては通報があったり目に余るものについては、その利用者の団体の代表者だったり個人に対しては、しっかり説明をまずは聞いて、それでもだめな場合については、えどねっと等の規則によってペナルティを課したり、また利用停止というような形で、あまりにもひどいものについては、当然限られたコマ数しかない場所しかございませんので、その辺はしっかり今対応させていただいているというところでございます。
◆間宮由美 委員 1点目の予約の取り方のところで、サッカーグラウンドは含まれていないということでいいんですよね。ここを含めなかったのはなぜかということだけお聞かせください。
◎高橋博幸 スポーツ振興課長 今、サッカー場については、従前から区内優先でやっています。その中でいろいろ調べた中で、今言った3か所、総合体育館、スポーツセンター、臨海球場については、区内区外があまり変わってないということで区内優先というような形で、今、私どもが所管しているスポーツ施設については、区内優先というような形で運営をさせていただきたいということでございます。
○藤澤進一 委員長 よろしいですか。
◆間宮由美 委員 はい。
◆島村和成 委員 今の2番目の不正使用のやつね、今の説明聞くと段階的にこうやって何段階の後でだめよと言うんだけれども、僕はそれももう即、もう一回注意してだめはだめということじゃなくても、何段階も踏まずに、それは許しちゃいけないと思うんです、私は。不正やった人が得をしちゃうと絶対やっちゃだめだ、それ。それは何かルールみたいなのがあるけれども、それは変えて、それは不正する利用者を絶対許しちゃだめ。皆、確信的にやっているんだから、使いたいってみんな同じなんだからさ。それはもう段階を経ずにもう一回注意して二度やったらもうだめだとかね、そのぐらい厳しく僕はやってほしいと思います。
○藤澤進一 委員長 ほかによろしいでしょうか。
それでは、改めて意見開陳に入らさせていただきます。
はじめに、自由民主党、お願いします。
◆栗原佑卓 委員 136号のサッカーグラウンドの利用に関しましての陳情でございますが、これまで現行の方法で長年続けてきたという経緯の中で、利用のあり方ということに関しましては、様々この委員会を通して課題はあるのかなというふうな認識でおりますけれども、また、日程の管理ですとか管理責任というのはこれまでしっかりと果たしてきているという認識でございます。また、中学生の大会をメインとした利用がなされているというわけでありまして、今後、区民の方が利用しやすい環境づくりや工夫に努めていただきたいというふうに考えておりますが、現状では利用方法等につきまして急激な変化を求めるものではないというふうに考えております。
したがいまして、本陳情につきましては不採択とさせていただきます。
○藤澤進一 委員長 次に、公明党お願いします。
◆川瀬泰徳 委員 今、質疑がありましたけれども、私もこの陳情について不正の申込みというそういう事実がねという、本当にやはりあるのかどうなのかというのを思っておりましたけれども、今、課長の答弁をお聞きしますと、不正はまさにあるわけですよね。事実を認めてらっしゃるわけですね。これはよくないですね、やっぱりね。これは今、島村委員もありましたけれども、そういうの許しちゃいけない。だから、ここの不正については、もう厳正に厳しく対応をしていただきたいと、このように思います。
ただ、とはいえ、この陳情の中の例えば記書きで2面を中学生以下は完全に使用禁止と、というふうな記書きがありますけれども、それもちょっとどうかなという、そういうふうなこともありまして、我々としては残念ながら採択というわけにいきません。逆に、公明党としては不採択ということでお願いをしたいと思います。
○藤澤進一 委員長 次に、生活者ネットワーク、お願いします。
◆伊藤ひとみ 委員 この陳情につきましては、不公平を是正してほしいという陳情だと認識しておりますが、一方の、区はその不公平を是正するために手をこまねいているわけではなく、これまでの審査において様々な方法で不正に対して、いつの時点かということは課題があるのかと思いますが、対策を取っていることが分かりました。誰がどのように予約を取るかということについては、その方の姿勢によるところではないかと思います。決まりを守って予約に来ていると信じて予約を受け付けているわけですから、サッカーチームの方々がスポーツマンシップにのっとって、決まりを守って使用していただきたいと思います。
また、誰かだけしか使えないという規制をかける決まりをつくることではなく、みんなで利用したいコートですので、利用する方々の意識に訴えかけるような注意書きをするなどの注意喚起をしていただきたいと考えます。
不公平感を感じる状況にあること自体が問題だと考えます。組織的に抽せん申込みをする団体と地域の熟年者サッカークラブとでは、えどねっとを使っての申込みをすること自体に差が出てしまうのだと思います。この陳情につきまして生活者ネットワークといたしましては、趣旨は理解できるものですので趣旨採択といたします。
○藤澤進一 委員長 次に、えどがわ区民の会、お願いします。
◆金井しげる 委員 本陳情に関しまして、先ほど川瀬委員のほうからもありました、記書きに書かれている完全に使用を禁止し一般専用というふうなちょっと文言があまりにもきつ過ぎるかなという印象があります。ただ、不正利用を含めてなかなかそういうことで思うようにグラウンドが使えないという陳情者の趣旨は理解できるという部分では、趣旨採択とさせていただきます。
○藤澤進一 委員長 次に、間宮委員よろしくお願いします。
◆間宮由美 委員 不正は許しちゃいけないんだということで、島村委員からも川瀬委員からもございました。私もそう思っています。
その不正な取り方が、注意してもペナルティとなったとしても、また例えば団体名を変えて臨んでくるみたいなことなども含めて、様々な方法が取られてしまっているということで、区としてもかなりご努力をしながらそのような不正を認めないということで頑張っておられるというのもお聞きをしています。
私が提案したいことは、そこを現在利用されている方々に、もう皆さん一堂に集まっていただいて予約の取り方において不正が認められること。そのことはよいことでは決してないこと。そこをきっちりとお知らせいただく機会を持つことはどうかと思っております。みんなで課題を認識することによって、フェアに行うことを確認し合う、自覚し合うことができるのではないかなと思うところですので、ぜひ今後お考えいただければと思っております。
この陳情が出されたことにより、そのような問題点も明らかになったのだと思います。ですので、全体については理解ができるということで賛成をいたしますが、先ほど金井委員もおっしゃっていたように記書きの中での、中学生以下は完全に使用禁止と書かれていますので、私はもし空いていれば使うことも柔軟に考えてよいと思うところでございますので、この陳情については趣旨採択と考えます。
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【第136号:江戸川河川敷サッカーグラウンド2面に関する陳情について】
◆間宮由美 委員 私は3点ございますが、今、ESAT-Jのことが出ましたので、まずそのことだけお聞きをしたいと思います。
音声データの開示の申請が始まったようですけれども、この音声データの中では、実際の録音データではなくて他の生徒の音声を抜いて、本人の音声のみ入っているデータとなっているというふうに都の教育委員会は説明されているようなんですけれども、本当にそれはその元データから他人の声を抜いて出されているのか。もしそうだとしたらば、何かそれでよいのでしょうか。何となく、開示請求をしたときに黒塗りで文書が戻ってくるような、何かそんなもやもやした感じを持つのですけれども、そこら辺は教育委員会としてはどのようにお考えかということと、それが1点です。
それから、今回初めてであったということで、各学校さんにアンケートを取っていただきたいということで、この間申し上げてきたんですけれども、教育委員会としても教育長をはじめとして、皆さんがそれぞれの形でここの問題点についてはお聞きをいただいているということも、これもお答えの中で分かってまいりました。
ただ、全員にアンケートという形には、この間、卒業式も近いということもありましたので、ならないだろうというお話ではあったわけなんですけれども、特に本人たち、3年生の子たちはもう卒業式が間近ですから、今からアンケートということは全くできないことだと思います。ただ、英語の先生たちは3月いっぱいおいでですので、お忙しいときではあるとは思うんですけれども、やはり、今、聞いておくということは大事だと思います。
何人かの先生だけということではなくて、できればどの先生からも今回のことについての課題ですとか問題点ですとか、思うことについてお聞きしていただく体制があるといいかなと思うんですけれども、その2点をお聞かせいただけますか。
◎佐藤嘉弘 教育指導課長 まず1点目の音声データの開示ですけれども、こちらは直接都教委が対応しているものでございまして、区教育委員会はこちらについては特に情報は入ってございません。
2点目ですけれども、英語科の教員に対するアンケート。今までもお伝えしてまいりましたけれども、東京都から出された調査に上乗せした形で学校に負担のない範囲で、今、これまで声を拾ってまいりました。しかしながら学校への負担という観点からしましても、新たに調査をすることは現状考えてございません。
ESAT-J終了後、生徒、保護者、教員からの苦情等に関しましては、区教育委員会には入ってございません。
◆間宮由美 委員 音声データのその公表については、先ほど申し上げたようなことのようですので、そのことはそれでいいのかという疑問というか、そこについては教育委員会としてもお考えいただいておければと思うところです。
それから、アンケートにつきましては学校に負担のないようにということで教育委員会が考えるということは、私はこれはすごく大事なことだと思っているんです。ただ、そうはいっても、都のほうに提出するアンケートに上乗せしてプラス書けるところは書いていただくということで都の教育委員会にも提出をされたということなんですけれども、ここで問題なのは、教育委員会から学校さんへそのお手紙が行って、アンケートを出してくださいという人数と、あと何か思うことがあればという欄があって書いていただいたわけなんですけれども、それが実際に管理職の方から、英語の教員のところに行っていないということもあったようなわけです。ですから、英語の教員の方自体が問題点と思うことを挙げる場所がきちんとなかった学校もあったと聞いていますので、そこは非常に残念なことだなと思っております。
管理職の方に何か出されたときに、やっぱりその本人、ご本人たちに行く仕組みというか、そのことを今後考えていただければなというふうに思っております。
そのほか、あと2点でございます。1点はマスクと給食についてです。マスクが個人の自由になったわけなんですけれども、つけるべきだとか外すべきだというような命令とかではなくて、個人の気持ちを大事にし合えるようにこれまでどおり大事にし合えるようにしていただきたいと考えています。
学校給食については、今後どのように考えているかということだけお聞かせいただきたいと思っております。
それから最後に、学校内のWi-Fi環境についてです。PTAのなり手がいないということで、今どこの学校でもご苦労されているわけなんですけれども、例えばそのPTAの役員さんたちがおっしゃるに、Wi-Fi環境があることで、例えばその仕事先からPTAの会議なんかにもリモートで参加できる。だから、その学校の中のWi-Fi環境が整えていただければPTAにも少しなりやすくなるんではないかというふうに、そのような声もお聞きしています。しかし、今、学校の中では教育環境でのものしか使えないということですので、親御さんたちが使うものではないようになっていますが、そこについてはどのようにお考えかということでお聞かせください。
◎大關一彦 学務課長 まず給食の点についてお答えさせていただきます。給食については、学校によって事情があると思いますので、その状況に応じてコロナ前の状況に戻っていくということで考えております。
○藤澤進一 委員長 Wi-Fi環境は。
◎飯田常雄 教育推進課長 私からは、マスクの部分とWi-Fi環境2点回答させていただきます。
マスクにつきましては国の本部の方針といたしまして、3月13日からマスク、基本的には個人の判断に委ねるというふうになってございますが、学校につきましては3月31日まではこれまでの取扱いと、4月1日以降は基本的にマスクの着用を求めないというところが国の方針でございます。
4月1日以降のその具体的なやり方につきましては、また今後、都教委からも考えが示される予定でございまして、国の考えにのっとっていく予定で今のところございますが、細かい部分につきましては都の通知等も見ながら、来年度に向けて検討していく予定でございます。
2点目の校内のWi-Fi環境につきましては、こちらは国の補助を受けてGIGAスクール構想に合わせて学校内におけるWi-Fi環境の整備を進めました。そういった中で、このWi-Fiが使える端末というのは基本的に教育用の区で配備した端末しかアクセスできないような形で設置をしているものでございます。これを外部の方に使っていただくというところは今のところ検討はしてございませんが、それとはまた違う形で、PTAの方々の利便性の向上について何かできるところがあるかというのはまた別の形で検討していきたいなと考えてございます。
◆間宮由美 委員 このWi-Fi環境につきましては、また議会へ戻ってきて取り上げたいと思います。
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