会議 | 令和2年8月災害対策・街づくり推進特別委員会-08月21日-04号 |
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日付 | 令和2年8月21日(金) |
開会 | 午後1時30分 |
閉会 | 午後 2時47分 |
場所 | 第1委員会室 |
案件 | 1 都市計画道路の整備状況について 2 バス交通の利便性向上に向けて |
【都市計画道路の整備状況について】
◆間宮由美 委員 都市計画道路の在り方に関する基本方針ということで、令和元年11月に検討がされたということなんですけれども、それ以前にこのような検討会というのはされてきたのかどうか、あったとしたらば何回ぐらい、いつ頃あったのか、またその中で取りやめた路線とか変更した路線があったのかどうかをお聞きしたいと思います。
◎田中正淳 土木部参事〔計画調整課長事務取扱〕 第四次事業化がございまして、その前に第三次事業化というのが10年間あって、それぞれ事業期間を定める際にどこを優先してきてやっていくのかということを検討してまいりました。今回、四次事業化の路線を決めた残りの路線、その残りの路線についての必要性等を検討したということございますので、在り方自体を検討したというのは今回初めてのことでございますが、それぞれ事業化をする際に、その優先度の中で道路のどこを優先して整備していくかということはその都度、その都度、検討してきております。
◆間宮由美 委員 優先度については、これまでも検討はされてきたけれども、でも在り方自体を検討したというのが今回初めてということで、特に100番台のところは70年ぐらい前に決められた路線だと思いますけれども、それについて今回なぜその在り方を検討しようというふうになったのでしょうか。これは在り方を検討したほうがいいと思っています。それで、でも今回なぜこういうふうになったのかお聞きしたいと思います。
◎田中正淳 土木部参事〔計画調整課長事務取扱〕 今回、特筆すべきは、整備するものは整備をする。それから見直すべきは見直すべきという、そういう基本的な考えに基づいて東京都と特別区26市2町が共同で在り方について調査・検討を行ったという、そこが一番大きいところだと思います。
◆間宮由美 委員 分かりました。とても大切なことだと思います。それが70年間されてこなかったというのは非常に残念なことでもあるのかなと思います。ただ、今回こういうふうにされたので、今後もやっぱり一つ一つ見直すことなんだなと思いますが、最後に結局、江戸川区としては全て必要であるという判断だったということですが、ほかのところで見直すことになったのが幾つあるかだけお聞かせください。
◎田中正淳 土木部参事〔計画調整課長事務取扱〕 幾つ、場所はいろいろあるんですけども、考え方の中で一番大きいのは他の都市計画と重複しているところに関しては、例えば公園とかそういったものに関してはその事業が重複している部分が事業化されるときにしっかり見直しをしようということで検討をしております。そういった検証です。
あとはもう一つは都市計画道路で都市計画道路が例えば16メートルとすると16メートルはないんだけども、その都市計画線に合わせて14メートルとか13メートルとかそれなりの道路がある場合、それを都市計画道路としてみなせないかと、そういうような形の検討をした路線もございます。
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【バス交通の利便性向上に向けて】
◆間宮由美 委員 導入の検討については、丁寧な優先順位付けが行われていることが大変よく分かりました。まずお聞きしたいのは9ページの走らせる仕組みのところでタクシー事業者によるコミュニティ交通の検討ということなんですけれども、これは既に行われているのか、これからなのかタクシー事業者との検討はどのようにされていくのかというのが1点です。
また、2点目は10ページのコミュニティ交通のイメージですが、これは導入検討をする場所についてということでしょうか、それとも既存路線も含めますでしょうか。その2点をお聞かせください。
◎武藤剛 まちづくり調整課長 1点目のタクシー事業者とその協議の状況なんですけれども、今のところバスの運転手不足というのがございまして、どうしたらいいかなというところでタクシー事業者にもヒアリングをしているところでございまして、今、どんなやり方でやっていったほうがいいのかというところは現在協議中というような状況でございます。併せて許可権者である例えば国ですとか東京都ですね、そういったところとの打合せといいますか、事前のご相談というようなところも併せて行っているというような状況でございます。
2点目のイメージなんですけれども、こちら今あくまでイメージと捉えていただければなというところなんです。なかなか今後、鉄道の近い駅にある程度近い部分もあれば駅から遠い部分、さらに遠い部分というのもございますので、こういったところをどういうところに停まっていけばいいのかなというところのあくまでイメージというようなところでございます。と考えていただければと思います。
◆間宮由美 委員 タクシー事業者とはヒアリング中ということでした。それで今日も6事業所ぐらいのタクシーの方々とお話もちょうどしたところだったんですけれども、タクシー事業者の方々はやっぱり公共交通機関としても区ともタイアップしながら皆さんの役に立つためにやっていきたいという思いが非常に強くあられると思いました。ですから、ぜひこの仕組みのところで仕組みのところを進めていくようにされたらいいなと思っております。
もう一つお聞きしたいのは、既存の路線についてです。今年3月の予算委員会のときにバス路線の要望についてのご報告いただいたところによりますと、便数の少ないところ、特に1時間に1便しかないところなどの増便要望が多いということでした。私からは、とりわけお困りの声を聞いているのが学校の先生方であるということを伝えさせていただきました。例えばその1便を逃すと朝は学校到着が大幅に遅れてしまうということで、緊張してバスを待つ。また、夕方には子供たちといるといろいろなことが起こりますから対応していれば、帰る時間が読めないと。終わり次第帰りたいと思っても1時間1本のバスを待たなければならなくて、この交通網の発達している東京において大変な思いをされているということでした。区内全体でも1時間1本のバス路線というところがまだございますが、増便要望については区としては各バスの事業者へ要望があったことをお伝えして、それでそれぞれの事業者で検討を行っていただいているということだったんですけれども、その後増便となった路線ですとか、またあるいは工夫された路線などはございますでしょうか。
◎武藤剛 まちづくり調整課長 今、バスの増便ですとかそういった状況というところなんですけれども、やはり引き続きご要望として区としてお伝えしているというような状況でございまして、なかなか増便となりますと、あと運転手の問題ですとかあと車両の問題ですね。あとは周囲の路線の行き来の状況とかというのもございますので、なかなか難しい部分はあるのかなとは思っているところでございます。ただ、ご要望としてはしっかり各事業者にお伝えをして、検討はいただいているというような状況でございます。
◆間宮由美 委員 ダイヤ改正などによって朝、晩の混雑時間帯に何か少し詰めるなどの工夫をしている路線もあるということも聞いておりますので、ぜひそういう工夫なども含めてまた先ほどありましたコミュニティ交通のイメージのところでの公共交通施設、公共施設というところに学校というのも含んでくるのかなと思いますので、いろいろな工夫をぜひお願いしたいなと思っております。とりわけ切実な声としてお聞きしている一つに、松江四中と大杉東小のところを通る船28、新小29系統があるわけですけれども、通勤の不便さゆえにできたら移動したいという声が出ているということです。先生たちの定着につながらなくなるということは、これは非常に残念なことですので、特にその学校そばを通るバスについては、朝、晩の増便を含めてぜひ工夫を早急にお願いしたいと思っております。
最後に関連してですけれども、公共交通機関の一翼を担っていると言われるそのタクシーですね、これはお金がある方だけが乗るということでなくて、今はもう体の具合が悪いとき、妊娠時、荷物の多いときなど移動が困難な方々にとってもとっても大切な乗り物となっています。先ほどお話があったようにバスの上屋など、バス待ち環境の向上に向けた取組が非常に進んでいて、バスの環境が非常によくなっていると思います。ぜひタクシーを待つタクシー乗り場のところですね、ここへの上屋、これについてもご検討お願いしたいと思います。
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