会議 | 令和3年 1月 福祉健康委員会-01月14日-11号 |
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日付 | 令和3月1月14日(木) |
開会 | 午後1時30分 |
閉会 | 午後3時11分 |
場所 | 第1委員会室 |
案件 | 1 陳情審査 第33号・第34号・第42号・第46号・第49号の2・第51号・第57号・第58号・第60号・第61号・第64号…(継続) 第33号:「ケアプランの有料化は行わないこと」を決議することを求める陳情 第34号:希望の家の騒音問題に関する陳情 第42号:江戸川区障害者支援ハウスにおける利用者死亡の真相究明と再発防止 を目的とする委員会の設置を求める陳情 第46号:令和元年の江戸川区障害者支援ハウスにおける利用者死亡事故について第三者委員会の設置を求める陳情 第49号の2:健常児と障がい児が関わる時間を増やすインクルーシブ教育の拡大と医療的ケア児や重症心身障害児を受け入れる保育制度を求める陳情 第51号:医療的ケア児や重症心身障害児とその家族に対する日常生活支援サービスの向上を求める陳情 第57号:江戸川区障害者支援ハウスにおける利用者死亡事故の被害者に対して哀悼の意を表し、再発防止を誓う採決を求める陳情 第58号:新型コロナウイルス禍の中での国民健康保険料の引き下げを求める陳情 第60号:江戸川区における放課後等デイサービスの新規開所と質の向上を求める陳情 第61号:認可保育園のコロナ禍における保育士の休業補償の是正に関する陳情 第64号:生活保護の夏季加算、エアコン設置助成を求める陳情 2 所管事務調査…継続 3 執行部報告 4 その他 |
【江戸川区障害者支援ハウスにおける利用者死亡の真相究明と再発防止】
◆間宮由美 委員 陳情者の方のご意向が分かりました。願意が満たされたということであれば、取下げということでなく、結論を出すという方向もあると思いますので、結論に向けていくということでよいのかと思います。
○所隆宏 委員長 ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○所隆宏 委員長 では、ほかになければ、本日は継続としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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◎河本豊美 障害者福祉課長 すみません、お手元のA4横版の事故後の障害者支援ハウスにおける人権研修の実施状況ということで、間宮委員のほうから資料要求がございましたので、提出させていただきました。
ここに書かれているとおり、事故後、平成31年から現在の予定まで含めて14回の予定でございます。ここには記載はございませんけれども、新規採用職員については、団体等での研修がなかったものですから、現場での研修を実施させていただいているところでございます。
◆間宮由美 委員 まず、現在の障害者支援ハウスで働く人の総人数を改めてお聞きできますか。
◎河本豊美 障害者福祉課長 現在、手元に資料がございませんので、次回お知らせさせていただきます。
◆間宮由美 委員 承知しました。現在も幾つかの福祉事業所では、事故やパワハラなどの事態が起きていると思います。パワハラなどはしたくてしている方も中にはいますが、多くはご自分がなさっていても分からない場合が多いと思われます。事故についても同様です。ですから、そのときに客観的、適切な助言が必要なのはもちろんのこと、日常的にどれだけ勉強や学習を積み重ねていくかがそれらをなくすことにつながるのだと改めて思います。お出しいただいた資料を見ますと、事故後にこれだけの細かく研修をされているということが分かりました。私が先に総人数をお聞きしたいと思いましたのは、ここは全ての職員の方が参加されているのかどうか、いろいろな職種があると思いますが、障害者支援ハウスに関わる全ての人が参加をされているのかどうか、そのことをお聞きしたいと思ったのですが、そのことはいかがでしょうか。
◎河本豊美 障害者福祉課長 この資料の下の米印のところに追記させていただいているんですけれども、研修に参加したかどうかということの前提に、職員全員が2か月に1度セルフチェックを行っているということで、それをもとに権利擁護委員会、所内の権利擁護委員会が検証して、研修に反映させていただいているというところでございます。
◆間宮由美 委員 セルフチェックというのは前回にも出てきましたけれども、もう少し詳しく具体的に教えていただけますか。
◎河本豊美 障害者福祉課長 今、手元にチェックシートはございませんけれども、そのチェックをして、確認をしていくというところでございます。
◆間宮由美 委員 どのようなことをチェックしていくのかというのを次回で結構ですので、改めてお聞きできればと思います。
しかし、このように2か月に1回のセルフチェックも含めて、関わるやっぱりどの方もが研修を受けられるということが大事かと思います。研究者などによる勉強会など、大きいものを年1回やれば十分ということではなくて、本当にこのチームの中で、あるいはその課の中で数人だけでも、十数人だけでも、30分でもいいので、日常的に学ぶ機会を設けるということが必要なんだと思います。そして、チームや事業所のリーダーに日常的に学ぶということについて、事業所のリーダーやチームのリーダーにその視点がもし欠けているとしたらば助言できるのが区の職員だと思いますので、今後とも研修を強めていけるようにお願いしたいと思います。
○所隆宏 委員長 ほかになければ、本日は継続としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
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【医療的ケア児や重症心身障害児とその家族に対する日常生活支援サービスの向上を求める陳情】
○所隆宏 委員長 それでは、そのようにいたします。
次に、第49号の2、健常児と障がい児が関わる時間を増やすインクルーシブ教育の拡大と医療的ケア児や重症心身障害児を受け入れる保育制度を求める陳情について、審査願います。
◆間宮由美 委員 これにつきましては、医療的ケア児のアンケート調査結果を本日お出しいただいています。簡単で結構ですので、内容についてご報告頂ければと思います。
◎河本豊美 障害者福祉課長 こちらでご説明させていただいてよろしいでしょうか。
○所隆宏 委員長 結構です。
◎河本豊美 障害者福祉課長 それでは、お手元にお配りさせていただきました、医療的ケア児アンケート調査結果をお開きいただければと思います。
調査対象はこちらの書かれているとおりで、対象者75件に対して61件、81.3%の回答を頂きました。実施機関は昨年の秋、9月から10月にかけて実施したところでございます。
中をお開きいただきまして、こちらについては15問質問を、項目を立てさせていただきまして、大きくは8項目になります。
まず、家族の状況が1番目ですね、それから、めくっていただいて、生活上の困りごと、それから、悩みや不安、それから、緊急時の預け先、相談窓口、それから、新型コロナウイルス感染症についてということと、災害時の対応について、福祉施策の充実、最後に自由意見ということで意見を賜ったところでございます。
これにつきましては、簡単に説明させていただきますが、最初のところはフェイスシートのようなものなっておりますので、家族の状況ですとか、手帳の取得状況と、それから、4ページ目ではどのような医療的ケアを受けているかというところでございます。5番目からが、5ページ目からが生活上の困りごとについてということになっております。これ以降はいろいろ設問がございますけれども、大体においてやはり介護者の負担が大きいというようなところですとか、支援する場所がなかなか見つからないですとか、そういった親が働いたときはどうしたらいいんだろうかというような、そういったご意見が多かったという結果になっております。
◆間宮由美 委員 次の51号で意見を述べさせていただきたいと思います。
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【医療的ケア児アンケート調査結果について】
◆間宮由美 委員 記書き6に書かれています災害時に必ず必要な自家用発電装置やバッテリーを日常生活用具の給付対象に加えてほしいということにつきましては、11月の委員会のときにもお聞きをいたしました。そして、要綱の中では今現在はバッテリーや自家発電装置は該当していないという回答を得ています。
しかし、その後、保健予防課としては、大人も含めて議論をしてくださっているとの回答もありました。要綱へ盛り込む内容については、どのような段階でどのように決めていくことができるか、今現在、この件についてはどこまで進んでいるか、お聞きできればと思います。
◎河本豊美 障害者福祉課長 新年度の予算に関わることかと思いますので、健康部と調整しながら進めさせていただきたいと思います。
◆間宮由美 委員 ぜひそうしてください。今回、アンケートの中、アンケートの答えの中でも10ページ、問13、これが関わるところかと思いますが、災害時に困ることや不安なことはありますかという問に対して、医療機器、人工呼吸器や吸引機などが作動するかということに不安を持っている方が54.1%というふうに出てきていますので、子どもはもちろんのこと、大人へも必要なものを日常生活用具として要綱に含めていただくことは願意妥当のことと考えます。審議の結果を待たずにぜひ進めていただいてよいものと考えますので、今、お答えがありましたように、健康部と調整してということですから、お進めいただければと考えます。
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【新型コロナウイルス禍の中での国民健康保険料の引き下げを求める陳情】
◆間宮由美 委員 先日もコロナ禍での収入減の家庭への国保料の減額について、非常に丁寧にご相談に乗っていただきました。そのことを先にお伝えしたいと思いました。
それで、本日は記書き1に関連してお聞きをしたいと思います。
区としても国や都への公費の拡充について、要望されていると思います。具体的にはどのような内容の要望になっているでしょうか、改めてお聞かせいただければと思います。
◎加藤英二 医療保険課長 本区としましては、各地方団体を通じまして国のほうに要望をあげているところでございます。例えば、全国知事会を通じて国にあげているところでございますけども、広域化が始まったときに、一定の公費、国において3,400億円でございますけども、この公費を当面継続して入れていくというようなお話がございました。これについて、そのお約束どおり引き続き3,400億円の公費投入を続けるように、あるいは、さらに拡充をしていくようにというような要望をしているところでございます。
また、全国市長会を通じても行ってございまして、同様の要望をしているところでございます。
特別区長会としましても、国や、あるいは都についても同様の公費の拡充を要望しているところでございます。
◆間宮由美 委員 引き続きの3,400億円を含め、拡充を求めているということで分かりました。記書き1のところにはけんぽ並みに引き下げるよう、要望をとありますが、そこに対して考える一つの指標としていきたいと思います。
○所隆宏 委員長 それでは、本日は継続としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
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◎河本豊美 障害者福祉課長 前回、間宮委員からご質問がありました件について回答させていただきます。
12月2日の資料で要配慮者の受入れ数が出ておりましたけれども、このほかにお断りしている方はいらっしゃるかということで、教育委員会に確認させていただきました。教育委員会の回答では、すくすくスクールの利用を希望する児童については、すくすく、学童登録ともに障害の程度を理由として受入れをお断りすることはありませんということです。ただし、ご利用に当たっては、スタッフの加配による個別対応とか、医療的行為を必要とせずに集団の中で過ごせる方という形になります。場合によっては一人で登下校が難しい場合は保護者の同伴ですとか、移動支援を使ってということで確認しております。
◆間宮由美 委員 障害の程度を理由として断っていることはないというふうに今、お答えがありました。とすると、これは本当にどの方にもお伝えをしていきたいと思います。というのは、学童やすくすくの中で、実際にはそこに行くことができないという声も聞いておりますので、それを理由に断るわけではないということがはっきりしましたので、お伝えをしたいことだと思いました。
年末からご相談に見えたお母さんがいらっしゃいます。お子さんは3人とも発達障害、大きなマンションの上階に住んでいます。ですから、外から見たら、このおうちの中でどんなに大変なことが起きているかというのが分からないと思います。このお正月のお休みのときにも男の子が暴れて、靴箱を壊してしまったということでした。学校や放デイに子どもが行っているときには、お母さんはじゃあ、ほっとできているのかというと、そうではなくて、このおうちではほっとする間もなく、掛け持ちで仕事に出かけている状態です。ですから、もちろん放デイが療育の場としての放デイであってほしいのですが、居場所としての放デイであったとしても、そのような場というのが障害児を育てる親御さんには必要ではないかと思うところです。
この3人の子が通っている放デイはどこかというと行徳です。少し長い時間車に乗るものですから、男の子はいつも嫌がってしまうということも聞いています。江戸川区ではいっぱいで入れないと言われたから行徳に行っているわけですけれども、では、このお母さんが入れないと困りますと訴えたかというと、そういうことをする余裕もなくて、行き先を見つけることにも奔走していたということでした。この間の委員会の中で放デイに通えないという意見ですとか、また、放デイが不足しているということについては区では聞いてはいないのですというふうに言われてきました。では、例えば放デイ連絡会とか、事業所からはそのような意見はお聞きになっていないかどうか、お聞きします。
◎河本豊美 障害者福祉課長 全部の事業所からはお聞きしておりませんけれども、連絡会の会長からお話を聞いたときには、事業所によっては待機者、お待ちいただいている方がいらっしゃるというお話は聞いております。
◆間宮由美 委員 事業者の方から私が聞く範囲では、やはりもう一つ増やしたい、それぐらい足りなくて困っているという人たちの声が大きいのだと、事業所の方々からも聞いています。私はこの間の委員会での審議を通じて、どのようにそういった事業者の声、あるいはまた、親御さんの声をつかんでいくのか、そのつかむためにこそ、区としても力を使っていただきたいというふうに思ってまいりました。そのことがなければ、放デイを増やしてほしいという意見に対して向き合うことができないのではないかなと思います。放デイ連絡会や事業者からの聞き取りとともに、医療的ケア児へアンケートをしてくださったように、障害児の親御さんへのアンケートの実施、これも求められているのではないかと感じております。
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【認可保育園のコロナ禍における保育士の休業補償の是正に関する陳情】
◆間宮由美 委員 私立認可保育園、先月の委員会でのお話では、私立認可保育園99園のうち、22件の検査を行ったところ、6割支給は6園あったということでした。この6園では、理由は何だったのでしょうか。例えば、制度そのものへの理解の欠如だったのか、あるいは経営が厳しいなどあったのか、その理由についてお聞きいただいていることがあれば教えてください。
◎茶谷信一 子育て支援課長 特に理由を追及しているわけではないんですけれども、恐らく勘違いといったら失礼なんですけれども、当時の自粛の中で6割ということが妥当じゃないかというような判断があったんじゃないかというふうには思います。ただ、前にも申しましたように、全て遡及措置で支給は完全に行われていますので、そういうことでございます。
◆間宮由美 委員 11月以降に支給するといったところが2件ございましたが、そこももう支給されたということでよろしいですか。
◎茶谷信一 子育て支援課長 支給されたということで確認しております。
◆間宮由美 委員 承知しました。次につなげるためにも理由をお聞きするというのは大切なことなのかなと思います。恐らく勘違いであろうということでありましたので、そうであれば、そして、さらに6件の、6園ですね、6園のところの6割支給についても全て支払いがされたということであったとしたらば、指導があればきちんと支給されるということなんだと思います。残り77件ございます。ここについて働く保育士の方々にとっては生活がかかっていますので一刻も早い解決が望まれます。77件を調べるのに人員もなかなか足りない中、大変で時間がかかるだろうというのが前回の委員会でのお話でもあったんですけれども、しかし、今の話を聞きましても、毎月の園長会で説明をしているとのことですから、指導があればやっぱり改善が早いんだと思うんです。ですから、園長会での説明の中で、一つは委員会にこのような陳情も出ているということ、2つ目は22件の検査をしたけれども、6件に指導、勘違いだったようで、6件の指導をしましたということ、そして、3つ目には、残りの77件、まだ検査をしていないけれども、指導が入る前にきちんと支給をしてくださいと、勘違いしているところがあれば、制度についての理解の欠如があれば、6割ではございませんということをお伝えいただく、先にお伝えいただくということが少しでも早い是正につながるのではないかと思うところですが、いかがでしょうか。
◎茶谷信一 子育て支援課長 前回もお話ししましたように、園長会の皆さん、毎月1回集まっていただいて、かなり私どもからもいろいろなお話をさせていただく中で、ご提案の件につきましては、十分ご理解をいただいているというふうに私たちは酌んでいるところでございます。
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【生活保護の夏季加算、エアコン設置助成を求める陳情】
◆間宮由美 委員 1世帯、1世帯に対してケースワーカーの方が本当に丁寧に声をかけてくださっているというのは、日常を見ていても分かるところです。この件に関しては困ったことがありますかということで、この件に関してもお聞きいただいているということなんですが、困ったことはありますかという声のかけ方というのは、答えられる人はられるんですけれども、例えば発達障害の方ですとか、障害があった場合に、その理解の仕方というのがすごく、理解がしづらい方もいます。具体的にエアコンがつけられるからつけますかということでお聞きいただくと、よりいいのかなというふうに思いました。
本日は、記書き1に関わってお聞きをしたいと思います。
前回の委員会の中で、東京の場合は11月から3月に冬季加算があるということ、これは冬季における光熱費などの増加需要に対応するものとして、生活扶助基準に上乗せして支給されているというご報告がございました。
では、夏季のクーラー代についてですが、これまで課題として検討課題に上ったことはございますでしょうか。
◎新井喜代美 生活援護第三課長 社会保障審議会で話題に、すみません、今ちょっと手元にないので、ちょっと明言してお答えができないんですが、そういったことについて、話題というか、議題にあがったことが過去にあったことは記憶していますが、すみません、ちょっといつというのが分からないので、次回までに調べられるところで確認させていただきたいと思います。
◆間宮由美 委員 職員の方の中で課題として国にもあげていくべきではないかというようなことがあったかどうか、それも含めて、では、次回お願いいたしたいと思っています。
私は、夏季のクーラー代について、これについては、冬季加算の在り方からしまして、夏季における光熱費などの増加需要に対応するものとして、生活扶助基準に上乗せして支給をする、このことは決して不整合なことではない、むしろ必要なことではないかと考えるところです。
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【ひとり親世帯への給付金について】
◆間宮由美 委員 では、1点だけお聞きします。
今、ひとり親世帯への給付金について、昨年、非常にスムーズに振込みをしていただいたということで、本当に多くの家庭がありがたいことだと言っていました。ひとり親世帯が8,600世帯ぐらいある中で、5,376件というふうに先ほどご報告がありましたので、やはり3,224件ぐらいの家庭がこの給付金を受けていないのだということかと思います。6月に遡って支給ができるということで、改めてこのことをお伝えするということが必要だと思っています。周知について先ほどもいろいろな形でお伝えをしてくださるということでしたけれども、改めてこの3,000件が前回の分も含めていただいていない数になってくるだろうなと思いますので、さらに周知をしていただける方法をお考えいただければと思います。
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【新型コロナについて】
◆間宮由美 委員 新型コロナに関して、重ならない部分のみ1点お聞きしたいと思います。
大人数での感染者が出ている福祉事業所が増えています。特に重度になると言われている高齢者が利用している事業所については、相当な緊張の中、毎日を過ごされています。そこで、よく聞かれることは、大人数での感染が起きたところはなぜ起きたのか、どこが不足していたのかということです。これは自分たちのところでも相当な予防をしているが、もしさらに少しでも気をつけることがあれば行いたいということで知りたいという声をよく聞きます。今もう感染経路の特定については難しいというお話があったのですけれども、クラスターが起きたところについては、これがということがもしあればお聞きしたいと思います。
◎渡瀬博俊 江戸川保健所長 クラスターにつきましては、発生した場合につきましては随時広報のほうをさせていただいてございます。そういった中で、どういった方が感染が起こったのかということで報告をしているところです。当然ながら一番多いのが接触が濃厚なところ、家庭内感染が当然ながら一番多いわけですけれども、職場内、あるいは、そういった施設内での感染、こちらに関しましては、誰が持ち込んだという問題はあるかもしれませんけども、感染の様式というか、そちらに関しては基本的には比較的容易に分かるのかなというふうに思っております。
ただ、やはり予防していても、非常に濃厚な接触があると、そういった隙間を伝って移ってしまうというのがこのコロナのような感染症の特徴でございますので、完全に防ぐというのは確かに非常に難しい部分があるのかな。なので、少なくとも日々の健康監視、観察、あるいは、ご本人の体調が悪いときにきちんとそれを自分で注意して、自粛できるようなことができるのかどうなのか、そういったところも大事になってくるのかなというふうに思います。確かに症状が非常に初期の段階では風邪のような症状でもありますし、あるいは、ちょっと熱が出てもすぐに治まっちゃうとかいうこともありますし、なかなかその段階で待っている仕事を放り出してというのは難しい部分もあるのかもしれないんですけども、現状、こういうような状況でございますので、そこのところはきちんと各人それぞれ気をつけていただきたいなと思いますし、実際に感染が起こった、クラスターの現場では様々なその後の指導のほうも保健所のほうではしておりますので、そういったところも含めて、特にそういった多数の人が集団生活を送るところの感染症の怖さというか、そういったところはこれまでも伝えていますし、引き続き継続してそこの部分は関係の機関のほうとも協力しながら進めていきたいと思います。
◆間宮由美 委員 クラスターが起きたところでは指導もされているということでしたので、ということは、その指導の内容があるんだと思うんです。それですので、一人ひとりが感染しない予防をするということだけでなくて、やはり事業所においてはどこをどういうふうに気をつければさらによいのかということをぜひ情報公開としてもお知らせいただくことがほかの事業所にとってもよいことと思いますので、そこについてはぜひご検討いただければと思います。
◎坂本崇一郎 介護保険課長 今の件につきましては、医師会さんの主催で我々もそうですし、保健所もお呼びいただいて、それから、介護と障害の事業所の連絡会の方たちを皆さん12月に集めて、そのときの知見ですけれども、保健所、それから、東京都や医師会の先生方が知見として持っているものについて、全てつまびらかにご説明をしていただくような機会を設けました。それをまた連絡会を通じてであったりとか、全ての事業所に対して、ホームページやメール等でもこういう部分が、要はいろいろな千差万別の原因がありますので、どれもこれもではあるんですけれども、可能性があるからしっかり注意してほしいということともに、職員がちょっと体調が不良なときに言い出しやすい環境は最低限つくってくれということをいろいろな機会でお伝えをしているところでございます。
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