会議 | 令和3年予算特別委員会(第7日)-03月08日-07号 |
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日付 | 令和3年3月8日(月) |
開会 | 午前10時00分 |
閉会 | 午後4時05分 |
場所 | 第1委員会室 |
案件 | 令和3年度予算審査(第7日) 一般会計歳出 第16款 教育費 第2号議案に対する修正案 |
【すくすく・学童クラブについて】
◆間宮由美 委員 時間の延長、補食の復活、どんなに待ち望まれていたことでしょうか。3月3日補食の提供について、ホームページに出されてから、さらに喜びの声が届いています。働く保護者方の声の高まりを受けて、すくすくとともに、学童クラブの大切なものはなくさないということで、区と区議会が大きく変わってきているのだと感じています。改めてすくすく学童のそれぞれに入ることのできる対象の子を聞かせください。
◎飯田常雄 教育推進課長 まずすくすくスクール事業全体でございますけれども、区立小学校に在籍してる児童、または区立小学校の通学区域に住所を要する児童でございます。そういった中で、学童クラブ登録をできる児童につきましては、今の条件に加えて、保護者の就労等で適切な保護を受けることが難しい児童が対象でございます。
◆間宮由美 委員 障害を持った子もどの子も対象になりますか。
◎飯田常雄 教育推進課長 対象児童につきましては、先ほど申し上げたとおりでございますので、障害の有無というところで特段限定をしているというものではございません。
◆間宮由美 委員 特段限定していることではないということで、どの子も入れるということなのだと思います。しかし、現実としては、障害を持ったお子さんの場合には、一人でいられない子については、親御さんなり、ヘルパーさんなりにいてもらわないと駄目だというふうにも言われています。「障害を持った子の親は働いてはいけない」のその声に応えるためにも考えを進めていただきたいと要望をします。特別支援学級の子も希望する誰もどの子も入れるようなすくすく学童になるような仕組みづくりをぜひお考えいただきたいと思います。
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【シルバー人材センターの活用について】
◆間宮由美 委員 昨年の本会議で通学路の見守りにシルバー人材センターの方の活用を取り上げたところ、学校関係の方から様々な声をいただきました。
その中で多かったのは、何か所かだけでもいいのでシルバーさんに入っていただけるなら助かりますというものでした。今年度PTA会費でお願いをしてきた学校は3月末でもうシルバーさんには頼めなくなります。この学校は安易にシルバーさんを選んだわけではありません。先生方も親御さんも交差点に立っています。校長先生は町会はもちろん、地域の企業にも声をかけて、そして子どもたちの登下校の見守りをお願いしてきました。でも足りないからシルバーさんにお願いすることを選んだのでした。
本会議では教育長から、一部の地域で委託経費を負担することはあるべき姿であるかどうかとお答えをいただきました。その後この件で学校とお話しされていますでしょうか。またご検討などは進んでいますでしょうか。
◎千葉孝 教育長 先の本会議でお答えしたとおりでございます。やはり一部の地域の方に区費を投入するということについてはまだそうしたいという形で、そうしなければならないという形での判断にはいたっておりません。
◆間宮由美 委員 一部の学校にだけ委託経費を負担することはあるべき姿かどうかということについてですが、例えば、小学校で日曜日に行われている遊び場開放、この鍵開け鍵閉めのために、シルバー人材さんにお願いしている学校もあります。それは全部の学校ではありません。区内34校です。しかもその委託費は教育委員会から出ています。ということは一部の学校ではあるけれど、必要な学校にはこうしてシルバー人材さんにお願いを既にしているということだと思います。とすれば交通安全の見守りも学校が必要と思えばお願いできるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
◎飯田常雄 教育推進課長 質問のお答えとはまた違うんですけれども、ただいまの遊び場開放の件でお話しいただきましたが、全部の小学校でシルバー人材センターさんに委託をさせていただいているところでございます。
○藤澤進一 委員長 そのあとの後段答えてないですよ、まだ。
◎千葉孝 教育長 遊び場開放と登下校・登校時のということはちょっと違うかなというふうに思います。
江戸川区におきましては、学校PTA、そして地域の協力を得ながら子どもたちの登下校を見守りをしてきた、そういった土壌がありますので、そういった背景があるという中で一部の地域に対して区費をという形はどうかというふうな形でお答えをさせていただいたわけであります。
◆間宮由美 委員 シルバー人材さんには確認をしております。全部ではないということで聞いております。
地域と一体になって学校がやってきたこれまでの歴史があるわけで、それを十分に大事にしながら、しかし足りないところだけというのが学校からの要望でございます。同じことをすることが公平というのではないと思います。その学校が今必要としていること、そのことに力を貸すことが教育委員会の大事な役割ではないでしょうか。再検討を願います。
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【不登校の子たちのサポートについて】
◆間宮由美 委員 今ありましたように、不登校の子たちのサポートの仕方は様々です。その一つに登校サポートボランティアがあります。現在ステップサポーターと呼んでいます。登校時だけでなくて、登校した後にも話し相手や学習の見守りを行うということでよりよい名前になっていると思います。大事な役割を担うこのステップサポーターの方々ですが、報酬が1時間当たり1,000円、最低賃金以下です。昨年も申し上げましたが、指示を受ける時間の拘束がある場合には有償ボランティアだとしても労働者性が認められ、最低賃金に関係するということを厚生労働省労働基準局、労働基準監督署などにも聞きました。ステップサポーターの報酬1,000円は、せめて最低賃金を守るべきではないでしょうか。いかがでしょうか。
◎近津勉 教育研究所長 現在登録していただいているステップサポーターの皆さんにつきましては、本当に熱い思いと、それから温かいその心で対応していただいているかなというふうに考えています。そういったことで今後もこの事業を維持していくために、様々課題等については研究してまいりたいというふうに考えます。
◆間宮由美 委員 課題についての研究をしてくださるということで、これは大きく前進したお答えだと私はとります。大事な事業だからこそ最低賃金以上の報酬と交通費を含めた雇用の仕方の検討を願います。また、退職校長先生方の待遇についても改めてご検討願います。
最後になりますが、子どもに寄り添い、学校に寄り添い、励ましてくださる指導主事の方々がこれからも元気でいていただけるよう、島村委員のおっしゃった増員を心から望むものです。
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