会議 | 令和3年 4月 災害対策・街づくり推進特別委員会-04月20日-10号 |
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日付 | 令和3年4月20日(火) |
開会 | 午後1時30分 |
閉会 | 午後 2時35分 |
場所 | 第1委員会室 |
案件 | 1 委員会調査概要作成に向けての意見交換 2 執行部報告 (1)江戸川一丁目地区密集事業完了について (2)東葛西八丁目地区密集事業開始について (3)防災都市づくり推進計画の改定について (4)瑞江第三中学校新校舎竣工について (5)流域全体で水害に備える「流域治水プロジェクト」の策定・公表 (6)新中川護岸耐震補強工事(その12)について (7)江戸川橋梁等長寿命化修繕計画の更新について (8)ブロック塀等撤去費助成の拡充について |
【委員会調査概要作成に向けての意見交換】
◆間宮由美 委員 12月にそれまでのまとめを申し上げておりますので、本日は1月、2月の委員会とそれに関連しての意見を述べます。2月の行徳可動堰の視察では、治水機能と利水機能という二つの役割を持つ可動堰を視察させていただきました。一般的な可動堰はふだんは開いていて、洪水時に閉まるということですが、行徳可動堰の場合は、ふだん閉まっていて、洪水時は開ける方式ということでした。大雨が途中から小降りになったことで、バスをおりて現場を見ることができたことで、その構造が分かりました。
また、既に60年がたっており、老朽化のために機能しないときがあったこともあり、現在は耐震補強がリニューアル工事を行っている最中とのことでした。大事な工事はいち早く進めていただければと考えます。1月には首都圏外郭放水路と台風19号による荒川下流部の出水状況について、ビデオ視聴をさせていただきました。改めて19号のときの判断の難しさと、あのときに洪水が起こらなかったことの奇跡のような事態について、思い至りました。そして、そのぎりぎりの場面があったからこそ、防災・減災について、江戸川区での取組や考え方が大きく進んだのだと思います。福祉避難所を可動するために、必要のある方々への意向調査が行われ、また避難訓練も行われました。ペットの同行避難についても話合いは進められています。災害を意識した公園づくりも進められています。防災関連で、まち歩きをしますと、公園はそのまちの大きな防災のための役割を担っていることが分かります。新しい公園にはベンチにかまどやトイレの組み立てる材料などが入っています。しかし、ビスがかたくなっていて、大人の力でも開かないところもあります。ですので、災害時には使えるように町会として点検をすることや、また一歩進めて防災のためのベンチではなく、防災のための倉庫を完備していくことなどを進めていただきたい考えます。
また、公助も自助ももちろんですが、誰一人残さず救うためには共助の力が必要だと感じています。そして、それを確実なものにするのが地区防災計画だと思います。災害を自分事としてとらえるためにも各町会を軸としてつくり上げていく地区防災計画はこれから非常に大きな役割を持つものになると思います。11月にはこの計画に向けてのキックオフとしての説明会を開かれた谷河内南町会さんは3月には近隣の町会さんにも声をかけてまち歩きをされました。さらに、町会会館へ数人ずつでも来てもらって、地区防災計画を進めるためのビジョンを説明されています。伺ったときには60代の方3人がビデオを見ながらの説明を受けていました。この丁寧な取組こそが発災時に命を守ることにつながるのだと思いました。この地区防災計画をどの町会にも広げるために、危機管理部中心に推進をよろしくお願いしたいと思います。それから、名前についてなのですが、地区防災計画と江戸川地域防災計画、赤本と言われるものですが、それが違うものだと分からない方も多くいるようです。地区防災計画の別名を考えてもよいのではないかと思うところです。災害に強い首都東京の形成に向けた連絡会議から、昨年12月15日に最終答申が出されて、その中には避難場所にもなる高台まちづくりの推進として、JR小岩駅周辺地区の推進も盛り込まれています。小岩の事業は単に再開発ということにとどまらず、ここで行われる点のスキームを広げることで、江戸川区全体が災害に強い面になるという非常に大事なプロジェクトです。ただ、このことは当該地区である小岩の方々を含め、江戸川区全体では知らない方も多くおられます。ですから、このこと自体も知っていただくということがこれから知っていただくということも必要ではないかと思うところです。今後も区民が自分事として動くことができるように、施策を進めていただく、施策を深めていただく。そのためにも、ご尽力をよろしくお願いしたいと思います。
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