会議 | 令和4年 1月 建設委員会-01月13日-10号 |
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日付 | 令和4年1月13日(木) |
開会 | 午前10時00分 |
閉会 | 午前11時20分 |
場所 | 第5委員会室 |
案件 | 1 陳情審査 第73号、第88号、第89号、第98号…継続 第73号:江戸川区景観条例 施行規則の一部改正に関する陳情 第88号:住民に犠牲を強いるスーパー堤防構想は中止し、SDGsの理念に基づく人に優しい強化堤防(フロンティア堤防・アーマーレビー等)の採用を求める陳情 第89号:都市計画道路補助第283号線拡幅計画の断念を求める陳情 第98号:篠崎公園地区まちづくりにおける補助第288号線ボックスカルバートの見直しを求める陳情 2 所管事務調査…継続 3 執行部報告 |
【第73号:江戸川区景観条例 施行規則の一部改正に関する陳情】
◆間宮由美 委員 そうしますと、まずコアジサシについてですけれども、毎年同じ場所には繁殖しないということで、工事などの影響は考えにくいだろうということが、お話がありました。としますと、コアジサシが、人が集まらないところに営巣地を替えるということでは、どうもなさそうであるということでよろしいでしょうか。それとも、それ自体も分からないということ、どこに替えるかは、よく分からないということなのでしょうか。
◎室井邦昭 都市開発部参事〔都市計画課長事務取扱〕 もともと、この西なぎさの周辺では、なぎさの荒川側といいますか、西側のほうに比較的、繁殖をしているケースが多いということもありまして、それは比較的、今回調査しているところ、それから、もう既に案内所ですとかトイレとかある場所、橋のたもとにございますけども、そこから距離が離れているということで、その辺の影響は考えにくいというようなことでございます。
◆間宮由美 委員 分かりました。現在のところ、そのような状況だということで、分かりました。進捗状況につきましても、高さについても含めて公募をかけていくという方向が検討されているということですので、それも承知をいたしました。その公募をかける前には情報提供もされるということでしたが、情報提供というよりも、関係者の方々にも意見を聞くということでの情報提供にしていただければと思っております。
完成時期が未定ということで、しかし、丁寧にやろうとしてくださっていることは、この間のことでも、また、今日のお話でも大変よく分かりました。
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【第88号:住民に犠牲を強いるスーパー堤防構想は中止し、SDGsの理念に基づく人に優しい強化堤防(フロンティア堤防・アーマーレビー等)の採用を求める陳情】
◆間宮由美 委員 国へのヒアリング、ありがとうございました。
まず、陳情書の中に書かれていました、ダム中心の開発に切り替えたということについては、そういった事実はないということでお聞きになられたということでしたので、それについては承知をいたしました。
また、もう一つのアーマーレビー工法などの復活した箇所、時期、数についてなんですけれども、これについては、その箇所や時期、数については承知していないということなんですけれども、そうしますと、国としては、どのような工法であったとしても、この工法について承知していないということなのか、それとも、どのような工法であったとしても、国としては承知していないということなのか、それをお聞きしたいと思います。
◎田中正淳 計画調整課長 あくまでも、お尋ねしたのはフロンティア堤防、アーマーレビー工法、この工法についての確認でございますので、当然、河川が氾濫したり、そういった場合には復旧等、いろいろしていきますので、それをどういう工法でどういう形でやったかということについては、確認をしておりません。
◆間宮由美 委員 ここで、数ですとか、箇所などが出てきたらば、またお聞きをしたいと思っていたのですけれども、今回は出てきていません。ただ、前回の委員会でも粘り強い堤防のためにアーマーレビー工法を採用したということがあるということも聞いていますというご答弁もございました。
今のご報告の中で、試験的に実施していることは知っているということでしたので、試験的に実施したところがどこなのかということを、お聞きを改めてしたいと思います。そこについては、なぜ試験的にその工法を実施したのか、さらに実施してみてどうだったのか、そのことまで分かれば次回で結構ですので、教えていただければと思います。
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【第89号:都市計画道路補助第283号線拡幅計画の断念を求める陳情】
◆間宮由美 委員 課題の地図化をありがとうございました。
最初に一つお聞きしたいのは、大型車の通り抜けのところに学校があるわけですけれども、学校のほうとしては、今、危ない道路については、毎年要望として教育委員会や警察などとも話し合いながら上げているかとは思うんですけれども、やっぱりこの道について学校のほうからも要望としては出ているのでしょうか。
◎田中正淳 計画調整課長 具体に、この道路が要望に上がっているかというのは、ちょっと資料を持ち合わせてないのでお答えできないんですが、上小岩二小、それから上小岩小学校、中小岩小学校からは、岩槻街道については非常に問題があると。それから、大型車両が通り抜ける、ここについては、どこの通学路とかじゃなくて、学区域の中で非常に危険性を感じていると、そういうお話はございます。
◎立原直正 土木部長 ちょっと補足させていただきますが、図をご覧いただきますと、黒い実線のところが、現在、大型車、葛飾区のほうから来て、具体的には午前7時以降、通学時間帯に実際に通行しているというケースがあります。一方、図の右上のほう、点線のところで、大型貨物車規制21時から9時、29年9月以降というふうに書いてあるところがあるかと思うんですが、こちらのほうも従前は7時までで、7時以降は通行可でしたが、先ほどの委員のご質問のとおり、学校、それから地域の皆さんからご要望等もいただいて、所轄の小岩署、また葛飾区のほうの亀有署等々とも、いろいろ協議を重ねに重ねて、実は7時から9時に規制を延ばしていただいた経緯があります。それは通学時間帯に大型車をできる限り排除しようという取組みでした。ということで、学校をはじめ、地元の皆さんから、ここの地域は、先ほどの岩槻街道の課長が申し上げたところも含めて課題があります、というところのお声をずっといただいているところです。
現在、黒い実線のところを走っていることも事実ですので、こちらにつきましても、具体的には上流側のほうの葛飾区さんのほうの所轄の警察のほうがメインになるんですけども、こちらについても粘り強く規制の時間延長等々について協議をこれからも続けていきたいというふうに考えております。
◆間宮由美 委員 分かりました。そうしますと、道路ができるまでの間も大変危険が伴っていると思われます。ですから、ここにつきましては所轄の警察とも一緒になりながら、せめて通学時間には入らないような規制なども、これは道路ができる以前にしていただくことではないかなと思うところでございます。
前回、地域の課題として大型車のこのような侵入の問題ですとか、道路が狭いための交通安全上の支障がある、危ないという声が出ているということで、本日、地図にしていただいたわけですけれども、例えば狭い道路、危険な道路については、地区計画などでもほかの地域では対応していただいているところですが、例えばこの地域に、もし都計道の予定がなかったとしたら、地区計画をすべきところであるという認識になりますでしょうか。
◎室井邦昭 都市開発部参事〔都市計画課長事務取扱〕 都計道がなかったらという前提なんですけれども、地区計画はいろいろな課題、街の密集だとか、それから景観だとか、いろいろな課題に対応して、地域からぜひまちづくりで地域の改善をしていきたいとご要望のあるときに、地区計画は指定していくわけでございます。あくまでも地区計画というのは、基盤を作るというよりは、建物の建替えを、建築時にその地区計画のその地区のまちづくりのルールに合わせ、建て替えてもらうというようなことでございますので、即、その地区計画によって道路が広がるとかというわけではないですね。
◆間宮由美 委員 道路が広がるというわけではないということではあるんですけれども、私が思いますのは、まちづくり協議会というものが出来上がって、その中で拡幅が必要な道路はどこだろうか、そういったことを町の皆さんが共有できているということが、これが非常に大事なことだなと思っているんですね。もし、この都市計画道路の計画がなかったとしたらば、その地区計画などにもやることになったのかなとも思われるんですけれども。逆に、この計画が56年前にあったことによって、まちづくり協議会がつくられないということが、逆に残念であるなというような思いをしているところです。
都市計画道路の予定があったとしても、今後になるんだと思うんですけれども、やっぱり56年前の道路の予定であるから本当に必要なの、という疑問がまず湧くと思うんです。ですから、そこについていろいろと調べた上で、やっぱり必要だから作るんだよということで、この間、委員会でもお話しいただいてきたんですけれども、まちの皆さんが、そこの危険箇所ですとか、広げたほうがいいかどうか、そういったところを共有できるためのまちづくり協議会というものが一緒になっていくと、今後、まちの人にとっても安心できることなのかなと思いまして、お聞きをしました。
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【第98号:篠崎公園地区まちづくりにおける補助第288号線ボックスカルバートの見直しを求める陳情】
◆間宮由美 委員 前回の委員会では、ボックスカルバートにしたとしても中には水がたまらないような構造になるというご答弁がございました。しかし、外から来る大きな水害、もしくは周辺の下水道の排水能力を超えるような集中豪雨であったとしたらば、ほかも冠水するのでボックスカルバート内も冠水するということは事実上考えられるだろうというお話でございました。
そうしたときに、篠崎公園の高台とでは、同じ高さで整備をするとしたらば、ボックスカルバートではなくて同じ高さで整備をするとしたらば、今の、外からの大きな水害、あるいは集中豪雨の際には、そこはどのようになるでしょうか。同じ高さであれば冠水はしないだろうということでよろしいのでしょうか。
◎立原直正 土木部長 ボックスカルバートではなく、堤防の上を道路がいくという、そういうイメージでよろしいでしょうかね。高規格堤防の整備の目指しているところ、併せて、そこにつながっていく東京都の篠崎公園地区の公園そのものを全体を高台化にしていこうという計画、ございます。
篠崎公園であればAPプラス6メートル程度の高台化を目指すというのが計画で打ち出されております。APプラス6メートルというのは、例えば新中の堤防の高さなんかとほとんど同じです。旧江戸川の堤防の高さなどとも同じです。あの上に道路が通るということをお考えいただければ、一般的な1時間に50ミリを超えるような雨、実際起こっていますが、そういったときには、その部分は冠水をしないというふうには思われます。
◆間宮由美 委員 そうしますと、ボックスカルバートではなくて路面を篠崎公園の高台と同じ高さで整備することを求めると記書きにはあるわけなんですけれども、同じ高さでの整備では、なぜ駄目なのか、この間もお話をいただいてきましたが、改めてお聞かせください。
◎田中正淳 計画調整課長 この篠崎公園と一体化として整備する際に、篠崎公園を高台化して、いわゆる避難場所等広く利用するためには、堤防から一帯を整備するのが一番よかろうということで、288号線についてはアンダーパス、ボックスで下を抜くという構造にすることに決定して、上下重複の計画を決めましたので、一番は避難するときの利用勝手といいますか安全性といいますか、そういうところが一番の理由だと思っております。
○川瀬泰徳 委員長 間宮委員、いいですか。
◆間宮由美 委員 はい。
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【執行部報告 (1) 令和6年度 改築予定校について (2) 上篠崎一丁目北部土地区画整理事業の造成工事について】
◆間宮由美 委員 改めて現地調査を行ったところ、不良箇所が見つかったとのことでした。まず1点目は、お聞きしたいのは、10月の地盤報告書をお渡しした段階で、なぜそのことが見つけられなかったのかということです。今、改めての検証をされているとは思うのですけれども、現在、その調査会社のほうは何と言っていますでしょうか。
◎高橋博幸 区画整理課長 10月のときに報告書という形で住民の方にしっかりできましたという報告書につきましては、地盤改良でセメントを入れて固めたということで、現地にそういうスクリューの針が刺さらないという認識の下、実際に改良したところの試供体というものを取って、試験室で測ったという結果を基に、地元の方に大丈夫ですという報告をさせていただいております。その中で、現地で実際測ったところ、想定では入らないということで動いていたんですけれども、実際は入ってしまったと。それも、ここに書いてありますセロリのほうにつきましては、半数近く不均衡なものが見つかったということで、今回、先ほど言った二種類の工法の中の北小岩等で使ったCI-CMCというコンクリートの柱を造る工法で対応をしていきたいというような形で考えております。
もう一点の、調査会社の今回の結果については、当然、請負業者並びに地盤改良した下請け業者ともに、こうなった原因について、実際、さっき言いましたセメントの注入量ですとか施工方法ですとか実際の地盤ですとかというのを、もう一回最初から調査して、その結果に基づいて、何がいいのかと、今後もどうやってやっていけばいいのかというような形で検証をさせていただいて、その結果次第、住民の方にもご説明しますし、当委員会にもご説明したいというふうに思っております。
◆間宮由美 委員 ぜひ、きちんとした検証をよろしくお願いしたいと思います。
このようなことになった以上、もう既に陳情の審査としては終了していますけれども、第54条陳情の中では上篠崎一丁目について、この事業についての地盤強度補償を求めるということで出されていました。そして、第一次移転先の地盤高の推移を、造成後も一定期間継続測量して公表することを求めるということが出ておりました。このようなことになった以上、改めて造成後についても継続して見ていく必要があるのではないかと思います。大切な財産ですので、念頭に置いていただきたいと考えます。
◆間宮由美 委員 学校改築のほうで1点お聞きします。
○川瀬泰徳 委員長 どうぞ。
◆間宮由美 委員 私が聞き漏らしたとしたら申し訳ありません、改築の計画の表を見てみますと、基本設計・実施設計でおおよそ2年、そして、建築で2年、そして、校庭・外構で1年というのがおおよそのところで他の学校、出ているんですけれども、このたびの一之江小学校、葛西二中の場合、建築が2年以上のスパンが書かれています。これは、なぜでしょうか。
◎髙澤誠 学校建設技術課長 先ほども説明のほう、させていただきましたが、従来と違って、今回の、少し延ばして書かせていただいているのは、令和6年度から適用されます建設業界の働き方改革関連法、こちらを考慮しまして、工期のほう設定しております。
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