会議 | 令和4年予算特別委員会(第7日)-03月10日-07号 |
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日付 | 令和4年3月10日(木) |
開会 | 午前10時00分 |
閉会 | 午後4時06分 |
場所 | 第1委員会室 |
案件 | 令和4年度予算審査(第7日) 一般会計歳出 第16款教育費 第1号議案に対する修正案 |
【オンライン授業について】
◆間宮由美 委員 オンライン授業についてお聞きをします。
配信実施校は、小学校69校中62校、中学校33校中31校、実施していない学校の理由としては二つ挙げられています。一つは、保護者からの希望が今のところない。もう一つは、学級閉鎖などが起きていない。この理由は非常に残念に思いました。学校に希望を伝えることは勇気のいることでもあります。また、学級閉鎖という全体のことだけでなく、今は不登校の子やお休みする子のためにも使われるということをどうお考えだろうかと思うところです。ある中学生の子の意見をお伝えします。彼は4カ月に一度入院をしなければなりません。そして、コロナに罹患すると重症化しやすいため、マスクを外す昼食は食べずに家に帰ることにしています。彼のクラスは5教科の配信が始まったため、家でも病院でも授業が理解できると喜んでいます。そして、5教科以外の技術、家庭、音楽、数学の少人数クラスも配信をできるとありがたいということ、また、黒板全体が見えるように三脚を使って固定をしてほしいなど要望も話してくれました。そして、さらに伝えてほしいと言われたことがあります。感謝の言葉です。この仕組みを考えてくださったどなたかにありがとうとお伝えください。置いていかれても仕方ないではなく、何とか一緒に授業を受けられるようにと、こんな仕組みを考えてくださった江戸川区には感謝しかありません。本当に助かっています。この声をどう取られるでしょうか。また、オンライン配信を受けられない子が今はいます。ぜひ全ての学校、全ての教科、全ての教室でオンライン配信をお願いしたいと考えますが、いかがでしょうか。
◎近津勉 教育指導課長 今の保護者の方のお言葉を真摯に受け止めまして、各学校でオンライン配信授業等の推進を進めてまいりたいというふうに考えております。
◆間宮由美 委員 ぜひご尽力をお続けください。このような子どもたちの声に応えるためには、タブレットはどうしても必要です。教員一人に一台が配備されたところですけれども、それは先ほどお話もありましたように、授業の中身に使います。ですから、配信用にはどうしてももう一台が必要となります。小学校にはiPadとWindowsの関係で、もう一台配備がされるようですが、中学校はiPadですから、配信用のタブレットの配備、中学校への配備もお願いしたいと思います。
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【通学路について】
◆間宮由美 委員 通学路につきましては、シルバー人材の方の登用をぜひご検討ください。
お聞きいたしますのは、介助員についてです。
職務内容は、支援を要する児童・生徒の学校生活介助等とあります。支援を要するとはどのようなことを指すでしょうか。また、小学校、中学校において報酬に差がありますが、これはなぜでしょうか。来年度介助員を増やすためにどうされるでしょうか。
以上、3点お聞きします。
◎大關一彦 学務課長 支援を要する内容ですけれども、危険な行動をする子の安全を、行動もある程度対処するようにと、そういったことが1点と、あと、いろいろな階段を仮に上ったりとか、そういった障害がある児童さんなんかが移動するのを補助する仕事などがあります。
小学校と中学校につきましては、子どもの体が成長によって大きくなっていきますので、さすがに中学校と小学校のお子さんでは、その介助員にかかる負担というのが違ってきますので、その点で時給に違いがあります。
また、来年度の人材確保、こちらのほうは随時ホームページで募集しております。現在はホームページに載せると、割と早く人材が集まっているところです。
◆間宮由美 委員 支援の内容が課長がおっしゃったとおりだとしますと、そこは各学校へ改めてお伝えをしていただきたいということと、また、学務課の中でも確認をお願いしたいと思っております。と申しますのは、学校からお聞きすることによると、例えばふらっと教室から出てしまう子、あるいは大声を上げたり何だり、発達障害のためにそういうことが出てしまう、そういった子たちには、そもそも対象外と言われているとのことでした。そうでないなら、その周知をお願いしたいと思います。また、小、中の報酬の差ですが、教員の給与は同じです。支援は子どもを抑えるということだけのことではありませんので、報酬は小、中同じに改定のご検討を願います。また、学校としては毎日介助員さんにいてほしいのですが、今はそれが叶いません。ぜひ学校の要望に合わせられるように、見直しをお願いいたします。
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【ステップサポーターについて】
◆間宮由美 委員 白井委員がおっしゃったように、教育委員会頑張ってくださっています。同感です。
不登校の子たちへのサポートの一つ、ステップサポーターについてお聞きします。
昨年度の報酬は1時間当たり1,000円と最低賃金以下でした。しかし、指示を受ける時間の拘束がある場合は、有償ボランティアだとしても労働者性が認められ最低賃金に関係するということを、厚労省・労基署などにもお聞きし、報酬額の1,000円は最低賃金を守るべきとお伝えしたところ、今年度は1,250円となりました。ありがとうございます。登校の付添い、学校での別室登校もできるということで、対象児童・生徒はここ数年200人前後となっています。
ところが、ステップサポーターの登録者数は50人から60人、不登校の子がもっと行きたいと思っても、今のステップサポーターの数ではその要望が叶えられません。必要な子どもたちに必要な回数の配置をするためには、ステップサポーターを増やすことが求められています。来年度はどのようにされるでしょうか。また、その数を増やすためには交通費の支給が必要と考えます。いかがでしょうか。
◎近津勉 教育研究所長 ステップサポーターをどうやって増やしていくのかといったご質問です。
それにつきましては、今現在もホームページで通年で募集を行っております。加えまして、各学校に教育実習などで訪れてくれた学生などにも声をかけております。また、区内の様々な施設にもご協力をいただきながら、募集の声かけをさせていただいているところでございまして、これをまた継続させていただく考えでございます。
交通費ということでございますけれども、このステップサポーターにお支払いしているお金は謝礼という形でございますので、交通費という考えは現在持っておりません。
◆間宮由美 委員 学務費で話し合われて介助員は非常勤職員です。しかし、ステップサポーターは有償ボランティア、時間、場所、給料が示され、指揮命令下に置かれるということは同じ、労働者性が認められることになる可能性が大きいと言われる中で、本当に有償ボランティアでよいものか整理を願いたいと思います。また、多くの方に従事いただけるためには、交通費の実費の支給、これを考えていただきたいと思います。
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