会議 | 令和4年予算特別委員会(第2日)-03月01日-02号 |
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日付 | 令和4年3月1日(火) |
開会 | 午前10時00分 |
閉会 | 午後5時33分 |
場所 | 第1委員会室 |
案件 | 令和4年度予算審査(第2日) 一般会計予算歳出 第2款 経営企画費、第3款 SDGs推進費、 第4款 新庁舎・設備推進費、第5款危機管理費 |
【広報えどがわについて】
◆間宮由美 委員 区の情報を得る第一であると言われている広報えどがわについてお聞きします。
表紙にある写真や絵の温かさや美しさに、いつも、まあなんて素敵だろうと思いながら拝見しています。現在は新聞を取っていなくても、町会の回覧板で回していただくようになりましたし、また、各事務所やコンビニでも置いていただいています。
コンビニではご自由にというふうに表記した看板を区が作ってくださったようなのですが、それでもコンビニにおける残数を見ますと、おおよそが残ってしまっている店舗と、それから、ほぼゼロになる店舗と分かれているようです。その差の分析、その差は何なのかということで分析をしていただいて、一人でも多くの人に届くようにしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
また、内容についてなんですけれども、以前には区民の皆さんの行う催しを載せる欄がございました。これは今はございません。以前も載せる、載せないにおいても、ちょっと厳しい決まりがあったようではあるんですけれども、共生社会といったときに、区民とともにこの江戸川区を作るという立場に立つものであれば、人を傷つけるようなことでない限りは、全部載せても良いんではないかなと私は思っております。
江戸川区から発信ということだけでなくて、区民からの発信も応援する、そのような広報えどがわに、さらにバージョンアップさせていただいたらと考えますが、いかがでしょうか。2点お願いいたします。
◎田森健志 広報課長 まず、1点目のコンビニの配布状況でございますが、確かにおっしゃるとおり、全体的に見ますと、今、区内コンビニ142店舗で配布いただいております。平均しますと、やはり50%ぐらいが残っています。大体、1号で20部ずつ各コンビニには配らせていただいております。委員おっしゃるように、ほとんどなくなっちゃうところもあります。私も確かに疑問に思っておりまして、その違いはなんだろうというふうに思っておりましたので、ぜひこれは一度調査をしてみて、その辺、ちょっと検証してみたいなというふうに思っております。
それから、あと、委員おっしゃるのは公演・催物情報のことだと思います。これは、平成2年の10月に広報誌をリニューアルしたときに、実はいろいろ広報のあり方を少し整理・役割分担をしました。これまでは区の公演のイベントであれば、以前の広報誌では載せさせていただいておりましたが、かなり数が多くなってきておりまして、非常に細かな広報誌になっておりましたので、リニューアルにおいては、もっと区の魅力を発信する、読んで楽しめる、そういった広報にしようというふうに、役割を広報誌に与えました。で、それ以外のものはホームページのほうに流す、そういう形で役割分担をしたところでございますので、この公演・催物情報もいきなり激変はいかがなものかというところでございましたので、1年間発行させていただきました。その結果、結局出したのが2回だけでございました。それはコロナ禍もあったと思いますが、その1年間を通して、各団体には主管課からご説明をいただいたので、その辺はご理解をいただいてるかなというふうに思ってございます。
今後も公演情報につきましては、ホームページのほうを中心にご紹介していければなというふうに思ってございます。
◆間宮由美 委員 区の魅力を発信するものに変えていこうということで、その変えるということは、一つ大事なところだったと思います。
ただ、団体の方々にしてみると、やっぱり残念だなというふうな思いを持たれていることと、それから、区民のほうとして、ホームページを、じゃあ毎月、定点で見に行くかというと、なかなかそうではなくって、でも、身近な広報が入ってきたときに、ああ、区でこんなことをやっている人たちがいるんだ、じゃあ、今回は参加してみようかなというふうに繋がっていくかと思うんですね。
広報課は現在、SDGs推進部になっています。それは、区全体でSDGsを推進していくために、区政全体をお伝えしようという、そういう大事な広報の役目ということだから、そこに入られているんだとお聞きしていますが、それであれば、共生社会を作るということの観点からも、区民と共に作るページということで、お考えになっていただければと思っております。
コンビニの調査につきましては、本当に大切に作られている広報ですから、残さないということのためにも、ぜひ調査をしていただければと思います。
よろしくお願いいたします。
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【防災行政無線について】
◆間宮由美 委員 防災行政無線についてです。
これまでは、ここでは聞こえない、幹線道路では聞こえない、窓を閉めていたら聞こえないという、そういった聞こえないという声が多く出ていましたので、どうしたら聞こえるようにできるかという提案をしてまいりました。しかし、防災行政無線の役割は、今、私は変わってきているのではないかなというふうに思っております。聞こえないところがあるのはもう仕方がない。その代わり、それを補完するものが次々と出てきておりまして、メールではまだ取りづらかった情報なんですけれども、SNSやLINEとなったことで瞬時に受け取れるようになりました。そうしますと、防災行政無線が何か聞こえるなとなったらば、スマホで確認ということを積極的に区民にお伝えしてよいのではないかと思っております。そのことについてはいかがでしょうか。とはいっても、スマホを持っていない方々もいます。それから、スマホを持って仕事をしてはいけない職場もあります。ですので、そこでそういった方々の聞こえないというか、全くそれらからも聞こえないというのはよくありませんので、もちろんこれからも防災行政無線を、今いろいろと声質とかいろいろご努力されているということではあったのですけれども、より聞こえるように、一つ一つの区切りとか、そういったのも含めながら改善を図ることは進めていただきたいと思いながらも、さらに、先のようなスマホを持ってはいけない職場などでは、現在、福祉作業所で販売をしております緊急告知受信機、これなどを積極的にお知らせをしていただきたいと思うところです。いかがでしょうか。
◎本多吉成 防災危機管理課長 これまでも販売の要望をいただきまして、福祉作業所での販売を実施してきたところでございます。そちらについても、ホームページ等で周知を図ってきたというところでございます。また、自動機能のラジオではなくても、通常のラジオでも何かあったときにスイッチを入れて聞いていただくということも可能でございますので、講演会等、イベント等、そういった中で皆様方にそういったものの活用、それ以外にSNSだとかメールニュースだとかというものもございますが、そういったFMラジオも通じて聞き取ることもできますので、そういったものも含めて皆様方に周知をしていきたいというふうに考えてございます。
◆間宮由美 委員 防災行政無線が鳴ったらスマホで確認ということの、積極的に周知をよろしくお願いしたいと思います。
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【地区防災計画について】
◆間宮由美 委員 地区防災計画について、2点お聞きをいたします。
1点目は、マンションにおける地区防災計画については、今のやり取りで分かりました。マンションは町会の中に存在をしています。そうしますと、独自の地区防災計画を作るマンションと、それから町会との整合を図る必要があるかと思うんですけれども、どのように考えたらよろしいでしょうか。
また、2点目には、地区防災計画に取り組もうとしたときによく言われることが、避難所運営協議会との関係です。どのように整理することで、区民の皆さんにとって分かりやすくなるかということで、また、その際に自助と共助ということも踏み込んでお聞かせいただければと思います。
◎柿澤佳昭 危機管理部副参事 まず、初めのご質問ですけれども、ご指摘のとおり、町会に所属している、所在しているマンション、それはマンション防災計画が先に作られたとしても、後から平場の町会・自治会が追っかけて作ったとしても、そこは必ず町会・自治会と整合性を図っていく必要があると思うんです。必ずそこは必要だというふうに思っておりますので、ご相談を受ける段階から、そういったところにご配慮いただくように、助言・誘導しておりますし、今後もそこを意識してまいりたいと思います。
それから、2点目ですけれども、運営協議会、それから地区防災計画、それは、ある意味両輪だというふうに考えております。運営協議会というのは、実際にその学校避難所の運営が主体で、いかに円滑に避難所を運営するかというようなことがテーマかと思いますけれども、一方で、地区防災計画というのは、まず、発災してから学校避難所へ行き着くまでの共助というものがいかにあるべきかということを、まず整理することが1点。
それから、これはいろいろ皆さん、町会の策定する皆様方とご議論する中で学ばせていただきましたけれども、やはり自助と町会で行う共助の行う範囲の整理、これをやっぱりしていくことが非常に大きいように思います。ですので、自助と町会共助が行うべき整理というようなところが2点目。
それから、最後ですね。命は助かった。学校の避難所にはとりあえず行った、在宅の避難はできているというような状況から、在宅避難者へいかに必要な情報や物資を配分するかというところが三つ目になると思います。区では、とにかく学校避難所に物資や情報を一生懸命供給する努力をいたしますけれど、そこから在宅避難の方々には、なかなか区の力では行き届くことができませんので、そこを共助の町会やマンションといった地域コミュニティの中でカバーしていただくというようなことで、その辺の整理をするということに大いに意義があるように考えています。
◆間宮由美 委員 今のお話をお聞きしましても、特にこの2年間ですかね。町会の皆さんと動いてくださっていたことで、地区防災計画がかなり整理されてきたのだなと思いました。本日の午前中の企画調整費の中で、区民の転出が多くなっているという話が出ておりました。実際に水害で沈むまちにはいたくないという話も聞きます。でも、そうではなくて、災害時には力になり合うことできる地域がある、そういうことを明確にできるのは、この地区防災計画だろうと私は思っております。今後も全町会・自治会が作れますように、ぜひ推し進めください。よろしくお願いいたします。
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