会議 | 令和4年決算特別委員会(第4日)-09月30日-04号 |
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日付 | 令和4年9月30日(金) |
開会 | 午前10時00分 |
閉会 | 午後4時42分 |
場所 | 第1委員会室 |
案件 | 令和3年度決算審査(第4日) 一般会計歳出 第8款環境費、第14款健康費 |
【令和3年度決算審査/一般会計歳出 第8款環境費、第14款健康費について】
◆間宮由美 委員 人工芝と環境についてお聞きをします。
区内では人工芝が敷かれている施設は13ヶ所、天然芝の施設は4ヶ所あります。それぞれの場所における気温の上昇の仕方やマイクロプラスチックの状況については把握されているでしょうか。また、そのことについての課題認識はどのようにお持ちでしょうか。
◎佐藤弥栄 気候変動適応課長 こちらの各施設では夏の温度上昇については散水、またマイクロプラスチックの対応としては定期清掃、またフィルター設置の流出防止策、こういったものを講じているところでございます。環境負荷の対策等、こういった形で行ってきているということは認識しておるところであります。 また、人工芝の導入に当たりましては、各企業の努力、こういった技術革新とか企業が調査した数値、こういったものを踏まえて検討しているところであります。各所管と強化を図りながら今後も維持管理と耐久性、こういった経済性と運用上のメリットと環境面の課題を総合的に勘案して対応してまいりたいというふうに考えているところであります。
◆間宮由美 委員 対策をされているということです。実際の温度などぜひ調査をしていただきたいと思っております。人工芝がいけないとは考えてはおりません。しかし、これまでも申し上げてきましたように、現在使われているゴムチップの充填剤、これが温度の上昇を誘発すること、またゴムチップそのものが流れ出すということが問題です。
昨日のスポーツ振興費のご答弁にもありましたように、水辺のスポーツガーデンではマイクロプラスチックの流出が考えられるために人工芝を天然芝に変えました。以前も見ていただきましたがこれが人工芝です。人工芝そのものはまだ土に返るものは開発は途上のようですけども、しかし芝をつけるマットのほうは、これは既にトウモロコシでできたものなど土に返るものが開発をされています。さらにこの芝を立たせるためにびっしりと敷かれているのが充填材ですが、充填剤がゴムであるフィールド、これは区内にはまだ2ヶ所あります。しかし、充填材もこのクルミのチップ、それからオリーブの種など天然の素材が出ております。こういった天然の素材が温度上昇を大幅に抑えるということで海外では主流になっています。流れ出したとしても問題がないということをお伝えもしてきたところです。人工芝のフィールドは一見すると何の問題もないように見えます。しかし、そこには環境への負荷の大きさが歴然としてございます。だからこそ、先ほどのご答弁のとおり、気候変動適応課の皆さんこそが関係所管課と情報、課題などを庁内共有する場を設けることが重要であると考えていただきたいと思っております。研究を深めてください。
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◆間宮由美 委員 小林委員がおっしゃったように、すぐに投稿できるって凄く良いことだと思うんです。土木のほうでは道路が危ないところについて、今すぐにLINEで投稿できるような仕組みができてますから、そういうのもお使いいただけるときっと良いなと思います。
私は資料を頂かなかったので恐縮ですが、口頭でお聞かせください。
令和3年時点で区内の公園において防災倉庫、かまどベンチやトイレなどの防災用具、また消防団小屋は何か所で造られているでしょうか。
◎乙訓陽一 水とみどりの課長 まず、防災倉庫でございますが、11公園でございまして、かまどベンチについては63公園、トイレツールですとかマンホールトイレ、こちら36公園に整備してございます。消防団小屋についてはございません。
◆間宮由美 委員 防災用具はかなり充実してきています。ここではゼロである消防団小屋についてお聞きをします。
現在、区内にある消防団小屋は69、その中で電気がない小屋は7ヶ所、水道がない小屋は28ヶ所、さらに土地所有者との関係でそこから撤退を迫られているところもあり大変お困りになっています。消防団小屋を公園にという要望が大変強くございます。どのようにお考えいただいているでしょうか。
◎乙訓陽一 水とみどりの課長 私、公園管理の担当ということでございますけれども、先日の危機管理費でのやりとりを私も聞いてございまして、課題として改めてそういうことがあるということを認識した次第でございます。ただ、公園となりますと占用許可をできる物件が限定的になっていたりですとか、あるいは建築物を建てようとしますと建蔽率の制限なども出てございます。ただ、先ほど申し上げましたけれども、重ねて課題認識はございます。
◆間宮由美 委員 国交省とお話をしましたところ、公園の中に消防団の小屋を造ることはできると言われました。課題認識として持っていただいているということが分かりましたので、それが今後進めていくかぎとなりますので、どうぞ研究を進めて消防団の力となってください。
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◆間宮由美 委員 金井委員の今のご意見なんですけれども、私もそのように思っております。一般廃棄物収集運搬業の方々は、許可なくやりたくない。違法ではやりたくない。きちんと正規でやりたいというふうに思っていらっしゃいますので、ぜひ23区とお話し合いを進めていっていただきたいと思います。
お聞きをすることは、令和3年度の中学校における制服のリユースの取組みについてです。
これは令和2年度は、2校以外が取り組んでいます。制服が買えないのでどうしたらいいかというご相談は毎年ございますが、このようにリユースが各学校で進められるようになったことで非常に喜ばれています。そして、今の制服だけではなくて、小学校も含めて、体操着、あるいは様々な道具もまたリユースすることを進めていただいています。体操着とか道具なんてお下がり使うだろうかと、多分今まだリユースを行っていない学校はそういう思いも持たれているのかなと思うんですね。でもしかし私、子ども服交換会をずっと続けていますが、その中でも道具類というのは大人気です。令和3年度学校でのリユースを進めたことは、どのような点で得るものがあったでしょうか。また、今後どのように進めていこうとされているか、お聞かせください。
◎加山均 環境部参事 まず1点目でございますけれども、学校内でリユースが進むことで、必要とされる方への受け渡しが進んでいるというふうに伺っております。コロナの影響で、PTA主体のリユース事業が少しやり方を変えて、学校公開とかそういうのを活用して、形を変えて実施している学校もありますので、今後の広がりというんですか、そういうのに期待したいというふうに思ってございます。
それから2点目なんですけれども、今コロナのことを申し上げましたけれども、活動が縮小傾向になっているということはあるので、来年度以降は、学校行事とかそういったところでリユースの再開について期待しているところでございます。
あとまだリユースが進まない学校というのもございます。そういったところからのご相談については、積極的に今行っている学校の良い事例というんですかね、そういったものを積極的にご紹介して、良いものは真似ていただいたほうが良いと思いますので、そのように私ども寄り添わせていただきたいと思っています。
◆間宮由美 委員 最後のことだと思います、期待しているということでお話はありましたけれども、小学校でリユースを始めたのはまだ4割でございます。全校に広げるためには方法とか内容を共有していただくということが大事だと思いますので、清掃課のほうから、さらにお力添えをお願いしたいと思います。
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◆間宮由美 委員 乳幼児歯科健診についてお聞きします。
刑務所内での健康調査を見せていただいたところ、歯に問題がある受刑者が大部分であるという結果でした。そこから見えることがあると考えます。
現在、江戸川区として、乳幼児歯科健診において大事にされていること、また令和3年度では1割から2割の子が未受診となっていますので、未受診の子に対しては、どのようにフォローされているか、以上二点をお聞かせください。
◎菊池佳子 健康サービス課長 乳幼児期の口腔ケアに関しては、乳歯が生え始めるという段階でもございますし、その歯が生えそろって、永久歯へスムーズに移行する、そういったとても口の健康を作る基盤になる大事な時期というふうに思っております。
歯科健診と共に、生活習慣や歯磨きなど、年齢に合わせたアドバイスをすることで、虫歯の予防、健全なかみ合わせ確立、食べる機能の発育支援を行っているところでございます。
健診の未受診者、歯科健診の未受診者に関してなんですけれども、未受診の方にはお電話やおハガキで健診のほうを受診するようにということを再勧奨しております。
それでも、どうしても健診に来られないという方もいらっしゃいますので、そういった方に関しては随時相談で対応を受けたり、あと様々な事情でそういった相談も受けられない方もあったりもするので、ホームページなどを活用しまして、歯磨きの動画とか歯科に関する新しい情報を配信しているところでございます。
◆間宮由美 委員 大切な健診です。どの一人の子も取り残さないためのご援助を、これからもよろしくお願いいたします。
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◆間宮由美 委員 私も飼い主のいない猫対策についてお聞きをします。
令和3年には登録団体、協力町会ともに増えていますが、この年の取組みの特徴と、そこから見える課題をお聞かせください。
◎石川健司 生活衛生課長 通常ですと、ボランティア団体を育成する地域猫セミナーというものを行うんですけれども、新型コロナウイルスの影響でそれは行えませんでした。
また、ホームページで呼びかけも行ったんですけれども、一番効果があったと思われるのは、既存の団体さんに今活動が行われていない地域は、ここですよということをお示しいたしました。
そうしたところ、その地域には猫を世話してる方がいるんだと、そういうようなお話を頂きましたので、既存の団体さんに口利きをしていただいて、新たな方を発掘したという。それで、新しいボランティア団体さんをつくっていただいて、協力町会が増えたというような現状でございます。
隣の町に、隣の町会に広がっていったというところがございまして、5団体6協力町会が増えたという実績でございます。
課題については、なかなか集まっていろいろな連絡協議会、ボランティア団体さんの集まる機会がなかなか設けられていないというのが、今現在の課題でございます。
◆間宮由美 委員 飼えなくなるケースに、力になってくれているのが生活衛生課の皆さんとボランティアグループによる捕獲です。ボランティアグループからの要望は、譲渡するまでシェルター支援になります。死体処理をされた動物についての資料を見ますと、道路公園などでへい死、行き倒れて死んでしまう猫たちは、令和3年度には489頭いました。命を守るためにボランティアグループは活動されています。区内にシェルターをつくろう、その思いをどうぞ受け止めてご検討ください。
最後になりますが、先ほどの野﨑委員がウィッグの話をされました。私からもぜひウィッグの補助をお願いしたいと思います。
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