日本中の気象状況を予測し、災害から日本を守る。 その【 #気象庁 /東京管区気象台】(港区虎ノ門へ2020R2年秋に移転)への視察に「 #災害対策・街づくり推進特別委員会 」で行きました。
気象庁の仕事は、
①気象の観測
②気象の監視・予測
③地震•津波の監視と情報発表
④火山活動の監視と情報発表
①気象の観測:自然現象を正確に把握するために「全国に設置した観測装置や気象衛星などで構成されたネットワークで、地上から上空までの待機の状態を24時間体制で観測」
さらに、気象庁の屋上では、9時11時15時18時に「目視」での観測を行ないます。それは、体で感じないとわからないことがあるからだと。
天気図というのは、日本でただ一つ。その天気図を出す前の最終段階では、職員の手で微修正をしていました。
②気象の監視・予測:「現在の、風や気象状況をもとに、時間変化をスーパーコンピューターで計算して、将来の気象状況を予測」
ここも、最後に決断を下すのは長年経験を積んだ予報官だそうです。
③地震•津波の監視と情報発表:「日本全国に整備された役割1,800点の地震計と約4,400点の震度計のデータを収集し、24時間体制で地震を監視」
「5分で勝負!」地震発生➡︎数秒から十数秒で「緊急地震速報」発表➡︎約1分半後「地震速報」➡︎約3分後「津波警報・注意報」➡︎約5分後「地震情報・津波情報など」
④火山活動の監視と情報発表:全国111の活火山のうち、50火山を常時観測。 そのうち20前後の活火山が、東京都の島にはあるそうです。
降灰予想は特に飛行機にとって、とても大事。
火山灰は、ガラス状であるので、飛行機に触れると、エンジンの停止や窓ガラスが擦れてしまい、大事故につながるからだそうです。
🔳100台以上のモニターで、24時間監視を続けている室内も見せていただきました。 写真は不可ですのでありません。
女性の数は、今はまだ1割にも満たないそうですが、それはもともと理科系は男子、という筋道があったようです。
しかし、ようやく女性の方々も増えてきています。やりがいのある仕事として選ぶ方が増えていくといいなと思います。
「気象科学館」の中に、災害シミュレーションゲームがあり、AIが言っていた言葉が心に残りました。「もしわからなくても、あきらめるな。いずれ、役に立つはずだ!」
そして、常設展示コーナーに書かれていたサインは、「地球まほろば 毛利衛」
「予測精度がどれだけ上がっても、受け止める社会が脆弱であれば、防災は機能しない。だから、ハード面の整備含め、雨にも風にも耐える社会にしていくことが必要。」 気象庁職員の方の言葉は、重い。