戻ってこよう。
その思い、強く思い、
本日の本会議最終日を終えました。
本日は、議員定数を次次回の選挙時から2名減らすという条例が、提案されました。提案をした、自民公明さんが賛成。江戸川区議会は自民公明さんで過半数以上の人数ですから、本日定数を減らすということは決定してしまいました。
そして、
それ以外の全ての議員が反対。そして、6人が反対討論を行うという議会となりました。
私も反対討論を行いました。
その内容は以下のとおりです。
【「第42号発議案 江戸川区議会 議員定数条例の一部を改正する条例」について、反対の意見を申し上げます。
討論の過程では、各区の数字なども資料として出していただいており、参考にすべきではあるものの、しかし、私は、他自治体と比べて、ということを申し上げようとは思いません。
大切なことは、大きな声も、小さな声も、声にならない声も、ひとつ残らず聞くことができるかどうかではないかと思っております。
議会改革検討委員会における結果報告書の中の、議員定数削減に対する 賛成意見には、次のように書かれていました。「多様な住民意思の反映を狭めてしまうこと‥を懸念する意見もあるが、そのようなことは全くない。」「全議員が‥大きな責任と自覚、誇りを持って活動していることから、議会機能も十分に果たしてきている」。
確かに、現在の議会は、定数44人より4人減って40人になっているものの、議会機能としては、遜色ないように見えます。
しかし、大事なことは、そこに、70万すべての人の意見の反映があるかどうか、ではないかと思うところです。
議員の皆様がそうであるように、私もまた、毎日毎日、たくさんのご相談をお受けしております。それでもまだまだ、誰に相談して良いかわからない、という方がおられるのも事実です。誰ともどことも繋がっておらず、ひとり苦しんでいる方がいることも実感をいたします。
ご相談やご意見をお受けすることは、江戸川区政のどこを変えれば、より良い江戸川区になるかがわかることでもあると思います。ですから、お一人おひとりの声はとても大切です。
もちろん、議員の皆様は、それぞれの関わりのある、組織や団体の皆さまからのご意見もお聞きになっていることと存じます。
しかし、70万区民の全てに目を向けるということから考えた時に、議員が一人でも多くいることが、誰一人も取り残さない、ということにつながるのではないでしょうか。
さらに、「身を切る改革」というのであれば、報酬の他に会議に出る日に支払われる「費用弁償」の見直しなど、すぐに取り組むことのできるものがあると思っております。
以上のことから、私は、江戸川区の議員数は増やして良いと思っております。しかし、いまそれが無理なのであれば、せめて減らすことは、今一度立ち止まる必要があるのではないかと、思う次第です。
議員定数削減には、反対をいたします。
以上です。】