会議 | 令和元年12月生活振興環境委員会-12月03日-09号 |
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日付 | 令和元年12月3日(火) |
開会 | 午前10時00分 |
閉会 | 午前10時25分 |
場所 | 第2委員会室 |
案件 | 1 陳情審査 第17号…不採択に賛成で諮り6:2で不採択 第17号:羽田空港機能強化にかかる試験飛行について実運用と同等の実施を国に 働きかけるよう求める陳情 2 所管事務調査…継続 3 執行部報告 (1)羽田空港機能強化のプロセスについて (2)台風15号及び台風19号被害に係る被災地支援について (3)ごみダイエット 江戸川区清掃・リサイクルニュース第55号 (4)令和元年度 江戸川区産業賞 (5)施設予約システムの休止について(口頭報告) |
【低騒音機の導入と技術の発展に伴う海上ルートの活用について/試験飛行について】
◆間宮由美 委員 私も同じです。ただ、二つだけ、最後に確認をしたいと思うので、先に聞かせていただければと思います。
では、今いいですか、続けて。
○高木秀隆 委員長 はい。
◆間宮由美 委員 二点だけ、最後にもう一度確認をさせてください。
区の考え方を改めてお聞きできればと思っております。区としては、低騒音機の導入と技術の発展に伴う海上ルートの活用を求めていると聞いています。それは、新ルートについては課題もあると認識されているからだと思いますが、その認識でよろしいでしょうか。
もう一点については、前回のご答弁についての確認です。試験飛行につきましては、航空法で定められているというご答弁がありましたが、航空法で定められているのは飛行検査のほうのことかと思うんですが、それでよろしいでしょうか。その二点です。
◎茶谷信一 環境推進課長 区としての認識といいますか、考え方ということでございますけれども、これまでも申してきましたように、羽田空港の機能強化は、これは大切なことで必要だというふうな認識でございます。それに伴いまして荒川の上空を離陸することになりますが、それについては騒音の低減とか、あとは落下物がないような安全確認、それと基本的にはきちっとした住民への周知徹底、説明を丁寧にやってくださいということを繰り返し申し述べてまいりまして、国のほうもやりますということを回答いただいております。海上ルートにつきましては、これは海上ルートを飛んでいただくほうが、住民が住んでないところでございますので、それはいいに決まっておりますけれども、そういうことができるだけ、将来的に技術の発達ですとか、そういうものにつきまして、引き続き検討いただいて、なるべくそちらのほうに行っていただきたいということは、これは皆さん同じ考えだと思いますけれども、今の現状ではこの提案で進めていくべきだというふうにも思っております。
それと、飛行検査につきましては、航空法による定めがございますけれども、実機飛行につきましては、航空法による定めはございません。
◆間宮由美 委員 わかりました。試験飛行に、今度、実機飛行確認ということですが、これについては航空法で定められているものではないということで、やっぱり住民の要求によって、要望によって国がやるべきもの、やるべきことだと決めたものだと思われます。国もやはり住民の要望を聞こうと努力している姿勢として、一つが試験飛行になってくるのかなとも思っております。
○高木秀隆 委員長 いいですか。
◆間宮由美 委員 確認は以上でございます。
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【羽田空港機能強化のプロセスについて】
◆間宮由美 委員 意見を申し上げます。私は増便することで日本が発展するということは、江戸川区としても喜ばしいことでありますから、機能強化については賛成です。しかし、荒川ルートを通ることについては、落下物のこと、騒音のこと、まだまだ課題があります。それについては区としても課題ありと考えているからこそ、国に対してさまざまな場面や機会を通して要望してくださっているのだと思います。ほかに違う方法や違うルートがあるのであればそちらを選んでほしい。しかし、今の技術では新ルート以外が見出せていないようです。これから、飛行機の性能の向上、また、管制技術の発展によって、例えば今のそのD滑走路からの離陸時の早い段階での右旋回、あるいは、悪天候時でも海上ルートを使った着陸などにつながっていくとしたら、江戸川区の上空飛行の削減につながっていくと思います。ですから、飛行機の性能の向上、管制技術の発展などが求められていますし、それについても区としても要望をしてくださっていることと思います。ただ、今はこれがベストのルートではないということから考えても、今後も含めて住民に対して負担をかけない対策のために最大限の努力をすべきだと考えています。
記書きの2ですが、試験飛行、実機飛行確認、この後での、それが終わった後、住民が知った上での説明会になりますので、教室型説明会ということについてはやるべきことである、意味あることだと考えます。
記書き1についてですが、これについては、試験飛行自体については、安全確認ができてからの飛行であるべきということは絶対的な条件であると思います。新ルートについての安全確保ができた上で、ですからやるべきと思っています。それを確認した上で、少しでも早められるのであれば、それをすることについては、住民の思いは十分理解できます。ですから、陳情については採択としたいと思います。
ただ、最後に一点申し上げておきたいことがございます。現行の海上ルートで増便だけをするといった場合、では、誰もが負担を負っていないというわけではないということも私たちは知っておかなければいけないのかなと思っております。現行の離陸ルートは、離陸直後に右旋回してゲートブリッジを経由して、ディズニーランドを越えた後、左旋回をして、船橋三番瀬を北上しています。これは当然、船橋市の内陸を通っているということになると思います。また、着陸時の場合は、千葉市のポートタワー付近から、北から来る飛行機と南から来る飛行機が、千葉ポートタワーのあたりで交差して、海上ルートを経由して、それぞれB、D滑走路におりていく。ですから、その際には、千葉市の人々に負担をかけているということだと思います。ですから、現行ルートで誰にも負担をかけていないというわけではなく、千葉の人に負担をかけているということを知った上で、しかし、最初に申し上げましたように、それを知った上で、飛行機の性能の向上、そして、管制技術の発展を含めた上で、そういうのを求めながら江戸川区の住民にとってより安心して安全である飛行ルートに改革をしていく、今後も改革をしていく、そういったことも必要であると思っております。
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