会議 | 令和2年予算特別委員会(第4日)-03月02日-04号 |
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日付 | 令和2年3月2日(月) |
開会 | 午前10時00分 |
閉会 | 午後5時19分 |
場所 | 第1委員会室 |
案件 | 令和2年度予算審査(第4日) 一般会計予算歳出 第7款 環境費、第12款 健康費 |
【新荒川ルートの離陸機の騒音について】
◆間宮由美 委員 新荒川ルートの離陸機の騒音については、最も多いのが64から67デシベルであろうと、区は過去の実測から想定してと聞きます。
今回、7日間にわたる清新町測定局における実機飛行確認の騒音の測定結果、これはおおむね想定範囲内だったようです。しかし、最大値を見ますと、現行の着陸機でも数少ない79デシベルを記録したときがありました。このときには私のところにもこのような連絡が来ました。
2月1日、午後3時50分ごろ、羽田発フランクフルト行き、ルフトハンザ航空、ボーイング747がタワーホール上空で西に上昇旋回する音が特にうるさく、雷のように威圧感を感じました。
この方は新ルートに反対しているわけではなくて、飛行機がお好きな方のようです。しかし、余りにうるさい音に驚いたとお知らせくださいました。 これはどのような理由だったのでしょうか。また、このような飛行機は今後も飛ぶのでしょうか。
◎茶谷信一 環境推進課長 今回の79デシベルを記録したものは、外国の航空会社のボーイング747、ジャンボジェット機でございます。騒音レベルがこれが非常に高い飛行機であります。一つの羽に両方で二つずつついておりますので、エンジンが四つついておりますので、非常に騒音レベルが高いものでありまして、また燃料を多く積んでおりますので、上昇力が非常に低かったというふうにも聞いているところで、確認をしているところでございます。
日本の航空会社をはじめ、世界の航空会社では、これはもうほとんど使ってないんです。まれにこういうようなものが、使っている航空会社がありましたので、私どものほうからはできるだけ航空会社のほうに、新しい飛行機の大型機を早めに導入していただきたいというふうなことを重ねて申し上げていきたいというふうに思っているところであります。
◆間宮由美 委員 では、このような騒音を出す飛行機は古い飛行機であって、まれであるというふうに理解をしました。今、お話しいただいたように、航空会社に対して申し入れてくださっているということです。機材の入れかえを促すなど、さらなる対策を国に対して申し入れていただきたいと思います。
さて、先ほど新ルートの騒音の問題が質疑の中でも出てまいりましたが、いただいた資料の301によりますと、今回の新ルートの離陸機よりも、江戸川区上空を通過している現行の着陸機のほうが騒音のレベルが高いという傾向にあるということが明らかになったと読み取れます。
これについてはどのように考えたらよいのか、またどのように対策を求めるのか、お聞かせください。
◎茶谷信一 環境推進課長 着陸機のほうが、やはり高度が低い分、騒音レベルは高くなるというふうに思われます。いずれにしましてもこれから技術がどんどん進歩してまいりますので、直線的に入ってくるILS方法、この誘導方法を、悪天候時でも海のほうから入れるような、こういうような研究が進められているというふうに伺っておりますので、できるだけそういうような方向で、早急に検討していただきたいということを引き続き申していくと同時に、低騒音の航空機をどんどん普及していただきたいというふうに申していきたいというふうに思っております。
◆間宮由美 委員 現行の着陸機、今現在が騒音レベルが高いということも明らかになったということが今のお話でもわかります。
それでは、江戸川区の上空飛行となる現行の22ILSですね、その着陸機については、削減、ほか国に強く働きかけていただきたいと思います。
最後に1点申し上げたいと思います。桝委員もおっしゃっていましたが、現行ルートは誰にも負担をかけていないということではないということです。現行の離陸ルートは船橋市の内陸を通過しますし、着陸時は千葉市の人に負担をかけています。
そのこともわかった上で、だがしかし騒音落下物という不安を取り除くということ、飛行機の性能の向上を求めること、着陸誘導技術、今お話ありましたが、その技術の進歩を進めていくということ。そして、より安全な飛行ルートに改革をしていくということ、そのことは国に求め続けていただきたいと考えます。
また、実機飛行の期間中になりますが、環境部職員の皆さんが、速報値は土日も含めて翌日の公表をしてくださった。さらに区内10地点の現場での測定は、毎日行ってくださったと聞きました。区民のために正確な情報を伝えようとしてくださったこと、ありがとうございます。
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【学童の申し込みについて/支援学校について】
◆間宮由美 委員 それぞれの担当の方が大変ご苦労されていることと思います。本当に皆さんが倒れることのないように力を分け合いながら、一日も早い終息を願います。
2点、お聞きをします。土日にご相談をいただいても全て対応できるような体制をとらせていただきますと、金曜日に区長がおっしゃってくださったので、私は本当によかったと安心をしておりました。
ただ、学童の申し込みの件につきましては、土曜日は5時まで、日曜日はお休みでした。ですから、土曜日の夜に仕事を終えて、家に戻った親御さんはもう申し込みができない状態でした。
また、学校からいただいてきたお手紙には、すくすく中止のお知らせという題名でしたので、自分が学童に新規申し込みができるのかどうかわからなかったという声も聞かれています。
そこで、学童に新規申し込みができること、そして人数制限なく必要な人は全て受け入れる、受け入れ人数は制限しないという区の姿勢を、ホームページ上で改めてお知らせいただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。
柴田靖弘教育委員会事務局参事(教育推進課長事務取扱) 学童クラブの申し込みにつきましては、早くお申し込みくださいというような案内を保護者の方々にもお配りしたものでございます。私も役所におりましたし、お問い合わせには答えられるようにしていたつもりでございます。
◆間宮由美 委員 いてくださった方もいたかもしれませんが、親御さんがもらってきた手紙はすくすくへの連絡先、私も役所にかけましたけれども、役所でつながりませんでした。一行だったので、できましたらば、ホームページ上で改めてお知らせいただくということが必要かと思っております。
もう一点は、やはり学童なんですが、支援学級の障害児の件なんです。一人で参加できなければ学童には入れません。区としては既に旧職さん含めていろいろな方々に要請をしているということなんですけれども、その子たちが入れるように申し込みをできるかどうか、そのことをお聞かせいただきたいと思います。
◎弓場宏之 総務部長 私どものほうからのお話は、この土曜、日曜に関しましては、本庁舎のほうの電話の体制でございますが、通常は留守番電話に切り替えさせていただいておったんですが、今回の土日に限りましては、下の巡視のほうで電話を直接受ける体制、それから土曜日につきましては私ども総務部のほうも出勤いたしまして、実際に電話を何件かとっております。ただ、コロナに関するものというのは、実際には3件しかなくて、ほとんどはそれ以外の一般のご相談だったんですが、いずれにしても土曜日はそういう状態にしておりました。
それから日曜日につきましても、連絡体制をとってやるようにしておりましたし、巡視のほうでは電話を直接受けるような体制でやっておりましたことを申し添えます。
柴田靖弘教育委員会事務局参事(教育推進課長事務取扱) 学童クラブ、それからすくすくスクールにつきましては、通常も例えば支援学級のお子さん、支援学校のお子さんが参加する場合には、お一人でトイレですとか、そういうことができるということをまずお話をしております。それが無理な場合には介助者をおつけいただいて、ご参加をお願いしているところでございます。
この点については今回も変わらず、お願いをしていきたいというふうに考えております。
◆間宮由美 委員 最後に支援学校についてなんですけれども、クラスターを減らすということでの学校休業になりましたけれども、しかし支援学校は1クラス6人、放課後デイは10人、しかも狭い空間ということで、さらにレギュラーで使用している日しか使えないということなんです。子どもたちにとって本当に安全なのはどちらなのかということを、改めて柔軟に変更も含めてご検討いただけますよう、お力添えをお願いしたいと思います。
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【地域猫活動について】
◆間宮由美 委員 摘発でなく、膝を突き合わせてと今参事がおっしゃってくださいましたが、保健所では関係する諸問題に対していつでも丁寧に対応してくださっているということを冒頭申し上げたいと思います。ありがとうございます。
お聞きしたいのは、地域猫活動です。この活動の取組みが広がっています。現在の団体ごとの活動と全体での活動についてお聞かせください。
加山 均健康部参事(生活衛生課長事務取扱) 現在、37の団体、登録させていただいております。町会、自治会数としては61に及んでございます。ボランティア団体は地域猫の適正飼育管理、それから、手術を行うこと、それ以外に管理している猫の譲渡活動、それと無責任な餌やり者というのもたくさんまだいらっしゃるんです、残念ながら。そういう方々への注意、それと地域への啓発、こういったことをそれぞれの団体がやっていただいております。
全体の活動としては、団体が一堂に会します情報連絡会議というのを開きまして、それぞれ情報交換いたしまして、この事業をよりよくするための提案などもいただいているところでございます。
また、団体と区が協力して地域猫セミナーというのも開いておりまして、区民の方へこの事業を広く理解していただく場とすることと、それと新たなボランティア育成の形を取らせていただいております。
◆間宮由美 委員 団体の皆さんからどのような要望が出ていますか。
加山 均健康部参事(生活衛生課長事務取扱) やはり手術助成予算の増額のご要望というのは広くいただいております。
これ以外にも治療費をちょっと補助してほしいとか、場合によっては餌代も非常にかかるので、何とか工面してくれないかとかいうお話もいただくんですが、まずその辺についてはご勘弁いただいて、やはりこの制度は広く全域に広めるために、手術を優先していただきたいということでお話を差し上げているところでございます。
◆間宮由美 委員 私も何度か勉強しに行かせていただいています。中でも今、参事がおっしゃったように、とりわけ要望として強いのが、去勢、避妊の手術代だと思います。今、どのように予算の割り振りをされていますか。
加山 均健康部参事(生活衛生課長事務取扱) 来年度に向けては、600万を予定しております。今年度も600万で、まずは同額でみたいというふうに思っていますけれども、今後、既存の団体の活動ですとか、新たな団体の成立ですとか、そういったところは見きわめながら、実績にあった予算計上というのは今後も行っていきたいというふうに思っているところでございます。
◆間宮由美 委員 今、もうお答えいただいたのですが、見きわめにあったやり方で増額をしていきたいということですので、ぜひ増額をお願いしたいと思います。
多頭飼育の崩壊も、昨年も20頭の雌猫が保健所と地域団体によって救われました。活動を支えるための予算増というのはお願いしたいと思います。ぜひよろしくお願いします。
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