会議 | 令和2年9月福祉健康委員会-09月08日-06号 |
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日付 | 令和2月9月8日(火) |
開会 | 午後10時00分 |
閉会 | 午後11時46分 |
場所 | 第4委員会室 |
案件 | 1 陳情審査 第25号・第26号・第33号・第34号・第36号・第42号・ 第46号…(継続) 第25号:別居・離婚後の児童虐待等を防止する運用・法整備を求める陳情 第26号:別居・離婚後の児童虐待等を防止する公的支援を求める陳情 第33号:「ケアプランの有料化は行わないこと」を決議することを求める陳 情 第34号:希望の家の騒音問題に関する陳情 第36号:ベビーシッター利用事業に関する陳情 第42号:江戸川区障害者支援ハウスにおける利用者死亡の真相究明と再発防止 を目的とする委員会の設置を求める陳情 第46号:令和元年の江戸川区障害者支援ハウスにおける利用者死亡事故につい て第三者委員会の設置を求める陳情 2 所管事務調査…継続 3 執行部報告 (1)特別養護老人ホーム(仮称)南葛西さくらの杜 整備計画について (2)熟年相談室の受託法人の決定について ※口頭報告 (3)介護・福祉人材緊急確保・定着奨励金事業の実施について ※口頭報告 (4)カード形式の障害者手帳交付について (5)江戸川区障害者支援ハウスのショートステイ入浴時の利用者死亡事故についての最終報告書 (6)令和3年度4月1日開設の認可保育園について (7)週末・季節里親事業「ただいま!ホームステイ」の開始について (8)新型コロナウイルス感染症対策に係る健康部・江戸川保健所の体制 (9)江戸川区産後ケア訪問型事業の業務委託に係るプロポーザルの選定結果について ※ 口頭報告 (10)傷病手当金の適用期間の延長について ※口頭報告 4 その他 |
【1年以上も結論が出ない陳情について】
◆間宮由美 委員 出された陳情について結論を出すことは、委員会としての責務であると考えています。一会派を除いて皆さんの結論が次回には出されるということですので、私も責務を果たすために意見開陳をできるよう、用意して臨みたいと思います。
○所隆宏 委員長 今、各会派委員よりこの25・26号についての、結論についてのご意見をいただきました。引き続き、検討が必要という会派もございましたので、本日は継続して審査を行い、次回もう一度その審議をした会派内で検討した結果をまたお聞きしたいというふうに思います。
この二つの陳情につきまして、ほかになければ、本日は継続としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
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【「ケアプランの有料化は行わないこと」を決議することを求める陳情】
◆間宮由美 委員 ニッセイの基礎研究所が出しているレポートの中では、財務省はケアプランの有料化を通じて介護給付の抑制につながるとしているけれども、そのインパクトは小さいと書かれています。
それよりもマイナス面として、利用控えの懸念や自己作成者の増加による市町村の負担増大ということで挙げています。
住民に一番身近にいる区としても、考えを持つということは大切なことだと思われます。ですから、介護保険事業検討委員会などでの検討というのは、ぜひしていただけるように、その件については再考を願いたいと思っています。
2024年度の介護保険制度改正に向けて、社会保障審議会介護保険部会が今後どのように動いていくのかということについて、お示しをいただければと思います。本日資料をお持ちでなければ、次回で結構ですので、お示しいただければと思います。
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【江戸川区障害者支援ハウスにおける利用者死亡の真相究明と再発防止】
◆間宮由美 委員 この件につきましては、障害者福祉課としても丁寧に対応していただいていることがよく分かります。
8時半から16時まで冷房をつけていいということでのご理解の下、今つけているということですので、皆さんそこにいる方々の体調にも影響なく進んでいるのだと思われます。
私が一点、今日お聞きしたいのは、記書きの3で「住民にかかる負担への補償」ということが書かれています。現状維持の場合の今後住民にかかる負担への補償、これについては現状維持ではないので必要ないと思われますが、「これまでの」というのも書かれています。これまでの住民にかかる負担への補償ということと読み取れるんですけれども、これについて区としてはどのようにお考えでしょうか。法務との相談はされているでしょうか。ここで公にお話ししていただけることがありましたらば、お聞かせいただければと思います。
◎河本豊美 障害者福祉課長 以前、委員会でもお話しましたけれども、これまで区で何か補償したという例はございません。現在のところは陳情者のご理解もいただいているところですので、補償等の考えはございません。
◆間宮由美 委員 分かりました。
◆間宮由美 委員 今日、本当は私は、今年度、既に2回の再発防止委員会と同じく2回の再発防止検討外部委員会が開かれていたので、この二つの委員会のそれぞれの目的ですとか、違いですとか、またホームページでは中身が見ることができないので、それぞれのテーマなどをお聞かせいただければと思っておりました。
ただ、本日きちんとしたこのような最終報告書という形で出されましたので、これに沿って意見とお聞きしたいことをお聞きできればと思います。
まとめの中で、死因不詳であるものの、支援員が目を離さずにいれば、このような事故の取扱いにならなかったことも考えられるということで、ここにきちんとの目を向けているということが、この委員会の中で話されたまとめとして、非常に大事なことだと思いました。
改善策として、3点が今ここに出されています。特に2番目、緊急時対応についてのマニュアルの改訂などということで、介助マニュアルまた危機管理マニュアルについて改訂していく、そして、それとともに周知をしていくということが書かれています。この間の委員会でも意見を申し述べてまいりましたけれども、やはり、ひやりはっとに対しての在り方ですとか、非常に丁寧に支援ハウスの中では対応されているというのがこの間分かりました。大事なことは、あとはそれを全ての職員の人が分かり合うということだと思いますので、今このようにきちんとした緊急時対応についてのマニュアルができるということであれば、これをいかに周知していくかということだと思います。
既にハウス自体は動いているわけですけれども、この最終報告自体を支援ハウスの皆さんにはどのようにお伝えになって、そしてまたこの中でのその危機管理マニュアルなどの周知についても、どのようにこれからされていくかということをお聞かせください。
また、最後に入浴自体は、これが出たらまた開始ということになるんだと思うんですけれども、そこの今後についてもお聞かせください。
◎河本豊美 障害者福祉課長 この報告書については、支援ハウスのほうにも伝えさせていただいております。
また、マニュアルとか研修についても、一緒にこれでいいのかということ、もちろん法人、それから施設内でも検討したものでございますけれども、私どもも一緒になって見て、また委員会でも見ていただきまして、これでやっていこうというところで、委員会でもこれから実践が大切だということで、やはり適宜見直しながら実態に合ったものにしていきたい、していってほしいというようなご意見も頂戴しております。
それから、実際の浴槽に入る入浴でございますけれども、今後、実際にどういう形でやっていくかというところを詰めまして、10月ぐらいから浴槽に入れるような形でできるように、今、準備を進めているところでございます。
◆間宮由美 委員 ここに通われている方、利用者自身の方、またご家族の方にとって、どのように区が動いているのかというのが見えなかったり、また支援ハウスさん自体がどのように動いているかというのが見えないということが、一番不安だったのではないかと思われます。
でも、このようにきちんと委員会での話合いを重ねながら、報告書ができたということは、この報告書自体を支援ハウスの職員の本当に一人一人の方にお伝えするとともに、関係者の方々、そこに通われている利用者や、またご家族の方々にもお伝えするということが必要ではないか、不安をなくして、そして一緒に支援ハウスでの生活をよりよいものにしていくためにも必要ではないかと思うのですけれども、利用者の皆さんやご家族の皆さんへの周知についてはどのようにされますでしょうか。
◎河本豊美 障害者福祉課長 職員はもちろんですけれども、利用者さんにつきましては、先ほど申し上げたとおり短期入所でその都度その都度、利用者様も変わってまいりますので、区民全体に区のホームページで掲載をして、周知させていただく予定でございます。
○所隆宏 委員長 よろしいですか。
◆間宮由美 委員 承知しました。
ホームページに出されるということですので、皆さんが見られるということになると思いますので、それで結構かと思いますが、支援ハウスの中で通われている方が見たいと言われたときには、ホームページを見られない方もいるので、この報告書自体を見たいと言われたときには、ご対応をぜひしていただければと思います。
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【介護・福祉人材緊急確保・定着奨励金事業の実施について】
◆間宮由美 委員 3点ございます。
1点目は、介護保険課長からお話がありましたことの一つ目のほうです。
これは、暖心苑さんから株式会社のウメザワさんへ変わるということでよろしいですよね。これは、暖心苑さんが包括を手放すということで、かなり関係者の方々や近くにいらっしゃる方々も、どうなってしまうんだろうと心配されておられました。きちんと委託先が決まったということで、今後また続けられるということなので、それはとても良いことと思うのですけれども、では、なぜ暖心苑さんがその包括を手放すことになったのかというところで、やはり包括事態が財政的に大変だということをよく聞きます。同じところが続いていくためには何が大事かということなんですけれども、包括を続けられるために何が必要か、そこについては何かお考えがございますでしょうか。
◎坂本崇一郎 護保険課長 いろいろあるかと思います。今回、暖心苑さんについては、二つの圏域を持っていることが、なかなか小さい法人にとって趣旨の違う地域を見ていくのが難しかったというような話ですけれども、今お話がありましたとおり、委託料における財政面の話もあると思います。全般における介護人材の不足もあると思います。
また、虐待ですとか、難しい仕事を本当に一生懸命やっていただいていますので、そこに対するバックアップ体制であるだとか、ないしは研修等も含めたスキルアップ、こういったものが全部絡み合ってきていると思っておりますので、より一層、熟年相談室の方たちとの体験交換等もいつも行っておりますが、強めながらしっかりとしたバックアップをしていければなというふうに考えてございます。
◆間宮由美 委員 包括がとてもその介護のことについて、ここのところ増えてきている虐待、高齢者虐待も含めて、本当に力になってくださっているところでありますので、そこに対してぜひバックアップ、今お話しされた具体的な幾つかのことでございましたが、ぜひバックアップをこれからもお願いしたいと思います。
二つ目ですけれども、天沼部長からご報告のあった件についてです。
健康部の皆さんは、本当にこう緊張がほぐれることなく、対策業務を行っておられることと思います。この度は全管理職が現場へ出向いて、新体制を作られたということで、非常に具体的にこれからさらに動いていくことになるのだと思います。
細かいところで恐縮なんですけれども、せっかくのその一つ一つの対策を完全にしていくためにということで、お聞きしたいことがございます。
建物に入るときに、熱を計る機械などがございますでしょう。それで例えばグリーンパレスなんですけれども、役所側のほうにはあるんですけれども、公園側のほうにはございません。ですから、せっかくこちら側につけているのに、それが向こう側にないことで意味を成さなくなってしまうのはもったいないので、向こう側にもお取り付けいただいたらよいのではないかなと思うんですけれども。
また、庁舎もかなり細く熱を計る機械が置かれています。地下駐車場から入るときには、それがございません。非常に難しいとは思うんですけれども、やはり完全にするということがより大切かなと思いますので、何かそこの点で考えられればと思うのですが、いかがでしょうか。
◎天沼浩 健康部長 委員さんご指摘の装置は、サーモグラフィーというものだというふうに思います。あれをどこに何カ所つけるかというのは、全区的に情報連絡会を設けまして、総務中心に考えているというふうに認識しておりますので、今の話も総務等関係所管に伝えて、改善できるところは改善したいなと思いますが、非常に高額な機械だそうでございまして、効率良く、なおかつ最小経費で最大の効果が出るように多分考えているんだろうというふうに思いますので、今の点、お伝えしたいと思います。
◆間宮由美 委員 よろしくお願いいたします。
3点目になります。傷病手当金についてです。これは、非常に大切な手当金だと思います。先ほど、8名というお申出ということでしたけれども、まずはご存じない方が非常に多いなと感じております。ですから、これが12月31日まで延ばすということですので、どのようにこれからお知らせをされていくかということをお聞かせください。
◎加藤英二 医療保険課長 周知の方法につきましては、広報えどがわ、あるいはホームページ等で周知をしていきたいというふうに思ってございます。
また、この傷病手当金の給付事自体が2年間という事項ございますので、ちょっと先の話になりますけども、3月の下旬に国保だよりとかそういったものを発行しますので、そういった際に、申請漏れはありませんかとか、そういった形でもPRができるのかなというふうに考えてございます。
◆間宮由美 委員 よろしくお願いします。
病院の中にPCR検査を受けた方々など含めて、見られるように傷病手当金が12月31日まで延びますと、そういったPRが病院の中でできるとよりよいのではないかなと思います。
最後になります。これは意見ですけれども、週末・季節里親事業が開始されるということで、非常に喜ばしいことだと思います。今、里親さんにすぐにつなげなくてはいけない子どもや施設にすぐに入らなくてはならない子どもがいても、里親さんもいっぱい、また施設もいっぱいというふうに言われてしまっています。そのときにまた新しい事業として、このように里親さんになってくださる方が増えていくことは、子どもたちにとって非常にいいことなので、ぜひよろしくお願いします。公募と研修、ここがまずは必要な大事なところだと思いますので、特にその公募として皆さんにこういうことがあるので、ぜひなってほしいということを広げていくということを、ぜひ強めていただければと思います。よろしくお願いします。
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