会議 | 令和3年予算特別委員会(第4日)-03月02日-04号 |
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日付 | 令和3年3月2日(火) |
開会 | 午前10時00分 |
閉会 | 午後4時36分 |
場所 | 第1委員会室 |
案件 | 令和3年度予算審査(第4日) 一般会計予算歳出 第14款 健康費、第8款 環境費 |
【新型コロナウイルス感染症ワクチン接種計画について】
◆間宮由美 委員 内容については分かりました。ご準備ありがとうございます。私からは2点要望をいたします。医療的ケア児の家族が医療従事者枠で接種ができるようにするためには、国のスキームそのものを変えないといけないと聞きました。国に対しての働きかけをお願いいたします。
また、ワクチンは遺伝子組み換えではないワクチンもあるとのことですが、遺伝子組み換えのワクチンもあるようです。未知の遺伝子組み換えに対する不安の声にも応えるように、正確で十分な情報提供を積極的にお願いします。接種するかどうかをそれぞれの人が決める、自己決定権の保障も大切にされますよう、お願いいたします。
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◆間宮由美 委員 コロナ以外でのがん検診受診者の減少についての理由も今述べられましたので、分かりました。大腸がん検診を勧めてくださっているということです。大腸がん検診としては、大便に血が混ざっているかどうかを調べますが、ママたちから聞きますと、「出産のときに痔になってしまった。だから、便に血がまざることが時々あるから、それがまさか大腸がんとは思っていないから、だから再検査になるのが嫌だから受けない」そういった声も聞きます。ですから、正確な情報が必要なのだろうなというふうに思っております。
また、小さい子たちがいるママたち、また働く人もそうですし、先ほどの検診が減っている理由の中でも、忙しくてという言葉がありましたが、やはり大変忙しくしています。そこで、簡単に一遍に受けられるために何かないかと探し、見つけました。CEAという多臓器がんを調べることのできる腫瘍マーカーです。9種類を血液検査で一遍に調べることができて、ある病院では検診のオプションとして検査費用1,400円で受けられます。このような腫瘍マーカー、こういったものを取り入れてはいかがかと思いますが、いかがでしょうか。
◎石原詠子 健康推進課長 がん検診について、腫瘍マーカーというところでございますが、人間ドックなどではオプションとして実施されているというところでございます。ただ、国のほうの自治体における検診の指針の中で、国に推奨されている検診の方法ではないというところでございます。ちょっとインターネットのほうで調べますと、腫瘍マーカーはがんが存在していても、上昇しない人がいるとか、正確にがんの動きを反映しているわけではないので、さらに精密検査が必要になるというように書いてございました。こちらといたしましては、医師会の先生と協議しながら検診を勧めてまいりたいと思ってございます。また、周知方法などにつきましては、コロナ禍におきましても、GoTo健診ということで、さらに周知に努めてまいりたいと思ってございます。
◆間宮由美 委員 北区では検診のオプションとして、これも受けられるようなのです。江戸川区でのがん検診の予約ホームページ、充実してより見やすくしていただいています。ただ、やはり年齢で受けられるもの、受けられないもの、場所が1か所では受けられなかったりとなると、あとでいいとなってしまいがちですが、しかし早くに見つかれば行くことができます。年齢も制限を外すこと、また先ほど申した腫瘍マーカー、こういったことも取り入れてはいかがかと思いますので、ぜひ医師会ともお話を進めていただければと思います。
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【分煙施設について】
◆間宮由美 委員 竹内委員のご意見に賛成です。私は喫煙マナーアップ啓発が来年度4駅で行われますので、関連しまして、駅につくられている分煙施設についてお聞きをします。
化学物質過敏症と診断されてたばこの煙を吸うと苦しくなる方が、西葛西駅で建設中の分煙施設について、たばこを吸う人がたまるから煙もものすごくなるだろう、自分は仕事に行けなくなるかもしれないと大きな不安を抱いています。決してこの方1人の問題ではありませんし、区長への手紙も毎月何通も届いています。受動喫煙防止の観点からつくられるこの施設が、どのようなことに配慮された施設であるかお聞かせください。
◎髙橋和彦 環境推進課長 屋外喫煙所の設置の概要ということだと思うんですけれども、区で設置している喫煙所についてでございますが、こちらにつきましては、厚生労働省が作成しております屋外分煙施設の技術的留意事項というのがあるんですが、これに基づいてつくっております。
具体的には、たばこの煙が容易に外に漏れ出さないようにするための留意事項があるんですけれども三つあります。一つは壁の高さ。二つ目は吸気用の隙間。三つ目が出入口の構造ということでございますが、壁の高さについては3メートル程度の高さがあること。吸気用の隙間とは、床と壁の間が20センチ、下が20センチですね、開いていること。これつまり、下から風が入って、上に煙突効果として煙が逃げていくと、そういうつくりであること。それから、出入口をクランクと言いまして、曲がり角をつくって煙が平行で外に出ないようにというような指針があるんですが、それに基づいて区がつくっております。既にJRの平井駅北口にも昨年7月に設置をさせていただいておりますが、現在のところ、たばこの煙による苦情は1件も届いておりません。区としましては、たばこを吸う人、吸わない人、たばこで生計を立てている人、全ての人が健康被害なく、そして共生できる社会ができていけたらなと、それを目指しているところでございます。
◆間宮由美 委員 もし、計算どおりにいかずにたばこの煙が出ていることが分かったらば、受動喫煙防止施設とはなりませんので、すぐに対策が取れるように今から考えておいていただければと思います。
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【制服リユースと子供服バトンタッチについて】
◆間宮由美 委員 制服リユースと子供服バトンタッチについてお聞きします。
各中学校で制服リユースが進んでいます。これにはどのような意義があるでしょうか。
また、子供服バトンタッチは、どのような意義をもち、どのように進めていこうとされていますでしょうか。そしてSDGsとどのようにつなげていくお考えかお聞かせください。
◎加山均 環境部参事 まず、1点目の制服リユースですけれども、今年度、コロナの関係で残念ながら行えていない学校もあるのですけれども、せんだってちょっと1校やってらっしゃるということなので拝見させていただきましたけれども、かなりPTAの方々も一生懸命やっていますし、それをご覧になる地域の方も結構お見えになっていました。入手されてお帰りになっているというような状況でございましたけれども、やはり中学校の制服ですけれども、高いですよね、もともと。成長ですとか卒業がもうすぐきてしまったりということで、必要なくなってしまうということもあるのですけれども、これをやはりリユースするということ、もったいないという意味合いもあるんだと思うのですけれども、そういう意識の醸成には、非常に役立っているかなというところが、地域のPTAの皆さんからのご意見としてもございました。
それから、子供服バトンタッチですけれども、こちらも残念ながらちょっと今年度は行えておりません。ただこれも、やはり成長がお子さんってすぐ早く大きくなってしまったりしますので、着られなくなってしまう、これはやはりリユースするということはすごく大事ですし、そのことで結構、大事さの心の育みですとか、あといわゆるパートナーシップというか、お知り合いになられるというきっかけにもなるので、有用であるというふうに思っています。来年度11月に、タワーホールでは予定をさせていただいているところでございますけれども、やはりそういった視点でSDGsの寄与としては、こういったものが大きくあるんだというふうに思っています。
◆間宮由美 委員 制服リユースも子供服バトンタッチも、まさにSDGsの行動になると思います。SDGsって遠いことではなくて、身近なことだし、このことを通して自分も世界を変える人になることができる、そういう行動となると思います。ぜひ、SDGsとつなげる視点を持ちながら、関わる区民の皆さんにも、その視点を伝えていただきながら進めていってください。
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