会議 | 令和3年 3月 福祉健康委員会-03月12日-13号 |
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日付 | 令和3月3月12日(金) |
開会 | 午後 1時30分 |
閉会 | 午後2時50分 |
場所 | 第1委員会室 |
案件 | 1 陳情審査 第42号・第46号・第49号の2・第51号・第57号・第58号・ 第60号・第61号・第64号・第75号の1…(継続) 第33号・第34号…結論に至らず、審査未了 第33号:「ケアプランの有料化は行わないこと」を決議することを求める陳情 2 所管事務調査…継続 3 執行部報告 4 その他 |
【発達障害児支援に関する陳情】
◆間宮由美 委員 3歳児健診、また歯科検診についてもそうですが、じっとしていられない子どもの親御さんからは様々ご相談をお受けしているところです。次の委員の皆さんにつなぐということも考え、記書きが6点あることから、少し多くなりますが、6点の資料要求をさせていただきます。
1、3歳児健診時にここに書かれているような不安の声や要望をお聞きしているかどうか、聞かれていれば、その内容についてお聞かせください。
2、現在健診時には保健師さん方とお話をできる機会があり、その中で安心したという声も聞いているところです。現在の体制では、どのような方とどのようなご相談ができるか、お示しください。
3、健診日を分けてほしいという要望が書かれていますが、分けることは可能かどうか。また、難しいとしたら、考えられる理由は何か。
4、保育園・幼稚園への発達障害児、あるいは配慮が必要な子のための支援は現在どのようなことがあるか。
5、これは教育委員会との関係になりますが、記書き5に関係しますので、現在の江戸川区におけるスクールロイヤー、これについては、どのようなお考えになっているか。
6、放課後等デイサービスへの区の関与について、主体的に関与をとありますが、現在のかかわり方について。
以上、6点お願いいたします。
◎小泉京子 健康サービス課長 今の資料の要求に関しまして、1点目から3点目につきましては、分かる範囲で資料を次回ご用意させていただきたいと思います。
◎河本豊美 障害者福祉課長 ただいま間宮委員からご意見がありました資料の4番6番について、分かる範囲で準備させていただきます。
○所隆宏 委員長 5番については、スクールロイヤーの件ということは所管外ということでなくてもいいですか。
◆間宮由美 委員 はい、結構です。
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【ケアプランの有料化を行わないことを決議することを求める陳情】
◆間宮由美 委員 2021年度の介護保険制度改正の中でのケアプランの有料化が一つの焦点になっていましたが、昨年12月厚生労働省は導入を見送ることに決めたというところから、ずっとこの間、審議をこの委員会でも重ねてきたと思います。介護保険課長からは賛成、反対の立場からの意見があって、もう少し慎重な議論が必要だというご判断を委員会としても結論、委員会というのは厚生労働省のほうの委員会です。そして、結論づけられたのではないかというご答弁もいただいておりました。サービスを過不足なく適切に提供していく上で、デメリットのほうが多いという慎重論に配慮したという報道もございました。利用控えが生じる、セルフケアプランが多くなって、必ずしも自立支援につながらないサービス利用が広がる懸念があるなどです。
また、区としては国の方針が出ないものについて、議論をするということはないと繰り返しお話もございました。この陳情は国の方針が出る前にケアプランの有料化は行わないことを決議してほしいという内容と私は捉えています。ですから、国の検討が始まる前にこそ決議することが必要かと思います。
それで、委員会での結論を出すことが求められていると考えますので、委員長、皆さんに結論について、お諮りいただければと考えるところです。
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【陳情について】
○所隆宏 委員長 ほかにございますか。
それでは、第33号陳情につきましては、鋭意審査を重ねてまいりましたが、結論には至りませんでしたので、第33号陳情の審査はこの程度にとどめます。
◆間宮由美 委員 結論を出さずに未了にするということは、非常に残念です。私は賛成の意を持っておりますことをお伝えして終わります。
○所隆宏 委員長 それでは次に、第34号、希望の家の騒音問題に関する陳情について、審査願います。
◆間宮由美 委員 願意については満たされているということで、本日結論を出すことが望ましいと考えます。委員長、これも皆さんにお諮りいただけたらと考えます。
○所隆宏 委員長 ほかにございますか。
それでは、第34号陳情については、これも鋭意審査を重ねてまいりましたが、結論には至りませんでした。
よって、第34号陳情の審査については、この程度にとどめます。
◆間宮由美 委員 この間の委員会での議論は特に異論がなく、さらに区としての既に工事を進める方向でも区としても既に工事を進める方向で動かれていました。ですから、皆さん意見が一致していると思われました。ですから、委員会として結論を出すことは何の反対もないのではないかと思われるのですが、結論を出さないという結論を出されたことには大変残念な思いでおります。
○所隆宏 委員長 今までの議論の中で、結論に至らない、会派として至らないという意見がありましたので、この委員会としても、残念ながら結論に至らないということでございますので、よろしくお願いしたいと思います。
次に、第42号、江戸川区障害者支援ハウスにおける利用者死亡事故の真相究明と再発防止を目的とする委員会の設置を求める陳情及び第46号、令和元年の江戸川区障害者支援ハウスにおける利用者死亡事故について、第三者委員会の設置を求める陳情について、一括して審査お願いします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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【江戸川区における放課後等デイサービスの新規開所と質の向上を求める陳情】
◆間宮由美 委員 放デイの報酬は下がるということが今出されていて、放デイは何か大変な騒ぎになっているようです。25日に都庁で説明会もあるようですけれども、予備案は既に出ているということで、20%程度下がるのではないかと言われているようです。だから、ここの陳情に出ているように新規をつくってほしいと陳情では言っていますが、それどころではないような状態ではないかと思うのです。なぜ報酬を下げようとしているのか、またそのことについて、区としてはどのようにお考えか、お聞かせください。
◎河本豊美 障害者福祉課長 適切な療育、それから資質の向上というところで改定がなされているというふうに考えております。そのように考えております。
◆間宮由美 委員 すみません、もう少し詳しくお聞かせいただけますか。
◎河本豊美 障害者福祉課長 これまで放課後等デイサービスの基準改定につきましては、30年度に大きく見直されました。そのときには、資格の導入ですとか、そういったことで質の向上ということが図れたかと思います。今回につきましても、資格の変更がございましたし、報酬の改定については、他のサービスとの整合性ですとか、そういったことが配慮されているものと考えております。
◆間宮由美 委員 とすると、他のサービスとの整合性の観点から見ると、放デイの報酬が高かったというふうに見てよいわけでしょうか。
◎河本豊美 障害者福祉課長 その点については、私が答えられる範囲ではないと思います。
◆間宮由美 委員 実際に今、既にどうなっているかというと、重い子のほうが点数が高くなるということで、グレーゾーンの子たちというのはやめる方向というのが出されてしまっているようなのです。そういう子たちもいるということで、事業所も本当に今はどうしようかということでお困りであったり、あるいは事業所自体をやめるというふうに、今、話が出ているということもお聞きしています。陳情の中では、新しいところをつくって充実してほしい、また質を良くしてほしいということが書かれていますが、ちょっとそことは違う状況が出てきているということが非常に大変なことではないかなと思っております。今後、実際の事業所の様子なんかも区としてもしっかりと見ていただきながら、困る子たちがこれ以上でないようにしっかりと見ていただきたいというふうに思っております。
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【生活保護の夏季加算、エアコン設置助成を求める陳情】
◆間宮由美 委員 この間、様々な角度から審議をさせていただいてきました。本日は1点だけお聞きをしたいと思います。冬季加算が認められているという現在において、夏季加算もということは、現在のこの状況の中で、当然と思うのですが、区としてはどのようにお考えでしょうか。
◎新井喜代美 生活援護第三課長 冬季加算につきましては、通常の生活扶助に比べて算出されているものです。ですので、夏季加算というよりも、そのほかの時期は普通の一般的な生活扶助の中に含まれているものと解しております。
◆間宮由美 委員 夏季において、クーラー代がかさむから、だから今の暑くなっている時期に電気代の補助をというのは夏季加算としてプラスしていくということができるのではないかと思うのですけれども、その必要性としては、どうお考えでしょうか。
◎新井喜代美 生活援護第三課長 必要性というか、生活扶助の考え方として、通常の飲食代だけではなく、光熱水費も含めて考えられております。そこに対して加算を、冬季の場合は出ているということで加算という考え方になっておりますので、現段階では夏季についてというよりは、そこは夏季の状態でも含まれているものと考えております。
◆間宮由美 委員 では、最後にもう一つだけ。
冬季は、なぜ加算がつくのですか。
◎新井喜代美 生活援護第三課長 そこにつきましては、最初のころの考え方というのもあるんですけど、今、国でそういった基準の改定するときに、そこについても余計にかかるというところで、水準が見直されて今の状態になっています。
◆間宮由美 委員 そのことは、この間の審議の中でもお聞きしてきたことだったんですけれども、改めてお聞きをしました。
冬季、そうやって必要だからプラスされたわけですので、今のこの熱帯夜も続くような夏の暑さのときに、夏季のクーラー代としての夏季加算というのは、当然のことではないかなというふうに考えるところです。今日はここで終わります。
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【区内飲食店従事者へのPCR検査の実施について/傷病手当金の支給について】
◆間宮由美 委員 戻ってしまって恐縮ですが、区内飲食店従事者へのPCR検査の実施についてと、それに関連しまして、傷病手当金の支給についてお聞きをしたいと思います。
飲食店従事者へのPCR検査なんですけれども、江戸川区独自で、しかも無料でということで、非常に大事な事業だと思っております。
ただ、申し込みをするのが、希望する飲食店というところだということで、飲食店の中には、陽性者が出てしまったらば、お店を続けられなくなると、休まなくちゃならないと嫌だから、だから受けないというような声も聞くところです。そこに対しては、どのようにお話をされていくかということを、大事な事業だからこそ改めてお聞きをしておきたいと思っております。
関連しまして、傷病手当金が6月末まで延びるということになりますが、私は予算委員会の中では、例えば医療機関とかにも、6月末までなので、カラーコピーとかでいいので、貼って、こういうのがあるよというのをお知らせいただきたいということを申し上げたんですけれども、改めて飲食店のほうにPCR検査を受けようということを言うときにも、こういった傷病手当金があるんだよということもお知らせいただくことが、よりつながりやすくなるのかなというふうにも思いました。
ただ、給与所得者は対象になるけれども自営業者は対象にならないというところがありますので、改めてここについては、区としても自営業者を対象にということで、枠の拡大をお考えいただきたいということは、これは要望としてお伝えしたいと思います。
最初の1点、お聞きできればと思います。
◎深井園子 保健予防課長 あくまでやはり、この検査希望制ということにはなるんですけれども、案内の際に、万が一、陽性になってしまったとしても、濃厚接触者をつくらない、濃厚接触者を店舗内で発生しないような、濃厚接触者が多数発生しないような形での運営ということを、工夫をお願いした上で検査していただければ、必ずしもその方が、従業員の方が陽性になったとしても、しっかり対策が取れていれば、濃厚接触者が店舗内に、従業員さん、そのほかの従業員さんが濃厚接触者にならないでも済むよというようなこともお話しさせていただいて、感染予防策をしっかり取っていただいた上で、万が一、陽性者が発生したときの対応も考えていただいた上で、検査をしていただければということでご案内しているところです。
◆間宮由美 委員 万が一出たときのその後のこともお話しいただくということ、それがとても大切なことだと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。
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【コロナ禍の貧困対策について】
◆間宮由美 委員 男性である佐々木委員が、そうやってお話しをしてくださったということが、私は非常に大事なことだなと思いました。
学校に行っている子たちは、まだ学校の先生にお話しができる。でも、学校を出た子たち、行っていない子たち、また大学生の子たちですとか、そういった人たちがどこかに、ここに生理用品があるから、足りなかったらおいでというのが発信できれば、今のこの状況を考えると、きっと取りに来るだろうなと思うので、ぜひそういうことも始めていただけたらと思います。
私がお聞きしたかったのは、子どもの権利条例についてです。予算委員会の中で、小中全校から子どもたちの声を聞こうと、ご尽力されたことをお話しいただきました。どのような声が出ていたかということについて、改めてお聞かせください。
◎茶谷信一 子育て支援課長 委員会の中でもお話ししましたように、中学校は33校全てから、生徒会のほうでいろいろと検討していただいたり、話題にしていただきました。あとは、小学校のほうは、なかなか忙しいところもありまして、今のところ46校程度からご意見をいただいたところでございます。なかなか条例そのものを、本文に対する意見ということはほとんどありません。感想ですとか、あとはこの条例を誰に知ってほしいかとか、あとは知ってもらうためのアイデアなどをまとめて報告いただいているところでございます。
少し例を申し上げますと、条例に対する感想といたしましては、私たち子どものための条例がつくられていることがとてもうれしいと、区が子どものことを考えているのかがよく分かりました、簡単な言葉で書いてあるので、大人から子どもまで多くの人に伝わるのではないかと感じました、あらゆる差別や虐待、いじめなどを受けずに、安心して生きていけることは大切だが、受けないだけではなく、受けた後の大人の対応が子どもにとって必要である、というようなことも書いてありました。
また、辛口な意見としては、子どものためにと言っているが、本当に子どものためになっているのかが不安です。というようなことでも、意見をいただいたことでございます。意見としては、様々な意見をいただいております。
◆間宮由美 委員 私も生徒会の子たちから聞きました。例えば、大人の方々が子どもについて、深く考えてくれていることが伝わってきた、子どもの年齢は違うし、理解度に合わせて本などをつくってほしい、自分の権利も相手の権利もしっかりと尊重していきたいというような意見ですとか、また先ほどの、誰に知ってほしいかということについては、例えば、そこの生徒会では、1番は先生に知ってほしい。理由は、先生が生徒に教えないとならない立場だから。具体的なアイデアとしては、先生たちの会議で話してもらう。2番目は、同級生に知ってほしい。3番目は、政府に知ってほしい。江戸川区の活動を知ってもらいたい、江戸川区から情報を発信してもらいたい。4番目は、保護者に知ってもらいたい。虐待防止につながる。子どもと一番接するのは親だから。具体的なアイデアとしては、全員の保護者に手紙の配付をするなど、出てきたようです。
先ほど、課長からお話があったことも含めて、私は大切なことは、全校の生徒会の子たち、またいろいろな小学校の子たちが、このことについて、この素案を基にして、話をしたということ、話をすることができたということが大切なことだなというふうに思っています。ぜひ今後も、子どもたちの声をつないでいってほしいと思っておりますが、今後の進み方について教えてください。
◎茶谷信一 子育て支援課長 これも委員会で申しましたように、次の2定で上程していく予定でございます。こうした様々に素案をつくる段階から意見をいただいて、あと、学校、小学校、中学校にも意見をいただいて、こうしたものを、条例が策定した後、何か特設のホームページか何かを設けて、そうしたことでPRしていったり、知っていただきたいなというふうに、今それもあわせて検討しているところでございます。
◆間宮由美 委員 特設ホームページでということで、ぜひお願いします。みんなが一生懸命に考えた声を一つ残らず載せてあげるというのは、さらにまた豊かな条例になっていくと思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。
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