会議 | 令和3年 6月 建設委員会-06月15日-02号 |
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日付 | 令和3年6月15日(火) |
開会 | 午前10時00分 |
閉会 | 午前 11時15分 |
場所 | 第5委員会室 |
案件 | 1 陳情審査 第43号、第44号、第54号、第55号、第59号、第73号…継続 第43号:都市計画道路補助第283号線拡幅計画に反対する陳情 第44号:スーパー堤防に代わる強化堤防「アーマー・レビー」工法等(住民の犠牲を伴わず、しかも約1割程度の安価で出来る強化工法)の採用を求める陳情 第54号:上篠崎一丁目北部土地区画整理事業における第1次移転先の 地盤強度保証を求める陳情 第55号:上篠崎一丁目北部土地区画整理事業 第1次移転先における 流域治水対策補償検討を求める陳情 第59号:江戸川区レンタサイクル利用申し込み時における電話番号複数届出の強要を取りやめるよう求める陳情 第73号:江戸川区景観条例 施行規則の一部改正に関する陳情 2 所管事務調査…継続 3 執行部報告 (1) 「江戸川区住宅等整備事業における基準等に関する条例施行規則」の一部改正について (2) 環七高速鉄道(メトロセブン)促進協議会令和2年度総会の開催について (3) 東京高潮対策促進連盟 パネル展示PRについて (4) 東京港開港80周年 PRパネル展示について |
【第43号:都市計画道路補助第283号線拡幅計画に反対する陳情】
◆間宮由美 委員 1966年、昭和41年、54年前の道路計画をなぜ今そのとおりにしなければならないのかということにつきましては、多分進めている職員の皆さんの中でも思っていられる方がいらっしゃるのではないかと思います。しかし、陳情自体は本日で審査未了ということで、大変残念ですが、このような今なぜこれを進めなければいけないのかと思っておられる方々がおられるということをお伝えをして意見といたします。
○川瀬泰徳 委員長 よろしいですか。
それでは、第43号陳情については、鋭意審査を重ねてまいりましたが、結論には至りませんでした。よって、第43号陳情の審査はこの程度にとどめます。
続きまして、第44号、スーパー堤防に代わる強化堤防「アーマー・レビー」工法等(住民の犠牲を伴わず、しかも約1割程度の安価で出来る強化工法)の採用を求める陳情について、審査をいたしますが、本日が審査期限となりますので、その点をよろしくお願いをいたします。
それでは、審査をお願いします。
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【第44号:スーパー堤防に代わる強化堤防「アーマー・レビー」工法等(住民の犠牲を伴わず、しかも約1割程度の安価で出来る強化工法)の採用を求める陳情】
◆間宮由美 委員 アーマー・レビー工法などの採用をと陳情には書かれています。確かに様々な工法が生まれてきていますので、他の工法の研究班をつくるなどが必要な時期ではないかと思います。賛成にしろ、反対にしろ、結果を出せないこと自体が残念ですが、職員の皆さんにおかれましては、ぜひ他の工法にも目を向けていっていただきたいと考えるところです。
○川瀬泰徳 委員長 ほかよろしいですか。
それでは、第44号陳情につきましては、鋭意審査を重ねてまいりましたが、結論に至りませんでした。よって、第44号陳情の審査はこの程度にとどめます。
次に、第54号、上篠崎一丁目北部土地区画整理事業における第1次移転先の地盤強度補償を求める陳情について、審査をお願いします。
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【第54号:上篠崎一丁目北部土地区画整理事業における第1次移転先の 地盤強度保証を求める陳情】
◆間宮由美 委員 陳情者の方は一度の移転という在り方については、住民の負担の軽減ということから、一定の評価ができるとされています。しかしながら、移転先は農地であったということで、家を建てることの不安が拭いきれないということで、陳情されているかと思います。先ほどのお話で、移転先への地盤改良が3月末で完了したということですが、陳情書の中では5メートルから10メートルの間に一番柔らかい部分があると書かれています。区としては、基礎から5メートルの地盤強化をすることで問題ないというふうに回答を出されているようですけれども、5メートルから10メートルの間の柔らかい部分というのはどのようにされたでしょうか。
◎高橋博幸 区画整理課長 当然ボーリング調査をして、弱いところ、今委員のおっしゃった今回地盤改良をしない5メートルから10メートルのところについても、皆さんにお示ししているところでございます。ただし、建築基準法施行令等並びに国の決めました、今ある建物、おおむね3階建てが建てられるという基準にのっとって、今回は改良するということで。江戸川区内いろいろなところを探せば、そういう地層も出てくるのかなというふうに思っております。区画整理ですので、事前に建てられるものを建て替えるというような形で、しっかり地盤改良をしてお渡しをするというご説明と方法で今やってきていますので、その辺は今委員の言った5メートルの下については改良をしていないということでございます。
◆間宮由美 委員 5メートル以下の柔らかい部分についてはあるということはお示しはしたけれども、そこについては、改良しなくても大丈夫ということで改良していないということですね。としますと、5メートルだけの改良で本当に家が傾かない、沈下しないということで、よろしいですか。
◎高橋博幸 区画整理課長 同じ答弁になりますけれども、大きな建物ではなくて、今建っているおおむね今2階建てとか多いのですけれども、3階が建てられる地盤改良を今回基準に基づいて行わさせていただいたということでございます。
◆間宮由美 委員 としますと、大丈夫ということでありましたらば、記書きの3に書かれています、もし不具合があった場合には、補償をするように契約を地権者と締結してほしいということが書かれています。大丈夫ということであれば、この契約を結ぶということができるのではないかと思いますが、このことに対して問題はございますか。
◎高橋博幸 区画整理課長 当然、公共事業で、地元の方にお渡しするという中で、江戸川区内半分を区画整理で行っております。区施行でも相当数やっています。当然何か不都合があれば、契約ではなくて、協議によって今まで解決もしていますし、今まで多くの区画整理事業をやってきましたけれども、その辺でこういう契約をしてまで補償しているということはございませんので、今までやったとおり、しっかりお示ししたとおり工事をやらせていただいて、万万が一何かあれば協議をして、しっかり解決できればというふうに思っております。
◆間宮由美 委員 契約してまではないけれども、しかしもし何かあった場合には、不都合があれば協議をして解決をするということははっきりと話しているということですね。承知しました。
○川瀬泰徳 委員長 ほかいいですか。
それでは、他になければ本日は継続とし、閉会中の継続審査の申出をしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
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【第55号:上篠崎一丁目北部土地区画整理事業 第1次移転先における 流域治水対策補償検討を求める陳情】
◆間宮由美 委員 確かにどんなに備えたとしても、絶対に浸水しないということはないのかもしれません。しかし、ここの住民の方々は高規格堤防盛土範囲の外側への移転ということで移転をしなければならないわけです。移転先では、自身で家を守るつくり方をしなければならないということで、それをしなければ水災害リスクは免れないということだと思います。前回までの審査経過を見ますと、住民が安心して江戸川区に住み続けられるように、費用の一部補助は検討していくべき。あるいは、前向きに検討していくべきとありましたので、特に反対の意見というのは出ていないようにも読み取れました。ここの陳情の中で、篠崎の高規格堤防の設計に対する報告書というのが今出ているかと思うのですけれども、内容を次回で結構ですので、ございましたら、資料としてお出しいただける範囲で結構なので、いただくことが可能であれば、いただければと思いますが、いかがでしょうか。
◎田中正淳 計画調整課長 繰り返しお聞きする形で申し訳ないのですけれども、どういった検討した資料でございましょうか。確認させていただきたいです。
◆間宮由美 委員 篠崎の高規格堤防の報告書ということで、今現在の設計に対するものです。設計に対して、どのようになっているかという報告書です。
◎立原直正 土木部長 すみません、今委員がおっしゃられているものが具体こういったものというところのものが今思いつかないのでございますが、これまで先ほど区画整理課長も別な方に答弁させていただいておりますが、これまで住民の皆さんにご説明してきている内容としては、先ほど来の地盤改良等も含めて盛土するところはこういうことで対応を事前調査しながらこういうことをやりますとか、それから先ほど牧野委員からもございました中でも、例えば改良し終えた後には、報告書をお渡しをしますとか、そういったことのお約束、区なり、国なりが対応する内容がこうでございますということをご説明してきている資料ならございますが、それは地権者の方にお配りしておるものなのですけれども。今、間宮委員がおっしゃられる篠崎の高規格堤防の報告書というものが具体的にすみません、思い当たらないのでございますが。
◆間宮由美 委員 すみません、恐縮です。高規格堤防の幅は必要最小限としていくというのが平成3年のときに、国交省の通達の中で出されているかと思うのです。それらに対して、必要最小限ということに対してのどのように考えるかということ、報告書ということではないかもしれませんが、お考えとしてお聞きできればということでお願いできますか。
◎立原直正 土木部長 再度の今の委員のお話においても、すみません、私自身もあれだなということがちょっとぴんときませんので、高規格堤防についてはご承知のとおり、国の事業でございます。平成3年というようなお話もございましたので、国との間でそのあたりでどういったものが出ているのかみたいなところは確認をいたしまして、該当するものがあれば、ご用意をさせていただくように、国のほうとも調整はしたいと思います。
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【第59号:江戸川区レンタサイクル利用申し込み時における電話番号複数届出の強要を取りやめるよう求める陳情】
◆間宮由美 委員 前回までの審査経過を見ますと、電話番号は一つでも利用登録ができるように既に改善がされていると書かれています。しかし、陳情者からはチラシなどの記載欄なども一つのみにしてほしいということをきちんと記載してほしいということで、要望されているということが書かれていました。実態と合わせるということは必要かと思いますが、チラシなどを直すことは今どのようになっていますでしょうか。
◎中沢清人 施設管理課長 今、間宮委員おっしゃられたように、今改善をしておりまして、申込書のほうは固定電話、それから携帯電話という2段書きで、いずれかなければ当然一つになりますし、両方あれば、差し支えなければ両方お書きいただけるというようなことで、必ず両方書いてくださいという強要はしてございません。
それから、チラシのほうも電話番号を必ず二つ必要ですよというものについては、新しいチラシからは削除してございます。本人確認書類とか、必要なものを持って、駐輪場のほうにお申込みに行ってくださいというようなご案内に変更させていただいております。
◆間宮由美 委員 としますと、願意は満たされたのではないかと思うところですが、結論として出していいのではないかと思うところでございます。
○川瀬泰徳 委員長 事務局のほうで、そのお話で陳情者に対して願意がじゃないですかという話を以前にしたようなのです。その結果をちょっと報告してくれますか。
◎区議会事務局 当初、陳情が出されたときに、執行部のほうからご説明がありまして、そのとき時点で、もう執行部のほうで、前は必ず二つ電話番号を記載させるという形をとっていたものを今ご説明があったように、状況によっては一つでもいいですよという形にしましたというご報告がありました。そのことによりまして、やはり一つでもいいということになったので、願意が満たされているのではないかという話が委員会の中でありまして、陳情者のほうに、その辺を確認させていただきましょうということで、事務局のほうで陳情者のほうにご連絡をさせていただいて、一つでもいいという話はさせていただいたところなのですけれども、陳情者の願意というのが、二つの記載欄とかがあって、希望は二つ。でも、状況によって、一つしかなければ一つでもいいですよと。そういうことではなくて、あくまでも一つにしてほしい。もちろん申請書もチラシもそうですけれども、一つだけの電話番号を記載するということが願意であって、基本は二つで、一つでもいいですよではなくて、あくまでも一つだけにしてほしい、というのが陳情者の願意ということで陳情者が言っております。一応そういうことで、委員会としては継続というような形でさせていただいているのが現状であります。
○川瀬泰徳 委員長 ということでございまして、間宮委員、どうぞ。
◆間宮由美 委員 それが審査経過の中に書かれていたので、改めて記載方法についてお聞きをしたのです。執行部のほうからは基本二つという言い方をされなかったかと思ったのですけれども、一応書いてあるけれども、基本二つではないと私は思ったので、ここの審査経過から変わったのかなと思ったのですが、もう一度そこをお願いできますか。
それと、すみません、今事務局からお話がありましたように、陳情者が一つだけにしてほしいというふうにおっしゃっていますけれども、そこについてはどのように改善されたでしょうか。
◎中沢清人 施設管理課長 レンタサイクルの利用登録申請書でございますけれども、今、申請書の中にはご本人様の電話番号を記載する欄として、電話番号1として固定電話、それから電話番号2として携帯電話という表記でご記入をお願いしてございます。これを必ず二つ書いてくださいという強要は今してございません。当然、携帯しか持っていない、場合によっては固定電話しか持っていない。両方持っていないという方も中にはいらっしゃいます。書きようがございませんので。どちらか一つでも書いていただければということでやってございます。そもそも電話番号を複数お書きいただく我々の意図といたしましては、レンタサイクル自体が区民の大切な財産というところで、実は未返却とか、そこそこございます。そうした場合に連絡をとりたい。また、交通事故等あった場合に、やはり何らかの形で連絡をとりたい。そういった場合のためのなるべく連絡先は私どもとしても押さえておきたいという意図で、今現在もでき得るならばというところで、強要はしてございませんが、お書きいただく欄を設けているという意図でございます。
◆間宮由美 委員 分かりました。とすると、陳情者のご意見とはずれがあるのですね。承知しました。今日はここまでといたします。
○川瀬泰徳 委員長 ほかいいですか。
他になければ、本日は継続とし、閉会中の継続審査の申出をしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
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【第73号:江戸川区景観条例 施行規則の一部改正に関する陳情】
◆間宮由美 委員 老朽化施設の撤去及び設置工事は令和4年度以降を検討中というふうにありました。ビジターセンター自体については、2階建てのものということ以外は確定していないということですが、今現在の進捗状況はどのようになっておりますでしょうか。
◆間宮由美 委員 関係する方々の意見をきちんと聞きたいということで、今動かれているということであれば、2階建てということ自体についても、変更もあるかもしれないということも可能性としてあるのかなと思いました。西なぎさの新築計画の予定地の隣接する砂浜のところは、環境省レッドリスト絶滅危惧Ⅱ類に指定されているコアジサシの営巣地エリアでもあって、国際的にも大事な生息地になっているというふうにも聞いています。そこが損なわれるようなことがあってはならないと思うのは当然かと思います。陳情者の方は現地調査をして、その結果、砂浜及び海辺の大景観が損なわれてしまうことが確認されたと、陳情文に書いてありますけれども、この方自身がどのような現地調査をされたのか、調査概要と結果のまとめというのをいただくことができるかどうか、その内容についてお聞きできるかどうか、いかがでしょうか。
○川瀬泰徳 委員長 陳情者に資料要求というのは余りね。個人的にされますか。委員会として、陳情者に資料の要求というのは余りしないですよね。と、思います、私。個々に陳情者へ聞いていただいてもよろしいかと。その辺は個々の話ですから。ただ、資料というのが、委員会で公式に出た資料というふうな認識にはならないと思いますけれども。
◆間宮由美 委員 委員長、分かりました。陳情者の方がいろいろな資料を持ってまいられることもよくあることかと思いましたので、ここに書かれているように、本当に損なわれてしまうということであれば、どのようなことかということを改めてお聞きしたいと思いましたので、またお聞きできるようであれば、聞いてみたいと思います。
最後になりますが、現地調査をぜひ委員会として行くことができればと思うので、お取り計らいをよろしくお願いできればと思いますが、いかがでしょうか。
○川瀬泰徳 委員長 他の委員さんはいかがですか。そういうご要望がもしおありであったら、正副で考えますけれども。現地調査ですね。そういうことですね。
◆間宮由美 委員 はい。
○川瀬泰徳 委員長 では、今後ちょっと正副で検討させていただくようにしたいと思います。そんなに遠いところではありませんので。
ほかいかがですか。
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