会議 | 令和3年 7月 建設委員会-07月07日-03号 |
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日付 | 令和3年7月7日(水) |
開会 | 午前10時00分 |
閉会 | 午前10時37分 |
場所 | 第5委員会室 |
案件 | 1 陳情審査 第54号、第55号、第59号、第73号…継続 第54号:上篠崎一丁目北部土地区画整理事業における第1次移転先の地盤強度保証を求める陳情 第55号:上篠崎一丁目北部土地区画整理事業 第1次移転先における流域治水対策補償検討を求める陳情 第59号:江戸川区レンタサイクル利用申し込み時における電話番号複数届出の強要を取りやめるよう求める陳情 第73号:江戸川区景観条例施行規則の一部改正に関する陳情 2 所管事務調査…継続 3 執行部報告 (1)東京都市計画事業南小岩七丁目土地区画整理事業の事業計画の決定について |
【第54号:上篠崎一丁目北部土地区画整理事業における第1次移転先の地盤強度保証を求める陳情】
◆間宮由美 委員 不都合があれば協議をして解決をするということが前回の委員会でも明確にしていただきました。移転先が今までの土地の利用形態が農地であるとのことですので、改めて農家の方々に土地の利用についてお聞きをしてまいりましたところ、これまで何100年もの間の土地の使われ方にもよるのだけれども、3階建てくらいであればおおよそ5メートルぐらいの地盤改良で大丈夫であるだろうという見解でした。それで、もちろんこれは一部の方のご意見です。私、それをお聞きしながら思いましたのは、5メートルの範囲で地盤強度の確保があれば問題ないというのが区の見解であれば、それを移転する方々に、これまでもお話しされているとは思いますが、改めて様々な角度からお話をいただくことが大事なのではないかと思いました。区の職員の皆さんも研究されているとは思うのですけれども、やはりこの際専門家の方々においでいただいて、そして専門的な角度でお話をしていただくということが、不安を払拭する、問題ないと、区がしているのであれば、不安を払拭するために、そういったお話をしていただくことが必要なのではないかと思うところですが、いかがでしょうか。
◎高橋博 幸区画整理課長 今おっしゃった農地でというお話の中で、江戸川区ほとんど農地の中で開発をしてきたのかなという中で、国のほうがしっかり宅地地盤の考えに基づいてやっていくという方針を立てています。その中で、当然基準に基づいてやっていくという形で、当然今ある建物が建てるような3階建て程度の建物を建てられるような地盤をご用意しますよという約束で、今進んでいます。それは、国が見解を出していますし、昨年度、地元説明会、地盤説明会をやったのも、当然江戸川区も説明会しましたし、そのときに国の江戸川河川事務所の課長以下出て、その辺はしっかり説明をしております。また、不安があるよという方については、説明会をやった後、個別説明もしています。それでもやっぱり不安だよと、口頭だとということで、しっかり地盤改良をしたものについて、事前の地盤調査で地盤改良をやった報告書というような形で、今回1次移転の方についてはお渡しして、それをもって建築に入ってくださいよというお約束をして、今移転のお話しですとか、今度来年の3月に引き渡すというような形で今進ませていただいているところであります。
◆間宮由美 委員 区として、そのように丁寧にされてきたということは分かります。丁寧にされてきたのだけれども、しかし、このようにご心配されている方々が今もっているというのが現状なのだと思うのです。その方々に対して、どう分かっていただくかといったときに、新たな土地に移っていただくわけですから、どなたも安心できるようにということで、先ほど河川事務所の方々にも来ていただいての調査ですとか、調査報告ですとかをされてきたということなのですけれども、地盤の専門家の方々にきちんとお話を改めてしていただく機会を設けるということなのかも大事ではないかなと思うのです。どうして今回やった調査において、どうして安全なのかというのが見えていないのだと思うのです。陳情文から言うと。だから、専門家の方々にきちんと改めてお話をしていただく機会が必要なのではないかなと思いました。
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【第55号:上篠崎一丁目北部土地区画整理事業 第1次移転先における流域治水対策補償検討を求める陳情】
◆間宮由美 委員 今もお話がありましたが、流域治水プロジェクトということで、前回の委員会でも流域治水プロジェクトについては、河川整備はしっかりと行うと。しかし、自治体のみならず、住民の皆さんも備えていただくというお話がございました。そうであるからこそ、移転される皆さんは備えたいと思っていらっしゃるのだと思います。しかし、備えるための地盤かさ上げなどに費用がかかるということは明白です。区の事業にご協力いただくのであれば、そこへの費用補償があってよいのではと思われるわけですが、その費用補償については、今誰がどこで、どのようにお決めになっていますでしょうか。
◎高橋博 幸区画整理課長 移転補償については、国ですとか、東京都が決めた基準に基づいて、区でもそういう基準を準用して、公共補償というような形で公正公平になるように積算して、ご提示しているということになります。今あるもの、建物に対しての補償という考えに基づいて、権利者1軒1軒に対して、補償をさせていただいているというところであります。
◆間宮由美 委員 陳情では費用補償について、検討することを求めていますが、検討することということも難しいでしょうか。
◎高橋博 幸区画整理課長 ここに書いてあります流域治水の一つの考えとして、そういうことも考えられるなというたてつけになっているのかなというふうに思っています。その中で、当然区画整理で移転してもらうことでご迷惑をかけますけれども、それについては公共補償というような形で今まで江戸川区では何千件、何万件というふうな形でやってきていますので、その辺で全体のバランスですとか、いろいろな状況、財政状況もありますし、気候変動とかありますから、その辺で今やっている補償をまずご理解いただいて、あとはいろいろな状況によってなのかなというふうに思っていますので、今すぐ検討するというような考えはございません。
◆間宮由美 委員 前年度の審査経過の中では、住民が安心して江戸川区に住み続けられるように、費用の一部補助は検討していくべき、あるいは前向きに検討していくべきとあって、特に反対意見は出ていなかったと、そこでは読み取れました。今お話がありましたように、バランスということではあるけれども、区としての準用ということと、それといろいろな状況の中での判断ということですから、これは検討していただくという決めていただくということは、ここに書かれていないと思うのです、陳情書には。検討していただくということですから、ぜひ検討を始めていただくということが安心につながるのではないかなと思うところです。
すみません、資料について、ありがとうございます。これについては、改めて拝読させていただきます。
◎立原直正 土木部長 補償に関しての見直し、検討ということでございます。区画整理課長がお答えしたとおりなのでございますが、シンプルに申し上げますと、今の家屋なり、生活なり、それを移転していただいたりするわけですから、区画整理にしても、道路にしても、同様の生活がしていただけるように、同様の価値をということで補償させていただくわけです。それは、道路であっても、区画整理であっても、国の事業であっても、東京都の事業であっても、区の事業であっても、市の事業であっても、全て基本的には同じでございます。一方、ご要望の陳情のご要望ございますけれども、いわゆる補償という内容とは違うというふうに、私などは認識しています。補償は今あるものを移転していただくに当たって、あくまでそのものはしっかりと担保させていただくという意味でありますので、そこを見直すという考え方は持ち合わせていないというのが、先ほど区画整理課長も申し上げた内容でございますので。
◆間宮由美 委員 そうすると、補償はそういう考えであると。補償以外に考えられるかどうかということですね。
◎立原直正 土木部長 言い換えれば、そういうことになろうかと思います。様々これに限らず、各区の施策でいろいろな助成制度があるかと思うのですけれども、そういう部類という言い方、ちょっと申し訳ないですが、ものでありまして、補償の対象かどうかということではないというふうに考えております。
◆間宮由美 委員 承知いたしました。補償以外で考えていただくということであっても、それはよいことかと思います。ありがとうございます。承知いたしました。
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【第59号:江戸川区レンタサイクル利用申し込み時における電話番号複数届出の強要を取りやめるよう求める陳情】
◆間宮由美 委員 前回の委員会では、既にチラシも書き換えていただいていること、欄としては携帯電話と固定電話の欄が二つあるけれども、差し支えなければ書いてくださいという形にしていて、強要はしていないということでした。陳情文からは連絡可能な電話番号を一つしか持たない人もレンタサイクルを利用できるようにしてほしいということが願意として読み取れます。改めてお聞きしますが、連絡可能な電話番号を一つしか持たない人はレンタサイクルを利用できますか。
◎中沢清人 施設管理課長 現状、電話番号一つしか持たない場合でも、レンタサイクルの利用はできます。
◆間宮由美 委員 承知しました。それであれば、やはり願意は満たされていると思われます。しかし、陳情者の方はあくまで欄そのものも一つにしてほしいというご要望をお持ちとのことです。しかし、そこについての意図が分かり兼ねておりますので、今の段階では継続を願いたいと思います。
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【第73号:江戸川区景観条例施行規則の一部改正に関する陳情】
◆間宮由美 委員 前回の委員会では、パブリックコメントにも景観に配慮してほしいという意見が多数あったことによって、改めて東京都としても地域団体や関係する方々の意見を聞きたいということで、パース図についても決まっていないというお話がありました。とてもこれは大切なことだと思います。では、東京都はどのように地域や団体や関係する方々からお話を聞いてくださるのでしょうか。
◎室井邦昭 都市開発部参事〔都市計画課長事務取扱〕 これまでも東京都のほうで、地域の懇談会というのを開催して、そこには関係する15の団体も入っておるのですけれども、そちらといろいろ意見交換をしてきております。その団体の中で、先ほどおっしゃったようなパブリックコメントもそうなのですけれども、自治体のセンターについて、景観への配慮というご意見もあったというふうに聞いてございます。東京都からの情報では、近々懇談会を再開して、改めて広く意見を聞きますというふうなことでお話を聞いているところでございます。
◆間宮由美 委員 分かりました。では、令和4年完成という予定でありますけれども、完成時期について、これはご意見によって延びるということなども考えられるのでしょうか。
◎室井邦昭 都市開発部参事〔都市計画課長事務取扱〕 具体的にスケジュールがどうなるという話はお聞きしておりませんけれども、スケジュールも含めて検討をするというふうなことで今後進めていくというふうなことで聞いてございます。
◆間宮由美 委員 要望させていただきました現地調査を組み入れていただけるとのことで、正副委員長お取り計らいありがとうございます。行く日が9月の予定ですので、東京都としてどのような段階になるのかと思ったのですけれども、しかし今のお話でスケジュールも含めて検討をするということでしたので、9月の現地調査をした上で、また検討していっても遅くはないということと捉えました。
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