会議 | 令和4年4月 熟年者支援特別委員会-04月15日-10号 |
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日付 | 令和4年4月15日(金) |
開会 | 午前10時00分 |
閉会 | 午前10時52分 |
場所 | 第4委員会室 |
案件 | 1 異動幹部職員紹介 2 案件 委員会調査概作成に向けての意見交換 3 執行部報告 (1)「令和3年度江戸川区民生・児童委員訪問調査」の実施結果について (2)「えどがわ元気ポイント事業」(実証事業)の実施結果について (3)江戸川区食育推進計画(第2次)について 4 その他 |
【委員会調査概作成に向けての意見交換】
◆間宮由美 委員 コロナ禍ということで、初めの頃こそワクチンの心配が続きました。しかし、今年度になってからも1回目の教訓を生かして、2回目以降はかなりスムーズに進んできたと思います。ありがとうございます。
相談の中で、多くなっているなと感じることの一つが、介護保険の申請が今年度ございました。それは、これだけ介護保険が身近になっているにもかかわらず、その申請の仕方が分からないという方が多くいらっしゃって、何でだろうといろいろ考えたんですけれども、それは今までお元気だった方々がこのコロナ禍であるためにお家に閉じこもるようになって、そして、そのことによって急に体が動かなくなっている、そういった方々が増えたのだと思いました。ですから、今までは介護保険というのは自分にとっては関係のないことだった。でも、いざ急に体が動かなくなって、さてどうしようかということでのご相談になったのかなと思うんですね。そのことからしても、それだけ今まで区内で行っているくすのきクラブの活動や、またフレイル予防など、そういったことが非常に高齢者の方々の体を動かすということにとってどんなに大切だったかということを改めて思い至りました。これから、コロナ禍であったとしても、どのように行ったらそれらがうまく進んでいくかということに、これからは考えをまたシフトしていくことになっていくのかなというふうに思っております。
また、高齢者の方々が急に介護のことでも心配になったときに、力になってくださるところが地域包括支援センター熟年相談室であり、なごみの家であります。ここの方々が、しかし、あまりに多くやることが増えているということによって、高齢者の方のために頑張って働きたいと思ったものの、しかし、おやめになる方が非常に多いということも分かってきたところだと思います。ですから、熟年相談室、また、なごみの家の中の方法というのをよりスムーズに進めていくためにはどうしたらいいかということを考えるときになっているのかなというふうに思います。その一つとしては、基本のところを熟年相談室やなごみの家さんでやっていただきながら、今度はそこからさらにサテライトをつくっていく、近くのところに高齢者の方々から半径何百メートル、500メートルぐらいが一番いいんだというような方々もいらっしゃいますが、本当に身近なところにサテライトができることによって、熟年相談室もなごみの家もさらに充実しながら、また高齢者の方々が行きやすくなるのではないかというふうに思うので、さらにそこのところを広げていっていただければと思っております。
今年初めての交通事故でお亡くなりになった、江戸川の中でお亡くなりになった方が、谷河内のほうで70代の方がいらっしゃったと聞きました。この方は重い認知症で車道と歩道の区別がつかなかったんではないかと、警察署の方もおっしゃっていました。また、もう一つ、80代の方からこの数年一緒に暮らしていたお嫁さんから出ていけということを再々言われて、本当に自分一人で暮らしたいのだというご相談を受けたんですけれども、このような虐待のあり方についても、見えないところでこういったことが起きているということを、先ほどの交通事故もそうなんですけど、認知症で外に出ているということもそうなんですけども、見えないところで起きているということを考えながら、向こうからご相談に来るのを待つだけなくて、やはりこちらから見つけていくということをどうつくっていくのかということが、今後問われてくるのかなというふうに思っています。
高齢者の方が幸せに暮らせるためにということで、先ほど申し上げた特養ですとか熟年相談室のほかに、さらにこのたび皆様もおっしゃっていましたけれども、特養ホームとか障害者グループホーム複合施設ができたということで、私はここはすごく大切なこと、何が大切かというと、特に共生社会、ともに生きるということを考える上でも大切なことかと思っています。今後、高齢者だけ、障害者だけ、子どもだけというように、年齢とか特性とかで囲ってしまうということではなくて、一緒に暮らす、一緒にいる時間をつくるという、そういったことをもっと広げていくことで、ともに生きるということが根づいていくのではないかなというふうに感じた次第です。
昨日、20代のヘルパーさんとお話をしたのですけれども、その彼女は三つの事業所をかけもちをしてヘルパーをしています。でも、子どもが保育園に入れないということで、今後続けられるのかどうかというふうに心配をしていました。委員会の中でも、高齢者施設に働く方が、ヘルパーさんだとかで働く方々がなかなか人数が増えていかないということでお話もありましたけれども、やはりやりたいという方々が続けていくことができるためにも、一つは、今申し上げた介護施設、事業所、保育園、グループホーム、放デイなどが一緒にできるような形にすることによって、若い方でも続けていく働きやすい職場づくりというふうに繋がっていくのではないかなというふうに考えながら、今年一年いたところです。高齢者の方々が幸せに暮らすために、区のされてきたこれまでの施策が本当に充実していたのだということを、コロナ禍であるからこそ改めて感じました。ですから、それをさらに充実させていくために、今後考えていくことが幾つかさらにあるかなというふうに思い、まとめとしたいと思います。
【その他】
◆間宮由美 委員 通所型サービスに関連してお聞きをしたいと思います。
厚生労働省のほうで、現行の通所介護ということだけでなくて、多様なサービスとしまして、ボランティア主体の通所型サービス、住民主体による支援ということで、体操ですとか運動ですとか、そういった様々な活動の自主的な通いの場合に対して補助、助成が出るというふうにお聞きをしています。こういったボランティア主体のものに補助や助成が出ていることが江戸川区内ではあるかどうかということと、もし出ていなければ、これは今後広げていくことができるのではないかなと思ったんですね。先ほども申し上げましたが、例えば熟年相談室さんやなごみの家さんがやっていること、そこを基幹としながらサテライトをつくっていく、そのときに助成金が出るということであれば幾つもつくっていくことができるのではないか、広がっていくことができるのではないかと思いましたので、もしないようであれば、こういうものも活用していけるのではないかと思いまして、現状をお聞きしたいと思いました。
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