会議 | 令和4年6月 文教委員会-06月24日-03号 |
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日付 | 令和4年6月24日(金) |
開会 | 午前10時00分 |
閉会 | 午前11時02分 |
場所 | 第4委員会室 |
案件 | 1 陳情審査 第118号の2、第119号の2、第120号、第121号、 第123号の2…継続 第118号の2:区内の子どもが健全な集団生活を送れるよう求める陳情 第119号の2:子どもたちの未来を守る、給食への有機食材導入に関する陳情 第120号:小中学校の給食の充実と保護者の負担軽減を求める陳情 第121号:都立高校入試へのスピーキングテスト導入の延期および再検討に関する陳情 第123号の2:食の安全を守るため、小学校や障がい児施設にて、ゲノム編集トマト苗を受け取らないことを求める陳情 2 所管事務調査 私の目指す江戸川区の教育 3 執行部報告 (1) 辻内彩野選手のマデイラ2022パラ水泳世界選手権大会結果報告について 4 その他 |
【第118号の2、区内の子どもが健全な集団生活を送れるよう求める陳情について】
◆間宮由美 委員 この陳情につきましては、少し多くなりますが、恐縮ですが、お願いをしたいと思います。6点ございます。
1点目は、厚生労働省が発表をしているデータでは、15歳以下の子どもについてのことについて触れられています。多くの国では、感染対策を撤廃しているというふうに原文にありますので、ここの厚労省のデータと他国の感染対策についてが1点目です。
2点目は、陳情文の中ぐらいになりますが、WHOなどから出されたエアロゾル感染について、WHO、またCDCの発表、そして国立感染症研究所のエアロゾル感染及び飛沫感染について述べられている部分が2点目です。
3点目は、脳の発達に子どものマスクの長時間着用が有害であると書かれています。ですから、3点目としては、脳科学的な研究成果として、あるものがあればお示しいただきたいと思います。
4点目は、次のページになりますが、文科省の衛生管理マニュアル、ここについて触れられていますので、衛生管理マニュアルを頂きたいと思います。
そして、5点目は、江戸川区で各学校に出されている通達がございますので、マスクに関するもの、これを頂きたいと思います。
最後に、6点目として、他自治体のことが書かれています。他自治体の動向、そしてどのような声明、どのような陳情が出されているかということ。多くて恐縮ですが、6点お願いしたいと思います。
◆伊藤ひとみ 委員 おはようございます。よろしくお願いします。今、間宮委員からも通達のことがありましたが、私どもも通達を拝見したいと思っています。そのほかに、小・中学校での現在のマスク着用の決まりについて、何か配られた配付物とか、またタブレットなどをインストールしたものがあれば、これも確認させていただきたいと思っています。
それとあと、黙食についての考え方と基準が分かるものを示していただきたいと思います。
○藤澤進一 委員長 ただいまそれぞれ間宮委員と伊藤委員から出ました資料要求につきまして、いかがでしょうか。
◎飯田常雄 教育推進課長 確認をさせていただきまして、次回提出させていただきます。
【第119号の2:子どもたちの未来を守る、給食への有機食材導入に関する陳情について】
◆間宮由美 委員 これは4点ございます。1点目は化学物質への暴露が引き起こすという研究成果の分かるもの。
2点目は、日本政府の対応です。農薬に関するもの、また遺伝子組み換え、ゲノム編集食品に関するもの。
3点目は、外国産小麦とグリホサートの検出について分かるもの。
4点目は、学校給食において、有機食材を利用している他自治体の状況。
4点、お願いしたいと思います。
【第120号:小中学校の給食の充実と保護者の負担軽減を求める陳情について】
◆間宮由美 委員 1点お願いいたします。江戸川区における学校給食費の変遷です。額とその内容をお願いしたいと思います。
【第121号:都立高校入試へのスピーキングテスト導入の延期および再検討に関する陳情について】
◆間宮由美 委員 3点ございます。中学校英語スピーキングテスト事業について、これを含めた全体の配点、調査書の中での全体の配点についてが1点目です。
それから、2点目は、ESAT-Jの問題内容とベネッセの行っているGTEC Coreの問題自体、それを頂きたいと思います。
3点目は、中学校現場の英語教諭の先生方の声が分かっていれば、それをお聞かせいただきたいと思います。
【第123号の2:食の安全を守るため、小学校や障がい児施設にて、ゲノム編集トマト苗を受け取らないことを求める陳情について】
◆間宮由美 委員 3点ございます。一つはパイオニアエコサイエンスでの無償配付の計画についてが1点です。
2点目は、そもそもゲノム編集とは何かということを皆さんと共有したいと思いますので、ゲノム編集について。
そして、3点目は国内でのゲノム編集食品の生産流通がどのようになっているかということ。この3点をお願いしたいと思います。
◎飯田常雄 教育推進課長 確認させていただきまして、一般に明らかになっているようなものがあれば、提出させていただきます。
【所管事務調査 私の目指す江戸川区の教育(蓮沼教育委員長のお話に対して)】
◆間宮由美 委員 現場を知ってくださっている蓮沼先生がこうして教育長になってくださったということは、本当にうれしいと思っております。先日、ご相談を受けた20代の親御さんは、ご自分たちが虐待を受けていたと。しかし、その学校には、蓮沼先生という先生がいて、声をかけてくれたのだというのを聞いて、「うわあ、教育長だ」と思って、私は本当にうれしかったのです。そういう先生が先ほど話してくださったように熱い思いでずっといてくださるということが、何より今後の江戸川区全体の教育を変えていくことになるのだろうなと思います。今もちろん頑張ってくださっている学校や先生たちがいます。その先生たちが本当に安心して、教育活動ができるように、安心して失敗もできるように、そういう学校になっていくといいなと思っております。今、委員の皆さんからも、校長先生のあり様がやっぱり学校を変えていくというお話がございましたが、私もそう思います。ただ、中には、子どもには褒めるときには、みんなの前で。怒るときは叱るときには、そっと呼んで叱ろうと言いながらも、本当に教職員の前で叱責をする。怒鳴るということも行われてもいます。ですから、そのことによって、先生方が安心して教育活動ができなくなるということも起こっている場面もあると思っておりますので、そういったところについては、先ほど蓮沼教育長がおっしゃってくださったように、校長先生たちとよくよくお話をしていただくとありがたいなと思っております。大人の相談をたくさん受けるわけなのですけれども、その際にその大人のいろいろな苦しみや悲しみがあって、それをその家庭に子どもがいる場合には、本当に子どもたち自身が苦しむことがたくさんあるなと思っているのです。だからこそ、学校へ行ったときには、教育長もおっしゃっていたように、本当に楽しい友達がいてくれて、何だか楽しい。何でも相談できる先生がいる。何でも話せる。また、何より1日の大半を占めるのが授業ですから、その授業が楽しい、分かることがうれしい、そう思える授業があるということが、いろいろなものを抱えて学校に行く子どもたちをきっと助けてくれるのだと思っています。ですから、授業がしっかりと楽しいものになっていくように、そこの授業をつくるということのためにも、先生方にその時間が与えられるようにしてほしいということも思っています。
昨日も実は、11時前後になるのですけれども、実は2件子どもに関連するご相談の電話が入りました。助けてくださいということで、1件は子ども同士のお友達等の関係なのですけれども、もう一件は担任の先生との関係ということで、「先生、僕はやっていない」と言っているのに、「先生は謝りなさいって言ったから、謝った」それから、おしっこをし始めてしまったということで。親御さんは一生懸命自分で先生方と関わろうと思って頑張ってきたのだけれども、「もう駄目だ」と思って、お電話をしてくださったということだったのです。そういったときに、本当に学校の中で解決をしていくことができることが大事だと思っています。ただ、学校の中で、客観的に見えなくなってしまう部分もあると思うので、そこは本当に教育委員会の皆さんがお力添えいただくなど、そういったことも必要だろうなと思いますし、それから、親御さんたちが相談できる場ということとともに、先生方ご自身もいろいろなことを抱えていらっしゃると思います。ですから、先生たち自身が相談できる場、それが本当は校長先生なのだと思うのです。でも、先ほど申したように、やっぱり言えないという場合もありますから、そのときには先生方に対して、どのように支えるのか。サポートというのも今後考えていく必要があるのではないかな。先生方が元気でいてくださることが、本当に子どもたちにとって大事なことだと思うので、そこにも踏み込んでいっていただければと思っています。
最後に、細かなところなのですけれども、先生方を支えるという中でも、例えばまず、特別支援学級のお子さんが増えていて、しかし空き教室がないために、学級の中がぱんぱんで、どうしたらいいだろうかというふうにお困りの先生方もいらっしゃいます。
またそれから、ステップサポーター、不登校の子のためのステップサポーター、講習1,000円だったのが、最低賃金以下だったので、やっぱり最低賃金は守るべきとお伝えしながら、今年度1,250円となりました。しかし、200人の対象児童生徒がいますので、そこで62というのは足りません。ですから、そこを増やすこと。あるいは、なんで増えないかというところに着目をしていく必要があるのだろうなと思っています。交通費の支給ということがされていませんので、例えばそういった交通費の支給をする。あるいは、有償ボランティアという括りのままでよいのかということ。そういった整理も行っていただければなと思っておるところです。さらに、介助員ですけれども、小・中学校での報酬の差というのも出てきています。こういった方々がいてくださることが、学校の教育活動を豊かにするということで来ていただいているわけですから、その方々が安心して働いて、ずっと続けられる、そういったものをより整理をしていっていただければと思っているところでございます。今後、今江戸川中で頑張ってくださっている先生たちがいらっしゃいます。教職員の方々がいらっしゃるので、その方々と一緒に子どもたちを真ん中において、みんなどの子も幸せだなと思えるような学校になっていくといいなと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
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