会議 | 令和4年決算特別委員会(第3日)-09月29日-03号 |
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日付 | 令和4年9月29日(木) |
開会 | 午前10時00分 |
閉会 | 午後4時50分 |
場所 | 第1委員会室 |
案件 | 令和3年度決算審査(第3日) 一般会計歳出 第9款文化共育費、第10款生活振興費、第11款産業経済費 |
【令和3年度決算審査/一般会計歳出 第9款文化共育費、第10款生活振興費、第11款産業経済費について】
◆間宮由美 委員 私は成人式についてお聞きをしたいと思っておりました。令和3年度には成人式を行うことができました。コロナ禍でもありました。何を大事にされたのかをお聞かせください。
◎森本磨岐子 健全育成課長 国や東京都の基準、ガイドライン、そういったものを準拠しまして、安全第一の式典、この実施を最大の使命といたしました。
◆間宮由美 委員 ご苦労は大きかったと思います。当時の状況を鑑みてのご決断に感謝いたします。
一生に一度の成人式ということで、ここへの思いはとても大きいものがあるということを改めて実感しましたのは、その前の年の混乱の中でのオンライン配信となった成人式でした。あのとき会場開催は中止ですと発表されてからの1週間、私のところに届いた声は200を超えました。あなたからしたら、たかが成人式、しかし我々からしたら大きな節目なのですと、強い言葉で抗議の文を送ってこられた新成人の方もいました。
でも、たかが成人式とは考えてないからこそ、当初区は開催する方向で考えてきたことなどやり取りをする中で、その彼は一方的な言い方をしてしまい、大変失礼しましたと感情的になったことへのおわびの言葉とともに、改めて成人式への思いを誠実に書き記してくれました。そのような方を含めてたくさんやり取りをしたからこそ、あのとき会場に集えなかった皆さんのことを忘れてはならないと思っております。これまで何度も10年後の成人式をとお伝えしてまいりました。10年後の成人式、ぜひお考えください。
そして、これからの成人式の在り方ですが、これまでも何度も申し上げてきましたが、参加から参画ということが求められていると思います。お考えをお聞かせください。
◎森本磨岐子 健全育成課長 これまで今年もそうですけれども、二十歳の方を対象に団体からの推薦、あと区のホームページ、広報えどがわ等で公募いたしまして、毎年ユースフォーラムを開催しております。
将来の夢や興味・関心のあること、祝う会でやってほしいことなどについて語り合うことで、改めて自分自身を見つめる機会とそのようにさせていただいております。若者らしい当事者の声を多くそこでは頂戴しておりますので、できることから実践させていただきたいと、そのように考えております。
◆間宮由美 委員 大人の敷いたものに参加をするということではなくて、本人たちが最初から一緒につくり上げていく、参画をする、そこに向かっての第一歩が始まっていると思います。
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◆間宮由美 委員 スケートパークをぜひつくってください。
お聞きすることは1点です。
令和3年度には、水辺のスポーツガーデンにおいて、人工芝を天然芝に変えるということが行われました。なぜでしょうか、お考えをお聞かせください。
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◆間宮由美 委員 私も中山委員と同じ意見です。地区会館と町会会館、どちらも町会の活動を担う大事な拠点となっています。地区会館にはお金が出るけれども、町会会館には出ないということで、町会会館に対しても耐震補強助成が使えるように、あるいは建替えなどの費用がでるように、お考えを進めていただきたいと思います。
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◆間宮由美 委員 区全体の地域に関わりますので、3目から8目まで関係いたしますが、最初のこの目でお聞きをいたします。
災害救助関係経費に関わりお聞きをします。
防災に関して、現在、地域サービスとして各町会、自治会とどのように関わりを持たれているでしょうか。
◎野口千佳子 小松川事務所長 地域によって関わり方は違うんですが、避難所運営協議会の会議や、それから避難所開設訓練、また地域の防災訓練などに参加している場合などがございます。例えばでございますが、ある地域では、昭和58年ぐらいから地域全体の防災訓練を実施するなどしておりまして、そこには地域サービスもかなり一緒に連携をして、防災訓練と関わっております。
◆間宮由美 委員 各町会・自治会の自主性を大事にしながら、しかし全体を把握している区の係として大事な役割を果たしていただいてると思います。避難所運営協議会などの際にも関わっていただいているとのことです。
現在、地区防災計画を各町会ごとに作ろうとしています。令和3年時点では、策定したのが4町会、策定中が3町会です。一昨日の危機管理費でも申し上げましたけれども、江戸川区には274の町会、自治会がございます。その全てで作るための鍵は、各町会・自治会の様子を知ってくださっている生活振興部の地域サービス係の方々だと思っています。危機管理部とともに協働を強めて進めていただきたいと思いますが、その点はいかがでしょうか。
◎野口千佳子 小松川事務所長 委員おっしゃるとおり、地域コミュニティの形成が防災減災の鍵であると認識しております。先端である危機管理部と連携しながら、様々な機会を捉えてサポートしていきたいと思っております。
◆間宮由美 委員 ぜひよろしくお願いいたします。
最後になりますが、この2月からずっと江戸川区で学んでいる、あるいは江戸川区で暮らしている20人前後のウクライナ避難民の方々と関わり、ご相談をお受けしています。その中で、生活振興部の方々が、このたびのウクライナ避難民の受入れに際しては、ともに生きるまち推進課とも連携を取りながら丁寧に接していただいていることに感謝をいたします。まだまだ長くなりそうです。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
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◆間宮由美 委員 区内で有機栽培を行っている農家さんは、令和3年度現在、どれだけあるでしょうか。
◎関山健二 産業経済課長 有機栽培を行っている農家さんの数としては、現在把握していない状況でございます。数としてはかなり少ないんじゃないかなということで、私ども捉えております。
◆間宮由美 委員 国も有機栽培について助成金を出すようになっています。区としては、区内農業における有機化については、どのようにお考えになっているでしょうか。
◎関山健二 産業経済課長 有機栽培、有機農家ということであれば、例えば消費者にとっては販売価格が高かったり、自然環境で育っているので虫に食べられている状況だとか、あと生産者にとっては手間がかかるとか、収穫量が少ないとか、安定した供給ができない、そういうことからなかなか進んでいかないかなというふうに思っています。区としてどうするということは持ち合わせておりませんが、生産者の経営判断になりますので、区が進めてくださいとかってそういうことは言えないんですが、農家の状況とかは把握したいと思います。
◆間宮由美 委員 やはり区としても一緒に進めていっていただきたいと思っております。先日、報道番組で、自治体が有機農法を行いたい農家の学びを応援するということで取り上げられていました。環境と経済の併存ということも、それからみんなで健康に生きるということも含めて、なかなか今おっしゃったように難しい問題がたくさんありますし、農薬を減らした農業、どうやってやっていくのか、害虫のことや雑草のことやいろいろございます。難しい課題はあるんですけれども、しかし、自治体が専門的に勉強しながら、それを農家さんと一緒に考えていくことによって、非常に大きく進めているところもございました。ですので、今後ぜひ有機農法ということを農家さんと一緒に考えていっていただきたいと思っておりますので、課題として取り上げておいていただければと思っております。
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◆間宮由美 委員 令和3年度の1,000万円以上の負債を抱えての倒産、閉店件数は36件、負債額は29億8,000万円とのことです。この年の倒産、閉店の状況や特徴、また1,000万円以下の負債についても分かりましたらばお聞かせください。
◎関山健二 産業経済課長 まず、1,000万円未満の負債額での倒産件数というのは、区としてはちょっと把握できない状況でございます。ですので、1,000万以上の倒産件数について、状況としては、昨年度は36件ということで10年間で最も少ない状況でございました。あと、状況についてなんですが、業種別では建設業が12件、情報・運輸が5件、サービス業5件ということになってございます。
◆間宮由美 委員 10年間で最も少ないということですが、1,000万円以上の負債ですから、本当に倒産がずっと続いてきての少なさになっているのではないかというふうにも思います。特に、実感としては、小さなお店の倒産、閉店は去年度も増えていたように思います。ぜひ、負債額1,000万円未満の中小零細企業の倒産、閉店の動向を掴む手だてを、これはご検討いただきたいと思います。それがあることで、やっぱり区内の動向というのが正確に掴めるようになるのではないかなと思いますので、ぜひご検討いただきたいと思っています。
さて、コロナ禍で疲弊した飲食店を応援しようということで、産業経済部からは区役所職員の皆さんに宛ててテイクアウト表が出されていました。それを実質的な応援にするために、役所でお弁当のテイクアウトを考えていただきたいと去年も申し上げましたが、まだ実現はされていません。しかし、ようやく機が訪れたと思います。これは、これからのことになりますので要望にとどめますが、本会議で金井議員が取り上げてくださった食堂の閉鎖、これ私も金井議員と同じく胸を痛めておりました。そこを使っている職員の数は少ないというふうにお話はございましたが、しかし、毎日であっても行っている方々は少なくはないと思いました。お昼を充実して過ごすことができれば、午後も頑張ることができます。職員の皆さんのために、そして飲食店のために、食堂の今後が決まるまでの間でもテイクアウトのお弁当を売ってもらうということはいかがでしょうか。1日に5店舗が参加すれば、20日あれば100店舗が携わることができます。お店を応援して、職員も応援して、それって凄く素敵だと思うのですが、ぜひご検討ください。
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