「由美さん、毎日みんなのためにお疲れ様です。コロナが大変な中、不安な日々を過ごされている方も多いかと思います。ご相談もたくさんで、由美さんお身体は大丈夫ですか。
年末が近づくと、いつもあの日を思い出します。お忙しい中、私たち三人を優しく迎え入れてくださった由美さん。あの日があるから、今こうして生きて、一歩ずつ前に進めます。ずっと、あの日と、あの時の出会いは忘れません。ありがとうございます。」
出会ったときは、彼女はどん底の状態でした。
小さな子を二人抱えて、壮絶なDVに苦しめられていました。
いろんなことがありました。
でも、それから、もう10年近くが経ちました。
今、彼女は、他の人のことを思いやれる人となり、一生懸命働いています。
彼女から届いた葉書には「ひとりじゃないよ」って書いてありました。
今日は、
「どん底に落ちています。無理心中本当に考えてます」って、
一生懸命にがんばろうとしている若いお母さんからのLINEが来ました。
「一人暮らしで、コロナにかかったらどうなってしまうんだろうって、心配で、病んでしまいます」って、高齢の方からのお電話が来ました。
「お仕事がなくなってどうしたらいいかわからない」って‥
次々と来る連絡。
だから、今日は、彼女の葉書を載せました。
今は、どん底に思うかもしれない。
そして、今は、どんな言葉を言っても、響かないかもしれない。
でもね、きっと道はある。
彼女と彼女の子どもたちが、いま、シャンと立っているように、
必ず
「あんな苦しい時があったよね」って話せる時が来るから。
だから、
一緒に、もう少し歩いてみようね。