会議 | 令和5年 1月 行財政改革・SDGs推進特別委員会-01月13日-08号 |
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日付 | 令和5年1月13日(金) |
開会 | 午前10時00分 |
閉会 | 午前 10時27分 |
場所 | 第1委員会室 |
案件 | 1 案件:委員会調査概要の作成に向けた意見交換 2 その他 |
【委員会調査概要の作成に向けた意見交換】
◆間宮由美 委員 どの座学も視察先も有意義でありました。ですので、まず正副委員長と事務局、執行部の方々に感謝申し上げます。
本区におけるAIを活用した業務効率化区民サービス向上の取組みについて、児童相談所におけるAIの活用についてですが、区民にとっても職員の皆さんにとっても大きな一歩を踏み出したものと思いました。児相に関係するご相談の中で多いのは、職員の方との意思の疎通がうまく図れないということがございます。職員の皆さんは、どの方も研修を重ねて熱意を持って対応しようとしてくださってはいるのですが、受け止めきれない親御さんたちとどう話すかということはそれなりの経験や深い見識が必要となるわけですが、一足飛びに身につくことではございません。特に、電話の場合は、顔を見て話すよりももっと難しく、声の抑揚であったりで間であったり、それらを電話の向こうで敏感に感じて悪く取ってしまう方も少なくはありません。そのときに文字起こしがされて、チームで、あるいは上司の方がその内容を見ながら、次の言葉であったり、声の調子であったり、その場で助言ができるということ、それはとても大きな意味を持つことだと思いました。また、それらが文字化されることによって、上司への報告においても、捉え方の違いなども指摘することもできますし、また正確な判断にも繋がり、トラブルの防止にも繋がっていると思いました。さらには、要約機能についてはまだ不完全のようですので、ここをすぐにコピーアンドペーストして報告文書とすることができるようになると、業務の短縮にも繋がり、それは直接子どもや親御さんとの対応の時間に充てることができるようになることでもありますので、さらにAIが賢くなれるよう改善が進むことを願うものです。また、さらに全ての部署での活用に進むことも望みます。
スポーツSDGsの取組み、日本財団パラアリーナはお使いだったどの障害者の方もここがあるから、より高く、より速く、より強くなれるということをおっしゃっていましたので、本当に良い施設なのだと思いました。建物の期限が限定されているということでしたので、これについてはぜひ残してほしいという要望が大変強い施設であると思いますので、区としても残す方向を要望していただければと思います。
国における外国人に対する相談対応を行う外国人在留支援センターについてです。特別委員会での視察先に外国人在留支援センターFRESCを選んでいただいたことで、人々の役に立つための見識を深めるという視察の意義を改めて感じることができました。私はこの場所を存じませんでした。しかし、視察として伺えたことにより、どんなご相談がどのようにできるのかが分かりました。ご対応いただいた課長さんに今抱えている問題についてのご相談ができるかをお聞きしたところ、ぜひおいでくださいということでしたので、後日、ウクライナとロシアの19歳の女性3人と一緒に伺い、ご相談に乗っていただきました。相談ブースでは、電話のスピーカー機能を使ってロシア語の通訳の先生がお話してくださいました。難点としては、電話を介しての通訳となるので、お互いに聞こえづらく、どうしても大きな声にならざるを得ないことでした。そうすると、お隣のブースの声と混ざり、余計に聞き取りづらくなってしまいます。個人情報でもありますので、そこの改善をしていただけることを望むものです。内容についてはとても丁寧に教えていただきました。しかし、事前にウクライナの方々だけで伺ったときには、前向きなお話にはならなかったそうなのです。ですから、私と行っても同じではないかと当初思ったそうなのですが、私が同行したときには上司の方がいてくださいましたので、より的確に話を進めることができました。としますと、どこでもそうですが、やはり窓口対応してくださる方の力量が問われることなのだと思った次第です。日本人の私でさえとても難しい話を、日本語もよくわからない人たちにとったらどんなに不安か、それを丁寧にその国の言葉で支えてくださる仕組みがつくられていることに感謝をいたします。そして、このような窓口があることで、誰もがいつ行っても力になってもらえるように、さらに対応の力が深まることを望むものです。どの案件についても言えることとして、一人ひとりの職員の方が最新の情報と経験、そして相手への共感力を身につけていくことを絶えず努力し続けることが、誰一人取り残さない、誰もが幸せに生きていくための支えとなることができるのではないかと思った次第です。そして、それは私自身が身につけていくことでもあり、努力をしてまいりたいと思いました。